「のんのんばあとオレ」

この作品は、ご存知「ゲゲゲの鬼太郎」など、妖怪漫画で私たちに妖怪のことを教えてくれました、水木しげる先生の子供時代を描いた自伝的漫画です。昭和一桁の時代、鳥取県境港で暮らす村木茂少年のもとに世話をしに来てくれていた、のんのんばあと呼ばれる、おばあさんがいました。のんのんばあは茂を「しげーさん」と呼び、妖怪や不思議な話を教えてくれます。水木しげる先生の妖怪の原点となった人です。
水木しげる先生


作中での水木しげる先生(左)と、のんのんばあ(右)

動物の骨を集める
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のんのんばあ
のんのんばあが教えてくれた妖怪たち

おとろし

べとべとさん

あかなめ
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ぬるぬる坊主
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小豆はかり

ぬりかべ
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ひだる神
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うわん
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おまじない

元気が出るおまじない
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このように、いろんな妖怪や不思議な話をしてくれる、のんのんばあとのやりとりを中心に、しげーさんの家族、そして、結核で亡くなった彼女や人買いに連れられていった彼女(しげーさんの彼女は3人出てきます)など、その時代の様子が描かれた作品です。
ドラマにもなりました

さいごに
のんのんばあは、同じく水木しげる先生作「水木しげる伝」の上巻にも登場し、水木先生の人生に深く関わった人物であることがわかります。
こちらで紹介しました妖怪をお子様がいらっしゃる方は教えてあげるといいかもしれません。
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小豆はかりが少年である水木しげるさんに言った「すべてのものが運命に定められた存在なのだ。」という言葉は、その後戦中・戦後の壮絶な時代を生き抜かれた水木しげるさんからの強いメッセージだと思います。
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