90年代のリバイバル・リメイク版「ロボットアニメ」

90年代のリバイバル・リメイク版「ロボットアニメ」

特撮番組『スーパーロボット レッドバロン』のリメイクのテレビアニメ『レッドバロン』(1994年)、『ゲッターロボ』のリメイク『ゲッターロボ號』(ゲッターロボごう・1991年)など1970年代から80年代の人気ロボットアニメや特撮ドラマを原案とするリメイク・リバイバル版作品が90年代に多く作られました。いくつか代表的な作品をピックアップしておさらいしてみましょう。異色作が多いですね。


『ゲッターロボ號』(ゲッターロボごう・1991年) 『ゲッターロボ』のリメイク

『ゲッターロボ號』(ゲッターロボごう)は、1991年2月11日から1992年1月27日までテレビ東京系で全50話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ。

ゲッターロボ號、翔、剴の3種類の合体は、過去のゲッターロボの玩具と異なり、(アニメでの合体とは異なるが)実現可能な3種類合体としてデザインされた。

ゲッターロボ號・翔は分離時の各戦闘機(漫画では"ゲットマシン"、アニメでは"ゲッターマシン"と呼称。なおアニメでは、"ゲッター○○"という呼称は、ゲッターマシン(戦闘機)の呼称として用いられているので、ここでは戦闘機を"ゲッターマシン ○号機"として区別する)を2機合体させることで人型を作り、残り1機をブースター(バックパック)として背中に装備する構造で、ゲッターロボ凱のみ、横にした後部主推進部と前部無限軌道部とした2機を前後で接合し機体下半身とし、更に縦にした上半身になる機体を下半身に垂直に合体させ、初代ゲッター3と類似したフォルムとしている。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

『ゲッターロボ號』(ゲッターロボごう)

ゲッター剴(がい)
第13話から登場。メインパイロットは大道剴。
水中戦および地中戦タイプ。3形態のなかで一番出番が少ない。初登場時にも剴の優柔不断さが災いして、合体した直後はまともな動きを取れなかった。

ゲッター翔(しょう)
第12話から登場。メインパイロットは橘翔。
空中戦タイプで高速戦闘を得意とする。元々宇宙開発のために製造されたゲッターだが、劇中で宇宙戦闘の経験がある形態はゲッター翔だけである(第30話で宇宙に上がる際に大気圏離脱用ブースターを背負い、衛星型メタルビースト迎撃に向かった)。女性がパイロットのためかフォルムが女性的である。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

ゲッター剴(がい)・ゲッター翔(しょう)

バンダイグループのユタカ「スーパー合体 スーパーゲッターロボ號」 完全な変形合体を実現。

番組スポンサーとして玩具を手がけたバンダイグループのユタカも、過去のゲッターでは成されなかった変形合体の完全再現を目指して商品の企画開発に臨んだ。石川賢は後にインタビューで「ユタカ側が非常に意欲的で、しかも完全な変形合体が出来た事に驚いた」と述懐している。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

バンダイグループのユタカ「スーパー合体 スーパーゲッターロボ號」 完全な変形合体を実現。

第11話から登場。メインパイロットは一文字號。
原型である宇宙開発用ゲッターのスタイルを受け継いだ地上戦タイプ。行動範囲こそ地上に限定されるが、もっとも出番が多く、水中での初合体ではゲッター剴からゲッター號への合体を成功させている(第16話)。また、2号機と3号機のメインバーニアを同時に点火することで、短時間だが飛行も可能(第49話)。

武器は拳を発射する「ナックルボンバー」、背中のホバージャイロから放射する電磁波攻撃「マグフォースサンダー」、背中のジャイロを取り外して回転鋸として投げる「ブーメランソーサー」、3号機の垂直尾翼部に隠されている刃を蹴り込み時に起こして相手を切り付ける「レッグブレード」など。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

ゲッター號(ごう)

スーパーゲッター號
Gアームライザーから分離した装甲を装着した形態。ゲッターロボ単独では新兵器「磁鋼剣・ソードトマホーク」がエネルギー不足で使用できないため、急遽開発されたエネルギー増殖炉を備えている。各強化パーツにGエネルギー増幅装置を内蔵し、これにより「ソードトマホーク」の形成が可能となった。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

スーパーゲッター號

Gアームライザー
ゲッターが纏う強化装甲と、それを輸送したりゲッターを援護する支援戦闘機とで構成される有人型飛行ユニット。支援攻撃機として使用されるほか、ゲッターロボ號を乗せて飛行したこともある。

出典 ゲッターロボ號 - Wikipedia

スーパーゲッター號・ゲッター翔(しょう)・ゲッター剴(がい)・Gアームライザー

『超電動ロボ 鉄人28号FX』(1992年) アニメ版『鉄人28号』の第3シリーズ

『超電動ロボ 鉄人28号FX』(ちょうでんどうロボ てつじん28ごう エフエックス)は、1992年4月5日から1993年3月30日まで日本テレビ系で全47話が放送された日本テレビ、ASATSU、東京ムービー新社製作のロボットアニメである。

アニメ版『鉄人28号』の第3シリーズにあたる。なお、本作では原作者の横山光輝本人が最終回まで直接シリーズ制作へ関与している。

旧作・第2シリーズのリメイクではなく、第1シリーズの続編として製作された。時代設定は2002年、主人公は少年探偵の金田正太郎本人ではなく、45歳になった私立探偵・金田正太郎と資産家の娘で科学者である妻・陽子との息子・金田正人(かねだ まさと)。状況によっては初代鉄人28号も出動した。

出典 超電動ロボ 鉄人28号FX - Wikipedia

『超電動ロボ 鉄人28号FX』(1992年)

鉄人28号FX
全高20メートル、重量24.8トン。
金田正太郎の妻で榊財団の社長令嬢の科学者・金田陽子が財団の財力を後ろ盾に新たなる時代の鉄人計画のフラッグシップモデルとして開発。
「FX」とは「Future X(未知なる未来)」の意味。

当初は夏樹三郎が主操縦者として予定されていたが、正太郎の息子、金田正人はFXの性能をスペック以上に引き出す事が出来た為、彼が主操縦者となる。
機体内部のエネルギーを一か所に集中する超電動システムによって、強大な超電動パワーを発揮する能力を持つ。

出典 鉄人28号 (架空のロボット) - Wikipedia

鉄人28号FX

タカラ(現・タカラトミー)が1992年5月に発売した玩具「超電動ロボ 鉄人28号FX」は好調な売上

タカラ(現・タカラトミー)が1992年5月に発売した玩具「超電動ロボ 鉄人28号FX」は好調な売上を示し、発売1か月で約7万4000体を販売。

タカラ(現・タカラトミー)「超電動ロボ 鉄人28号FX+17号合体セット」

タカラ(現・タカラトミー)「超電動ロボ 鉄人28号FX+17号合体セット」

後半より登場したライバルメカ・ブラックオックスも人気を得た。

タカラ(現・タカラトミー)「超電動ロボ ブラックオックス」

タカラ(現・タカラトミー)「超電動ロボ ブラックオックス」

OVA『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』(1992年) アニメ「マクロスシリーズ」のパート2として発表された。

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