ツッパることに全力だった、あの頃を過ごした世代へ贈る“昭和青春群像劇”
映画『昭和最強高校伝 國士参上!!』劇場公開へ
1970年代の不良高校生の“抗争”を実写化した映画『昭和最強高校伝 國士参上!!』(高瀬将嗣監督)が8月6日から、渋谷ユーロライブで公開される。

映画『昭和最強高校伝 國士参上!!』
映画『昭和最強高校伝 國士参上!!』は、1970年代の東京が舞台。
「世田谷の皇士舘」とライバル「十条の高麗学園」、2つの不良高校による血で血を洗う抗争を、壮絶なアクションとドラマで描いた娯楽活劇だ。
【ストーリー】
主人公の小川錦市は決闘罪で補導され、「少年院が天国に見える」と称される首都最強の不良高校・皇士舘高校への入学を余儀なくされる。そこでは、独特の伝統や不良世界の不可思議なルール、そして「鉄の拳」と恐れられる李烈率いるライバル校・高麗学園との壮絶な戦いに挑むことになる。
よみがえる1970年代の“国士舘VS朝鮮学校”の抗争
劇中で繰り広げられる日常や喧嘩は、当時に実際に起きた2つの学校による“伝説の死闘”のさなかにあった高瀬将嗣監督の実体験に基づくもの。1970年代の国士舘高校(東京世田谷区世田谷)とケンカでライバル校であった朝鮮高校(東京北区十条)との争いを軸に描かれる。

当時の学ランや髪型、不良特有の言葉使いまで再現
“ガチンコ”のアクション
高瀬将嗣監督は『あぶない刑事』『ビー・バップ・ハイスクール』などでアクションを担当したことで知られ、今回の作品でも特殊効果やワイヤーを使わない“ガチンコ”のアクションを貫いている。

殴る蹴るはもちろん、頭突きに背負い投げとガチンコアクション
高瀬監督が得意とするリアルヒッティング(サポーターを仕込み、実際にパンチやキックを当てる殺陣)で構成されており、キャスト陣も極度の興奮状態でアクションをこなすことになり、当時の生々しい喧嘩を再現することに成功したという。


津川雅彦や宅麻伸も出演!
主演は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』で注目された高木万平、心平の双子俳優を起用。JAC出身で舞台『BIOHAZARD THE STAGE』などで活躍する中村誠治郎や『海難1890』の辻本祐樹らが出演している。

主人公・小川錦市を演じた高木心平(左)と万平(右)
皇士舘教師役の秋野太作、同舘長役の津川雅彦、 錦市の中学時代の恩師役の宅麻伸 (友情出演)ら重鎮が物語のキーとなる部分を担っているのも見逃せない。

津川雅彦

秋野太作

宅麻伸

高瀬将嗣監督
ツッパって過ごした人間には若い頃を思い返せるアツい娯楽作『昭和最強高校伝 國士参上!!』。激しい抗争を通して『パッチギ』のような在日2世たちのプライドと葛藤や、『ビー・バップ・ハイスクール』のような高校生たちの恋と青春も同時に描いている。
