「11PM」や「クイズダービー」などで活躍した大橋巨泉、急性呼吸不全で死去

「11PM」や「クイズダービー」などで活躍した大橋巨泉、急性呼吸不全で死去

「11PM」や「クイズダービー」などでテレビ司会者として親しまれていた大橋巨泉が、7月12日午後9時29分に急性呼吸不全で死去した。82歳だった。葬儀はすでに行われており、後日「大橋巨泉を偲ぶ会」が催される予定。


人気テレビ番組の司会者として親しまれた大橋巨泉が7月12日に死去

「11PM」や「クイズダービー」などで活躍したタレント・司会者の大橋巨泉が、7月12日の午後9時29分、急性呼吸不全のため千葉県内の病院で死去した。

急性呼吸不全で亡くなった大橋巨泉(82)

2013年11月にステージ4の中咽頭がんを発症、以来3回のがん手術と4回の放射線治療を受けてきたが、昨年11月に発症した2度に渡る腸閉塞とその手術による衰弱、さらに今年4月には自宅療養中に体調が悪化して、一時的に意識を失い、緊急入院したという。入院先のスタッフの治療で3ヶ月間も耐えたが、12日に亡くなった。

大橋は2005年からがんの闘病を続けており、週刊現代で約20年間連載を続けていたコラム「今週の遺言」は、今年6月27日発売号で自らの意志をもって最終回を迎えた。
自身の病状について「衰えた」「何時まで生きられるかわからない」などと記していた。

最後にコラムが掲載された『週刊現代 2016年 7月9 号』( 2016年6月27日発売)

大橋巨泉のコラムが終了!闘病での健康面が理由に! - Middle Edge(ミドルエッジ)

大橋は、ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、タレント・司会業に転身。

1960〜80年代には、「11PM」「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」「クイズダービー」「大橋巨泉の世界まるごとHOWマッチ」などの多くの人気番組に数多くの司会を務めた。

1990年には56歳で「セミ・リタイア」を宣言し、季節に合わせてオーストラリアやニュージーランド、カナダなどの自宅で生活し、たまに日本に帰国し番組に出演するという生活を送ってきた。

大橋は、春と秋は、日本。夏は、カナダ。冬は、オーストラリア・ニュージーランドで快適に過ごしていた。

ニュージーランド宅

2001年には参議院選挙に当選して政治家に転身するも、6ヶ月で辞職。

一時、政治家に

今年の2月には、黒柳徹子が司会を務めるテレビ朝日系『徹子の部屋』の40周年記念ゲストとして、7月7日に83歳で亡くなった永六輔と共に出演。番組では、“ラジオの巨人”永と、“テレビの巨人”巨泉を「奇跡の初顔合わせ」として紹介された。

盟友の二人が奇跡の出演を果たした。

クイズダービーで飛び交った「はらたいらに3000点!」「篠沢教授に全部!!」「3択の女王竹下景子」などの名シーン。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

せーの、HOWマッチ!『世界まるごとHOWマッチ』 - Middle Edge(ミドルエッジ)

妻の寿々子さんが寄せた手紙

毎日新聞は、妻の寿々子が寄せた手紙を掲載した。
手紙には、「どうぞ大橋巨泉の闘病生活に”アッパレ!”をあげて下さい」と記載され、「皆様方も良くご存知のように夫は自他共に許す”わがまま”と言われ、痛い事や辛い事、待つ事、自分の意に染まない事は避けて通るという”我儘”でした。(中略)4月から3ヶ月間は死を覚悟し、すべてを受け入れ、一言も文句も言わず、痛みも訴えずに、じっと我慢してくれました」と死直前までの闘病生活について書かれていた。
また、永六輔さんの訃報は「ショックの大きさを考えて伝えませんでした」と大橋を気遣った妻の想いが綴られていた。

妻の寿々子が寄せた手紙の内容。

葬儀・告別式は親族のみで行い、後日「大橋巨泉を偲ぶ会」が開催される。

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