ジャンジャンバリバリ~ 実はパチンコ否定曲だった『パチンコマン』BOOGIE MAN

ジャンジャンバリバリ~ 実はパチンコ否定曲だった『パチンコマン』BOOGIE MAN

1994年のヒット曲、ブギー・マンの『パチンコマン』。 耳に残る「ジャンジャンバリジャンジャンバリ パチンコマン♪」のフレーズでパチンコファンの心を掻き立てた同曲にまつわるエピソードを動画と共に紹介します。


1994年に流行した異色のパチンコソング、BOOGIE MAN『パチンコマン』

「ジャンジャンバリジャンジャンバリ パチンコマン♪」のフレーズで大きな印象を残した1994年のヒットソング。
人間臭いユニークな歌詞と、レゲエのリズムをマッチさせ、ジャパニーズ・レゲエ・シーンがブレイクするきっかけを作ったとも評価されている。

リリースするつもりは無かったのに、大ヒット。

元々『パチンコマン』は、1994年にパチンコ屋のラジオCMように使われた歌であり、シングルとして発売する予定はなかったらしい。
だが、ラジオで曲が掛かると強烈なインパクトに問い合わせが殺到。
急遽1994年8月にシングルとして『パチンコマン』をリリースし、ブギーマンはメジャーデビューすることになった。

『パチンコマン』は、発売3ヶ月で30万枚を突破。
ブギーマンは1994年10月31日、ダウンタウン司会の音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』の「誰やねん!? ~Who are You!?~」コーナーにも出演した。

歌手:BOOGIE MAN
作詞:リトル・ブギー・マン
作曲:リトル・ブギー・マン

『パチンコマン』シングルCDのジャケット

実はパチンコ否定の歌詞だった『パチンコマン』

元々パチンコ屋のCM用に作られ、パチンコ屋の有線放送で流れることもあった『パチンコマン』。
小気味の良い「ジャンジャンバリバリ~」のフレーズに『おっ、パチンコ行ってみるか』となった方も多かったはず。

だが、歌詞の中にはパチンコにハマる人たちへの皮肉と批判が込められているパチンコ否定ソングである。

パチンコにハマったことのある人ならば、耳の痛い内容がこれでもかと歌詞に詰め込まれている。
パチンコ中に流れたら「ごめんなさい…」とすごすごと帰りそうである。

こうした歌がパチンコ業界になぜ受け入れられたか不思議に感じるけれども、パチンコが大きな社会問題にならぬよう自主的な啓蒙活動を行っていたのではと推測する人もいる。

歌ってたBOOGIE MAN(ブギーマン)って誰?

大阪出身のレゲエDJ。
中学生の頃にレゲエの神様ボブ・マーリィに影響を受け、DJを開始。
1991年にはジャマイカに渡るなど、レゲエの世界に足を踏み入れた。
1994年8月に「パチンコマン」をシングルとしてリリースし、メジャー・デビューを飾った。

BOOGIE MAN(ブギーマン)

『パチンコマン』ヒット以降のBOOGIE MAN

1995年に自身初のフルアルバム「BIG TIME」をテイチクよりリリース。
1996年にメジャーとの契約が切れてから、しばらくリリースを休む。
2000年にジャマイカでの長期滞在を経て帰国後に活動の拠点をカエルスタジオに移す。
「SKY IS THE LIMIT」や「ROCK CITY」などの作品に多数参加。
2006年3月に更なる進化を求めて『VADER』とともに『ラガラボMUSIQ』を設立。
全国各地のクラブやイベントへ精力的に参加している。

ブギーマン :EARLY YEARS~The Days Of“Pachin Man"~

ジャパニーズ・レゲエ・シーンのブレイクのきっかけを作ったブギーマンの初期ベスト。 ヒット曲「Pachinco Man」をはじめ、雑多な街の風景と徹底的なまでの人間臭さを描いた歌詞とレゲエのリズムとが見事に合致した曲の数々は今も輝きを失っていない。 『ジャンジャンバリバリ』でブームを巻き起こした'94年のヒット「パチンコ・マン」をはじめ、ブギーマン自身が監修、選曲した全15曲を収録した初のベストアルバム。

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