タマモクロスの競走馬人生は終わりました。
1年前までは細く、小さい、貧弱な400万下の条件馬が、史上初の天皇賞春秋連覇という偉業を成し遂げ、年間成績7戦5勝、2着2回の連対率100%という実績を残し、1988年度最優秀馬に選ばれるという快挙をやってのけたのでした。
引退レースで、オグリキャップに敗れはしたものの、王者は、明日へ夢をつなぐ若きチャンピオンに道を託したのでした。
王者引退
ありがとう、タマモクロス
タマモクロスは種牡馬として北海道静内町アロースタッド牧場にいました。
GⅠ馬こそ出せませんでしたが、多くの重賞馬を産駒として輩出しました。
そして、1人の熱き男によって導かれた芦毛の子は、2003年4月10日、19歳(人間年齢65歳前後)でこの世を去ります。
「白い稲妻」「芦毛の名馬」と言われ、昭和最後の王者として競馬会に君臨したタマモクロスは、天国でもターフを疾風の如く駆け抜けていることでしょう。
タマモクロスの墓碑