同時上映(併映)のカップリングが生み出す意外性。落差あり過ぎの衝撃の二本立てや本命でない方が予想外に面白かったりするんだよねえ ・・・

同時上映(併映)のカップリングが生み出す意外性。落差あり過ぎの衝撃の二本立てや本命でない方が予想外に面白かったりするんだよねえ ・・・

昔は、地方を中心にどこの映画館でも当たり前のように行われていた“2本立て同時上映”。併映作品のギャップや落差が大きすぎてショックを受けたり、両方当たりだったり、本命でなかった方が自分好みだったり。この組み合わせの妙味をいくつか、おさらいしてみましょう。皆さんも、ぜひ、思い出してみてください。


同時上映の本命を併映が食ったパタン

人気絶頂の薬師丸ひろ子主演「探偵物語」を見に行って併映の無名の新人・原田知世の「時をかける少女」を見て皆が泣いて拍手が起こった

「探偵物語」は薬師丸ひろ子の主演映画第3作。アイドル絶頂期に大学受験で休業していた薬師丸の復帰作である。相手役である松田優作との身長差30センチや、当時の清純派アイドル女優としては極めて異例であるディープキスシーンなどで話題を呼んだ。

併映は『時をかける少女』。28億円の配給収入は1983年の邦画で2位となった。興行収入は51億円。

出典 探偵物語 (1983年の映画) - Wikipedia

薬師丸ひろ子主演の「探偵物語」を見に行って併映の原田知世デビュー作「時をかける少女」を見て皆が泣いて拍手が起こった

薬師丸ひろ子ちゃん!角川さんは併映で次のスター売り出していますよね!

"アイドル映画の金字塔"として今日でも評価が高く、後にテレビドラマ、映画などで、その時々のトップアイドルを主役に据えたリメイクが何度も作られる契機を作った作品である。

二本立ての併映は人気絶頂の薬師丸ひろ子主演『探偵物語』で、観客動員は保証されていたため、大林は興行を考えず、自分のやりたかった竹久夢二の絵のような少女をイメージし、大正浪漫のような映画を作ることにした。

公開当時は原田知世という無名の新人への期待の薄さから「また角川アイドルのSFモノか」とか「『ねらわれた学園』の二番煎じだろう」というムードが映画ファンの間にはあった。ところが映画が公開されると、この時代遅れの少女に多くの少年が虜になった。

出典 時をかける少女 (1983年の映画) - Wikipedia

原田知世のデビュー作「時をかける少女」 角川映画の全盛期の到来か!という予感がした。

「となりのトトロ」で気持ちが盛り上がるが「火垂るの墓」でトラウマ級に心が激しくしぼむ。茫然自失で席から立ち上がれない観客が続出したという。

この二作のコンビネーションを超える衝撃は中々無い。

「となりのトトロ」で気持ちが盛り上がるが「火垂るの墓」でトラウマ級に心が激しくしぼむ

『となりのトトロ』は1988年に日本のスタジオジブリで制作された長編アニメーション作品。昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と、“もののけ”とよばれる不思議な生き物「トトロ」との交流を描く。

「となりのトトロ」

『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如の短編小説。野坂自身の戦争原体験を題材した作品である。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、戦火の下、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いた物語。愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた二つの命の悲しみと鎮魂を、独特の文体と世界観で表現している。

「火垂るの墓」 この併映の落差には精神が鍛えられる。「火垂るの墓」を先に見てから「となりのトトロ」を見た方が賢いね。

加山雄三の若大将シリーズ第2作「ハワイの若大将」と「マタンゴ」 爽やかな気持ちが、すべて吹き飛ばされるカルトホラーの一撃に皆の心が打ち砕かれた。

『ハワイの若大将』(ハワイのわかだいしょう)は、1963年製作の加山雄三主演の日本映画。若大将シリーズの第4弾。

「ハワイの若大将」を見た記憶が、「マタンゴ」の衝撃で飛んでしまった人が多数・・・爽やかな気持ちが、吐きたい気持ちになる。

『マタンゴ』は、1963年8月11日に公開された日本の特撮ホラー映画。変身人間シリーズの番外編的作品。

奇談・怪談に属する内容だが、同時上映作品である『ハワイの若大将』とのギャップも手伝って、今日でもSFやホラー映画マニアの間で語り継がれる作品である。

カルトな人気を誇るホラー「マタンゴ」 よりによって歴史に残るカルトホラーの傑作が登場だ。

爽やかなイケメンの代名詞である加山雄三さんの『ハワイの若大将』とのギャップは史上最強クラス。爽やかな映画を見た記憶が飛んでしまいます。

第三の生物 マタンゴ。「ハワイの若大将」を見た爽やかな気持ちを、一気に吹き飛ばす破壊力を持つ「マタンゴ」

「続・エマニエル夫人」で勃起したナニが、サスペンス・スリラー映画の「暗闇にベルが鳴る」(1975)で劇的に縮みあがる

両方とも良い作品ですが、この組み合わせは・・・

「続・エマニエル夫人」/ 「暗闇にベルが鳴る」(1975)

前作の大ヒットにより製作された続編で、今回は香港が舞台。前作で性の喜びに目覚めたエマニエルが、女学生、パイロット、上流階級の少女などを相手に性遍歴を重ねていく。

前作よりはSEXシーンが増え、よりストレートな造りになっている。

続エマニエル夫人

『暗闇にベルが鳴る』(くらやみにベルがなる 原題:Black Christmas)は、1974年制作のカナダのサスペンス・スリラー映画。

かなり怖い作品。エマニエル夫人を見た喜びがすべて吹き飛んでしまいます。

聖夜の惨殺 『暗闇にベルが鳴る』

『陽のあたる教室』っていう心温まる映画を観に行ったら、同時上映がサイコ・サスペンスの傑作『セブン』だった。何も知らずに観たからドン引きしたよ。

『陽のあたる教室』(ひのあたるきょうしつ、原題: Mr. Holland's Opus)は、1995年に製作されたアメリカ映画。この作品で主演のリチャード・ドレイファスは1995年アカデミー主演男優賞候補になった。

1965年、アメリカ。作曲の時間欲しさにバンド活動をやめ、グレンは高校の音楽教師となった。だがやる気のない生徒たちの姿を見て、彼は音楽の素晴らしさを彼らに教えようと決心する。やがて子供が産まれて喜ぶグレンだったが、その子コールは生まれつき耳が聞こえなかった……。三十年に渡り情熱を持って教え続けた音楽教師の姿と、彼が息子との葛藤によって音楽の素晴らしさを再認識する様を描いた感動作。

<出典:allcinema>

『陽のあたる教室』

『セブン』(Seven, 劇中の表記は"Se7en")は、猟奇殺人を描いた1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。

キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界観を描いている。

『Sight & Sound』のレビューでJohn Wrathallは「セブンはGeorge Sluizer の『ザ・バニシング 消失』(1988年の映画版)以来最も恐ろしい結末の作品であり、連続殺人鬼との攻防を扱った作品としては『刑事グラハム/凍りついた欲望』以来だ」と書いている。

出典 セブン (映画) - Wikipedia

サイコ・サスペンス映画『セブン』

「コマンドー」と「バタリアン」 おまけのバタリアンが強烈すぎてコマンドーの内容を一切覚えていない。

本作品は、前年(1984年)の『ターミネーター』の悪役を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーが、転じて屈強で勧善懲悪のヒーローを演じたヒット作である。シュワルツェネッガーはビルドアップされた肉体と、それを存分に活かしたアクションを披露し、この作品で正義の味方としてのイメージを確立すると共に、アクションスターの地位を不動のものとした。

出典 コマンドー - Wikipedia

『コマンドー』(Commando)は、1985年にアメリカ合衆国で公開されたアクション映画。

上半身だけの老女ゾンビ「オバンバ」

バタリアン(Battalion、原題:The Return of the Living Dead)は、1985年にアメリカで製作されたホラー映画で、コメディ要素も持ち合わせている。

この映画タイトルを元に、「オバタリアン」という流行語も生まれた。

コールタール漬けにされていた「タールマン」 この作品はインパクトが強すぎた。

同時上映の両方が激アツ!

「ホーム・アローン」と「シザーハンズ」 クリスマスに笑える、そして泣ける。贅沢なコンボ。

コメディ映画

ホーム・アローン クリスマスつながりですね。

純真無垢な心を持つ人造人間と少女の交流を描いたファンタジー映画。

『シザーハンズ』(1991年)

「ある愛の詩」/ 「ロミオとジュリエット」(1980)

ある愛の詩/ ロミオとジュリエット(1980) 愛の名作・バイブルのコンビネーション

「死国」と「リング2」 苦手な場合、精神的なダメージが倍増するコンビネーションだ。好きな人にはたまらないのでしょうけど。

「死国」と「リング2」との2本立ては怖かったなあ。

「死国」と「リング2」

死国

リング2

日本で最初に劇場公開されたジャッキー主演作品の『ドランクモンキー 酔拳』と「トラック野郎」 両方見れて満足!お得感いっぱい。

酔拳 ドランクモンキー/トラック野郎 熱風5000キロ

本作は、日本で最初に劇場公開されたジャッキー主演作品である。日本公開時のキャッチコピーは「むかしドラゴン、いまドランク! 酔えば酔うほど強くなる、世にも不思議な酔八拳」。

日本公開は1979年7月21日、東映映画配給、『トラック野郎・熱風5000キロ』と併映上映された。

『ドランクモンキー 酔拳』

『トラック野郎・熱風5000キロ』(トラックやろう・ねっぷうごせんきろ)は、1979年(昭和54年)8月4日公開の日本映画。菅原文太主演、東映製作・配給による「トラック野郎シリーズ」第9弾。
10億5000万円の配給収入を記録、1979年の邦画配給収入ランキングの第6位となった。

『トラック野郎・熱風5000キロ』

同時上映の客層がぜんぜん違うのではないか?

「うる星やつら2 ビュ-ティフルドリーマー」と吉川こうじ主演「すかんぴんウォーク」 これは客層が明らかに違う・・・

「うる星やつら2 ビュ-ティフルドリーマー」と吉川こうじ主演「すかんぴんウォーク」

最初に上映されたのが同時上映の「すかんぴんウォーク」で、劇場内にいたアニメおたくからは不評の嵐だった。

吉川晃司デビュー作「すかんぴんウォーク」 劇場内にいたアニメおたくからは不評の嵐。

吉川晃司さんの魅力が詰まった「すかんぴんウォーク」

「うる星やつら2 ビュ-ティフルドリーマー」

アニメ史に残る傑作「うる星やつら2 ビュ-ティフルドリーマー」の映画パンフレット

「ゴジラ」と「とっとこハム太郎」 かなり違くないですか?どっちも得しないような・・・

ハム太郎は幼稚園児のお子さんが夢中、親は退屈。ゴジラの方は親が夢中。子どもは怖がって泣き出し、仕方なく親子で席をたったそうです。

「劇場版とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険/ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

幼児を連れた母親が「なんでハム太郎と一緒にこんなに恐ろしい映画を・・・」って、映画館のスタッフに苦情を言っている場面に出くわしました人もいるようです。

「劇場版とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険/ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

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