カラオケの語源・由来
ご存知の方が多いと思いますが、語源は「空オーケストラ」ということです。
歌を抜いた伴奏部分だけの録音テープが「カラ・オーケストラ・テープ」というもので、これによってラジオ番組などで歌手をゲストで招く際、歌手だけを招けばよいということでコストや手間が省けたというのが語源のようです。
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1970年以前の「カラオケ遊び」
主に「8トラジュークボックス」の時代。
ジュークボックスにマイク入力端子が備わったり、前述「空オケ」テープを流して素人が歌えるというものでした。

8トラジュークボックスのイメージ図
8トラ=8トラック
8トラック - Wikipedia

8トラックカートリッジテープ
1970年代、カラオケの誕生
8トラジュークボックスにカラオケ用カートリッジをセットにして、販売やレンタルを手掛けるビジネスが台頭します。
カラオケ用カートリッジに録音する伴奏は、各業者が自主制作していたようですね。
あたかも後年のガラケー時代初期「着メロ」を思わせるようなノリです。
また、こういった「カラオケ業者」のビジネス展開の他にもレコード会社が「カラオケ用LP」を製作販売するなどの動きも。

ジュークボックス

ジュークボックス

ジュークボックス

当時は主に宴会や社交場での展開
1980年代、オートメーションでのカラオケ環境が実現してカラオケが普及
1980年代になると、映像・採点といった現在に続くカラオケの娯楽要素が実装され、ビデオカセットやCD、LDといったソフトの進化を伴ってカラオケが普及。
とくにLD(CD)チェンジャーが登場したことで選曲の際に店員が必要なくなり、カラオケボックスの可能性に道が開けることとなりました。

カラオケCDチェンジャー
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「カラオケボックス」の登場

コンテナ式のカラオケボックス

コンテナ式のカラオケボックス

コンテナ式のカラオケボックス
やがてボウリング場などに「カラオケボックス」が併設されるようになりました。
放課後のボウリング場へ遊びに行って「カラオケやろうぜ!」なんてノリだったのもこの頃ですね。
下図は東南アジアでのカラオケボックスですが、80年代当時のボウリング場に併設されたカラオケボックスはこのイメージに近かったと思います。

カラオケボックス

カラオケボックス

カラオケボックス
90年代以降になると通信カラオケの台頭、そして現代に続くルームタイプのカラオケボックスが次々に誕生、カラオケは国民的娯楽の一つにまで成長していくこととなります。
コチラにカラオケの歴史について詳細な年表がございます
カラオケ歴史年表
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