昭和の『刑事ドラマ』の特徴:80年代までの刑事ドラマはアクションドラマ、現在は人間ドラマや謎解きが中心

昭和の『刑事ドラマ』の特徴:80年代までの刑事ドラマはアクションドラマ、現在は人間ドラマや謎解きが中心

刑事ドラマ(警察ドラマ)は常に人気のジャンルであり、膨大な数の作品が作られてきました。最初に刑事ドラマの変遷を概観し、昭和の刑事ドラマ(アクションドラマ)の特徴や売りを振り返ってみましょう。


「西部警察パート2」

オキこと沖田刑事の44マグナムPPCカスタム6.5インチ・ラウンドバレル

犯人側が圧倒的火力を持っていても、刑事側はピストル数丁で勝ってしまう。

タイショウこと山県刑事の44マグナムPPCカスタム6.5インチ・ラウンドバレル

「太陽にほえろ!」

ブルースこと沢村刑事の44マグナムPPCカスタム6.5インチ・ラウンドバレル

所轄の刑事がショットガンで武装している。上空からの狙撃は100発100中。まさにスナイパー。

『大都会』(だいとかい)は、1976年1月から1979年9月にかけて日本テレビ系列で毎週火曜日21:00 - 21:54(JST)に全3シリーズが放送された、石原プロモーション制作による連続テレビドラマシリーズである。

1962年の会社設立以来映画制作を活動の中心に置いていた石原プロが、初めて本格的にテレビドラマ制作を手掛けた作品である。渋谷地域を管轄する警視庁の架空の警察署「城西警察署」管内を主な舞台とし、渡哲也演ずる刑事・黒岩頼介を主人公と位置付けている点は共通しているが、各シリーズ毎にほぼ完全に独立した世界観を構築しており、作品カラーも大きく異なるのが特徴である。

脚本家・倉本聰と石原プロとの共同企画によるシリーズ第1作『大都会 闘いの日々』は暴力団事件にスポットを当てた社会性の強い内容であり、事件記者ドラマ、ラブストーリーとしての要素も組み込まれ、主に識者層から高い評価を得ていたものの視聴率は低迷。

日テレの単独企画による第2シリーズ『大都会 PARTII』以降は事実上の原作者である倉本の手から完全に離れ、銃撃戦やカースタントなどのアクションシーンを前面に出した内容が人気を博し、『太陽にほえろ!』『熱中時代』『新五捕物帳』などとともに当時の日テレを代表する看板シリーズのひとつに成長した。

大都会PARTⅢ 銃撃戦やカースタントなどのアクションシーンを前面に出した内容が人気を博した。

大都会の設定・キャスト・スタッフをほぼ受け継いだ新シリーズ『西部警察』

西部警察

あぶない刑事の舘ひろしさんのバイクシーンは憧れました。

鷹山さんハーレーに乗りながらのショットガン発砲シーン。

ハーレー&ショットガン

若手のキザでオシャレスーツのかっこよすぎるイケメン刑事が多い。彼らが人間的に成長する姿を描く。

「太陽にほえろ!」の当初の構想では、主人公・マカロニ刑事こと早見淳の成長物語として展開していく予定であった。しかし、早見役の萩原健一が降板を熱望し「劇中で死にたい」という萩原本人の申し出を製作側が受け入れ、早見は通り魔強盗に刺し殺されるという形で姿を消す。

マカロニ刑事・早見淳(萩原健一)

ドック・西條昭(神田正輝)

ボギー刑事・春日部一(世良公則)

キャスティングの都合やマンネリ打破のてこ入れで、レギュラー刑事が殉職する(番組を卒業する)

新人や無名俳優を主演の新米刑事として出演させてその人間的に成長する姿を描き、やがて彼らが「殉職」することで番組を卒業していくというパターンが定着。

マカロニ(萩原健一)

ジーパン刑事(松田優作)「なんじゃ、こりゃあっっ 」

ボン(宮内淳)「ボス…」

ボン(宮内淳)

カーチェイスが見せ場。建物や車の爆発炎上は当たり前。しかし警察に市民からのクレームは来ない。市民から叩かれることはない。

カーチェイスが見せ場。

大都会PARTⅡ

大惨事です。こんな事件が起きたら、数ヶ月ニュースで放送されまくり、苦情が数万件かかってきます。

大都会PartIIIの醍醐味。230セドリックと230セドリックのカーチェイス

映画「太陽を盗んだ男」 RX-7のトラックの荷台を越えるジャンプ

太陽にほえろ! ストーリー冒頭で一般道での「玉突き事故」シーン。複数台の車両のアクション。

美女がいっぱい出てくる。犯人・死体・サービスカット・・・

死体も美女。有名女優も売れてない頃(無名時代)、たいてい殺人事件の死体になっている(黒歴史)。死体役でデビューも多いパタン。

死体役の中でも、特に、真冬の海に浮ぶ「水死体役」が辛かったと語っている。

『西村京太郎トラベルミステリー』第53作(2010年) 「山形新幹線 つばさ111号の殺人!」
猪苗代湖の水死体。

「平成の団地妻」「愛人にしたい女No.1」「国民の愛人」というキャッチフレーズで知られる橋本マナミさん。2時間ドラマなどで死体役を何度もやったそうだ。

モデルからタレント、女優までマルチに活動する丸高愛実のデビューは西村京太郎トラベルミステリー63の死体役だ。

佐野さんが演じるのは女子大生の紺野由紀。すぐに転落死体となって発見されるが、背中にはナイフの刺し傷があった。

転落死体なのに、刺し傷がある・・・まさに謎解きに重要な役どころだ。かなり、ましな死体役だ。

グラビアアイドルとして大活躍の「佐野ひなこ」さんも「私の嫌いな探偵」の第1話の変死体で女優デビューしている

美人が人質になる・誘拐される

美人が人質になる

美女が誘拐される

70年代・80年代の刑事ドラマの場合、男性視聴者向けのサービスカットが無意味に用意されている

このレベルも現代ではないですね。

なんの意味があるんだ!セクハラだ!とPTAからクレーム電話が鳴りまくります。

「特捜最前線」の高杉婦警(関谷ますみ)の着替えシーン。見事なサービスカットになります。

時限爆弾は爆発寸前に止まる。複数仕掛けている場合は、脅しの一発目などは爆発する。

大都会PARTⅡ 第27話 爆破予告

時限装置への配線を抜いて間一髪のところで爆破を回避出来た。

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