長寿連載の4コマ漫画「かりあげクン」
1980年から双葉社の「週刊漫画アクション」にて連載開始。
作者は「コボちゃん」や「フリテンくん」等で有名な植田まさし。形式は4コマ漫画。
1999年から『まんがタウン』『まんがタウンオリジナル』に移行。2010年8月現在は『まんがタウン』『週刊大衆』にて連載中。
正式名称は「ほんにゃらゴッコ かりあげクン」。1989年にはTVアニメ化もされている。

漫画「かりあげクン」 第1巻

こちらはアニメ版

表紙からブラックユーモアたっぷりの内容!

「かりあげクン」のトリビュート増刊
自由すぎるサラリーマン『かりあげクン』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
「かりあげクン」の笑える画像集!!

社長のドラ息子

体温計

初日の出

門松

カモ猟
かりあげクンの本名は「かりあげ正太」
主人公はかりあげ正太。かりあげ頭が特徴。
※初期は「庄太」と表記されていた。
29歳。体重59kg。血液型はA型(Rhはマイナスと非常に珍しい)。
いたずらが大得意である。
いたずら以外の趣味は賭け事(麻雀に強い)と料理。
その他、登山と陶芸、茶道、釣りなど。特に料理の腕は一流で友人にも絶賛されるほどだが、その性格のために、ろくな食べさせ方をしないことがある。
独身。懲りずにラブレターを書いたりデートに誘ったりするが、その都度フラれる。

万年・平社員のかりあげ正太
ほんにゃら産業の営業課に勤務。
一度をクビになったが、入社試験でほんにゃら産業に再入社。
これは新入社員がいなくてみっともないという社長の意向によるお遊びであった。
社内野球にも参加。
ポジションは主に外野や捕手を守っているが、守備も打撃もあまり得意ではないようである。
ふざけたプレーばかりをしている。
塁に小便をかけて盗塁を防ぐ、自軍のチャンスにベースを蹴っ飛ばしてランナーを混乱させる、木下社長にデッドボールが当たった時に同僚と共に冷却スプレーではなく、シェービングクリーム、ヘアスプレー、ゴキブリ殺虫剤、アサヒペン塗料を吹きかけるなど。
かりあげクンが勤める「ほんにゃら産業」って?
かりあげが勤める企業で、企業形態は商社とされている(アニメ版初期は『ほんにゃら商事』となっていた)。
現在の社長は木下藤吉。原作では2代目(初代社長は父親)。
子会社もあり、1つは成長してほんにゃら産業と同じ規模の会社になったらしく、木村課長のようにヒゲを生やした社員やかりあげみたいなふざけた社員がいるなどで、かりあげはクローン会社と呼んでいる。
これ以外にも全国にいくつか支社(大阪、富山、新潟、山形など)がある他、日本国外(ニューヨーク)に支社もあるらしい。

ほんにゃら産業の面々
社内には労働組合があり、毎年春闘が行われている。かりあげも労組に所属しているが、労使交渉の際には(自分だけ給料を上げてもらいたいため)社長側に付くことがあり忠誠的というわけではない。
経営は常に右肩下がりのようだが、テレビ番組のスポンサーになったこともあり、好調だったこともある。福利厚生は充実しており、毎年社員旅行や社内運動会が開かれている。
また、野球部やボート部など社会人チームを多く設けている。
かりあげクンにイタズラされる登場人物たち
木村課長
かりあげの上司。ほんにゃら産業営業課長。かりあげのいたずらの最大の被害者。
うなじフェチ。口癖は「ンモー」、「ヒマなヤロ」。
典型的な中間管理職で、部下のミスや遅刻はもちろん、ちょっとした小さなミスでも「バカモン!」と怒鳴り散らすため、部下からの評判はあまりよろしくない。その反面、木下社長を始め上司達にいつもゴマをすっている。

木村課長
「かりあげ被害者」ながら、かりあげと行動することが多い。
例えば、課長の家にかりあげが度々訪問する、課長の給料の額を知っている、果ては課長の奥さんのへそくりの隠し場所や金額なども知っているなど)。
一度、かりあげの爪のアカが入ったお茶を知らずに飲み、かりあげのようにいたずら好きになったり、床屋でかりあげと同様のヘアスタイルにされたこともあった。
三流大学卒とも、早大商学部卒とも言われているが、知性が伺える描写は雑学以外ほとんどない。

長電話を注意されたかりあげクンの話
木下藤吉社長
ほんにゃら産業社長。木村課長と同じくいたずらの被害者。厳しいが社員を気遣ったりするなど優しい部分もある。
年齢は不評だが本人曰く「関東大震災を経験している」らしい。
「何であんな社員取ったんだ」とかりあげを雇ったことに対し、自責の念に駆られたり、かりあげのせいで入院したりそれが長引いたこともある。

社長宅にお邪魔した際の話
歯は総入れ歯、頭はバーコード(かりあげが調べたところ385円)だが、若い頃は意外にも男前であった。
コンプレックスは口臭(原因は入れ歯)と顔のシミ。肌の手入れは朝昼晩と欠かしていないと言うが、やはり年齢には逆らえない様子。
カラオケの十八番はクールファイブ。
また、5人の子供を“外で作った”実力者でもある。かりあげにも「出生率5.0」と揶揄された。

このタカとかけて「総入れ歯の社長」とときます

「ハ(歯)クセイ」
皮肉たっぷりのブラックユーモア!4コマ漫画の王道をいく「かりあげクン」。
読売新聞の朝刊で連載中の「コボちゃん」では見られないアクの強いギャグが植田まさしの真骨頂!
やはり4コマ漫画はスラスラ見られて、気軽に楽しめる。