昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(ショッカー首領ほか)・最後の敵(怪人・怪獣)

昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(ショッカー首領ほか)・最後の敵(怪人・怪獣)

1971年の仮面ライダーシリーズ第1作『仮面ライダー』から1994年の映画『仮面ライダーJ』までの昭和仮面ライダーシリーズ(13作)のラスボス(首領・大首領)・最後の敵(怪人・怪獣)のおさらいをしましょう。


『仮面ライダー』1971年・毎日放送・NETテレビ系列(現、テレビ朝日) 登場:仮面ライダー1号・2号

『仮面ライダー』(かめんライダー)は、1971年(昭和46年)4月3日から1973年(昭和48年)2月10日まで、毎日放送・NETテレビ系列で毎週土曜19:30 - 20:00(JST)に全98話が放映された、毎日放送・東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。

ある日、優秀な科学者にしてオートレーサーの大学生・本郷猛は、世界征服を企てる悪の秘密結社・ショッカーに捕われてしまう。本郷の能力に着目していたショッカーは、アジトで1週間もの時間をかけ、彼をバッタの能力を持つ改造人間に改造していく。しかし、本郷は脳改造される寸前、ショッカーに協力させられていた恩師・緑川博士に助けられてアジトから脱出する。それ以降、仮面ライダーとなった本郷は、ショッカーが送り出す怪人たちを次々に倒していく。

ショッカーは仮面ライダー打倒のため、フリーカメラマン・一文字隼人を仮面ライダー同様の改造人間に改造する。だが、一文字も脳改造の直前に本郷に救出され、もう1人の仮面ライダーとなる。

こうして誕生した2人の仮面ライダーは日本と海外に別れ、時には共闘しながら、オートレーサーとしての師・立花藤兵衛、FBI捜査官・滝和也、自分たちに憧れる少年仮面ライダー隊などの多くの仲間たちの協力を得て、ショッカーと戦う。普通の人間に戻れなくなった悲しみを仮面の下に隠し、「人間の自由のため」に。

仮面ライダー1号・2号
ショッカーによって改造された戦闘用改造人間。2人とも脳改造を免れてショッカーのアジトから脱出し、人間の自由を守るためにショッカーと戦った。

第40話以降、2人の仮面ライダーが共演するエピソードでは、本郷の変身するライダーを仮面ライダー1号、一文字の変身するライダーを仮面ライダー2号と区別して呼ばれるようになったが、本作品の劇中での呼称とクレジットは仮面ライダーで統一されている。なお、2人の仮面ライダーは互いを「本郷」「一文字」と本名で呼び合っていた。

仮面ライダー1号

ショッカーは仮面ライダー打倒のため、フリーカメラマン・一文字隼人を仮面ライダー同様の改造人間に改造する。だが、一文字も脳改造の直前に本郷に救出され、もう1人の仮面ライダーとなる。

仮面ライダー2号

『仮面ライダー』のラスボス「ショッカー・ゲルショッカー首領」

やがて首領は敗戦の続くショッカーを見限り、ゲルダム団と結託してゲルショッカーを組織する。

『仮面ライダー』では当初、各地のショッカー基地のショッカーレリーフから指令を送るのみであった。末端の構成員はおろか、歴代の大幹部でも直接謁見することはできなかったという。

最終回(第98話)では浜名湖地下の日本ゲルショッカー本部に突入した仮面ライダー1号と2号の前に、赤いフードで姿を隠して登場する。

ゲルショッカー首領・赤いフード姿

ゲルショッカー首領の姿「蛇の群れの下に隠された一つ目」

フード下の素顔は、無数の蛇をまとった単眼の怪物となっていた。

ゲルショッカー首領・無数の蛇をまとっている形態

ゲルショッカー首領の頭部の無数の蛇を剥がすと、単眼の怪物の姿に。

追い詰められた首領は顔面から閃光を放ち、体から毒ガスを噴出して抵抗するがダブルライダーにはかなわず、最期は「わしと一緒に死ね!」と自爆する。

難を逃れたライダーの前には、眼球のような球体だけが残された。

ゲルショッカー首領・単眼の怪物

『仮面ライダーV3』(1973年・毎日放送・NET系)

『仮面ライダーV3』(かめんライダーブイスリー)は、1973年(昭和48年)2月17日から1974年(昭和49年)2月9日まで、毎日放送・NET系で毎週土曜19:30 - 20:00(JST)に全52話が放送された、MBS・東映制作の特撮テレビドラマ作品。

仮面ライダー1号・2号の活躍によって悪の組織ゲルショッカーは壊滅し、世界に平和が戻ったかに見えた。しかし、生きていたゲルショッカー首領は密かに新組織・デストロンを結成して再び世界征服に乗り出すと、目撃者を容赦なく抹殺していた。

1号こと本郷猛の大学の後輩・風見志郎はある夜、デストロンの悪事を目撃したため、命を狙われるようになる。また、そのアジトを見つけた珠純子を助けたため、怪人・ハサミジャガーが風見家を襲撃し、両親と妹は志郎の目の前で殺害される。怒りに燃えて復讐を誓った志郎はそのための力を得ようと1号・2号に自分の改造を願うが、改造人間の悲哀を誰よりも知る彼らに拒否されたうえ、デストロンの罠に落ちた1号・2号を助けようとして瀕死の重傷を負う。1号・2号は志郎の命を救うために改造手術を施し、彼を第3の仮面ライダー「V3」として復活させる。こうして、V3とデストロンとの死闘の幕が切って落とされた。

風見志郎 / 仮面ライダーV3
本作品の主人公。城南大学・生物学部の学生であり、本郷猛の後輩。

風見志郎 / 仮面ライダーV3

前作の主人公。本郷は城南大学生化学研究室における志郎の先輩でもある。本作品から、オープニングタイトルで「仮面ライダー1号」「仮面ライダー2号」と表記されている。

ゲルショッカーを壊滅させた後、本郷は城南大学の生化学研究室の研究者、一文字はカメラマンと、日常生活に戻っていたが、志郎がデストロンによる殺人事件を目撃してからというものの、彼が何度も命を狙われたことに不安を募らせる。第2話でカメバズーカの自爆とともに行方不明となっていたが、第21話でオーストラリアにて生き延びていたことが判明。その後、劇場版や第33話・第34話で帰国し(一文字はアメリカから帰国)、V3と共闘した。

本郷猛 / 仮面ライダー1号、一文字隼人 / 仮面ライダー2号

デストロンは最終決戦でプルトンロケットによる日本壊滅をたくらむが、ライダーマンが捨て身の行動(特攻)で阻止した

『仮面ライダーV3』のラスボス「デストロン首領」

ショッカー首領は『仮面ライダー』最終話で基地とともに自爆したかに思われていたが『仮面ライダーV3』では新組織・デストロンを結成し、再び世界征服に乗り出す。

デストロン首領

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デストロン首領

旧組織の時と同じく姿は見せず、デストロンレリーフ(サソリを象った像)から声を送り、幹部や怪人たちに命令を下す(これには無線受信器が内蔵されており、これでV3にアジトを知られた)。一人称は「私」だが、第14話のみ「俺」。

第48話でV3の前で現した首領は、笑い顔の仮面を付け頭に包帯を巻いた姿だった。第51話での結城丈二との会話で、自身が人間ではないことを示唆している。

最終話で現したその実体は、原始人の白骨体に心臓と電子頭脳を擁した正体不明の怪人であった。自身を地球の人類に死をもたらす死神と称していたが、V3の攻撃によってバラバラになり心臓も破壊され、アジトごと自爆した。

デストロン首領の正体:原始人の白骨体に心臓と電子頭脳を擁した正体不明の怪人

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『仮面ライダーX』(1974年・毎日放送・NET系列(現、テレビ朝日))

『仮面ライダーX』(かめんライダーエックス)は、1974年(昭和49年)2月16日から同年10月12日まで、毎日放送・NET系列で毎週土曜19時30分から20時00分(JST)に全35話が放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称。

神 敬介(じん けいすけ) / 仮面ライダーX
本作の主人公。沖縄の水産大学の生徒で船乗り志望。物静かな熱血漢だが、ナイーブな一面も持つ。母親は生後まもなく他界しており、父・啓太郎の手で育てられ、幼い頃から父の手で空手・柔道・剣道を教え込まれ、スポーツに関しては水泳を一番の得意としている。大学の休みを利用し、半年ぶりに帰郷した際、啓太郎と共にGOD機関に襲われて死亡するが、瀕死の父の手で改造手術を施され、海底1万メートルの水圧にも耐える強さを持つ深海開発用改造人間カイゾーグとして復活した。

父とは親子喧嘩が絶えず、よくそのことで涼子にたしなめられていたが、本当は深く尊敬している。
改造された当初は人間でなくなってしまったことを悲しんだり、心が深く傷ついた時に父の人格が移植された神ステーションに癒やしを求めたり、恋人でありながら自分を裏切った涼子の行動に動揺する時もあったが、その度に精神的に成長していった。仮面ライダーの父たる存在の立花藤兵衛との出会いによって先輩ライダーの存在を知り、戦士としての自覚を一層強くしていった。鋭い洞察力で敵の計略等を見抜くことも多く、逆に罠を仕掛けることもあった。パニック戦においては武器として吹き矢を所持し、使用していた。

藤兵衛と出会ってからはオートレーサーとしても活動するようになり、藤兵衛からは「鍛えれば本郷たち以上になる」と評された。

最終回においてキングダークとの一騎打ちで、その体内にあるコントロール室で呪博士と対峙し、待ち構えていたサソリジェロニモとともに死んだかに見えたが、生き延びており、COLに「日本に危機が訪れたら帰ってくる」という置手紙を残し、新たな旅に出た。この時の手紙には「神 啓介」と書かれていた。

神 敬介(じん けいすけ) / 仮面ライダーX

『仮面ライダーX』のラスボス「キングダーク / 呪博士」

キングダーク
再生アポロガイスト死亡後に着任した、2代目大幹部で、GODを新たに再編成した。初登場は第22話(声は第21話)。
鋼の体を黒いマントで包んだ巨人型のロボット。普段はアジトの奥で寝転がり、頬杖を付いており、丁度涅槃仏のようなポーズを取っている。

南原光一博士が開発した、全ての物質をエネルギーに変換する「RS装置」を体内にセットして暴れ回る予定であったが、博士はすでにRS装置を完成させており、その使用を恐れて、設計図を9枚に裂き、分散させてしまう。分割された設計図を奪還すべく、悪人軍団を次々投入して、Xライダーと争奪戦を繰り広げる。

しかし、痺れを切らしたキングダークは第31話で、RS装置のセットを待たずに立ち上がり、Xライダーに自ら挑戦した。最終話で、体内に潜入したXライダーに呪博士が倒され、自爆装置が起動して、爆発四散した。
キングダークの巨体は横になった姿の実物大セットが作られ、圧倒的な存在感を示した。

キングダーク

最終作戦ではキングダークが自ら出陣し、日本壊滅を企むも、キングダークの体内に潜入したXライダーにより、操縦者の呪博士を倒され、キングダークも爆発。これにより、GODは壊滅した。

巨大ロボット幹部・キングダーク

Xライダーはキングダークの口からキングダークの体内へ侵入する。

呪博士 (キングダーク体内のメインコンピュータと一体化していた)

呪博士
GODの支配者。かつては神教授の親友であった。一部の関連書物やDVDのデータファイルには「GOD総司令の正体」とされている。キングダークと一体化しており、内部で操っていた。

最終回で、キングダークの体内に潜入したXライダーと対峙、サソリジェロニモJrとともに、ライドルホイップで突き刺され、頭から延びるコードを引きちぎり、キングダークとともに自爆する。

GODの支配者「呪博士」

呪博士を倒すと・・・

キングダークは爆発する

『仮面ライダーアマゾン』(1974年・NET系列(現、テレビ朝日))

『仮面ライダーアマゾン』(かめんライダーアマゾン)は、1974年(昭和49年)10月19日から1975年(昭和50年)3月29日まで、NET系列で毎週土曜19時30分から20時00分に放送された、毎日放送・東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。

山本大介(アマゾン)の怒りが頂点に達し「アー・マー・ゾーン!」と叫ぶことで変身した姿。第1話、来日直後の彼の戦いを目撃したマサヒコから「仮面ライダー」の称号を贈られ「アマゾンライダー」とも呼ばれる。
外見はマダラオオトカゲをモチーフとしており、機械式の改造人間ではなく爬虫類の機能を備えた生体改造人間である。

アマゾン / 仮面ライダーアマゾン

アマゾン / 仮面ライダーアマゾン
本作の主人公で、本名は山本大介(やまもと だいすけ)。生後間もなく、アマゾンで両親とともに遭難した、23歳の日本人。
長老バゴーの与えた催眠暗示に従い、亡き父の友人・高坂教授に会うために生まれ故郷の日本にやってきて、仮面ライダーアマゾン=アマゾンライダーとしてゲドンと戦う。

山本大介(アマゾン)

『仮面ライダーアマゾン』の中ボス:ゲドンの首領「十面鬼ゴルゴス」

ゲドンの首領として登場。
かつては古代インカ文明の末裔である長老バゴーの助手を務める科学者だったが、世界征服の野心に目覚め、改造人間と化した自分の下半身と9人の悪党の頭部を謎のエネルギーを持つ巨大隕石から作り上げた、「人面岩」に埋め込み、残忍な十面鬼へと変貌した。定期的に「血の供物」と呼ばれる生き血の生贄を求める。

ゲドンの首領「十面鬼ゴルゴス」

『仮面ライダーアマゾン』のラスボス「真のゼロ大帝」(ガランダー帝国の支配者)

ガランダー帝国の支配者

普段は声のみで姿は見せない。姿は最終話に見せる。
白い服と覆面で正体を隠している。その正体は真のゼロ大帝(劇中での名称は「ゼロ大帝」。顔や服装はゼロ大帝と同じ。声のみ違う)。
ゲドンとガランダー帝国の真の支配者で、多くの悪の軍団を操っていると言っている。

真のゼロ大帝(ガランダー帝国の支配者)

真のゼロ大帝(ガランダー帝国の支配者)

『仮面ライダーストロンガー』(1975年・毎日放送・TBS系列)

『仮面ライダーストロンガー』(かめんライダーストロンガー)は、1975年(昭和50年)4月5日から12月27日まで、毎日放送・TBS系列にて毎週土曜19:00 - 19:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。

城 茂(じょう しげる) / 仮面ライダーストロンガー
本作品の主人公。改造当時22歳(身寄りがないため、生年月日は不明)。城南大学アメリカンフットボール部時代の親友「沼田五郎」を改造手術の失敗で死亡させられ、ブラックサタンを仇敵として狙う。

第1話では登場直後から既に仮面ライダーストロンガーとなっており、不敵に奇械人の前に立ち塞がる。自身の改造については第2話に回想として語られており、自らブラックサタンに改造人間被験者として志願し、自己催眠装置により脳改造を免れ自我意識を保つことに成功したとのことである。「悪魔山」という奇械人改造用アジトでユリ子とともに改造された(第13話)。

斜に構えたニヒルな性格で、初対面の立花藤兵衛を「オッサン」呼ばわりする荒っぽさを見せながらも、奇械人を手玉にとるような言動や作戦を駆使する策士の面も見せていた。演じていた荒木しげるの要望もあり、次第に礼儀正しい面を見せるようになり、先輩ライダーのことを「先輩」と呼び、彼らと会話する際の一人称は「俺」ではなく「僕」を使うこともあった。

常時、絶縁体でできた黒い手袋を両手に着用。変身前でも手袋を外すことにより簡易な「電タッチ」や「電ショック」が使用可能。もちろん、その電気を帯びている手で、むやみに他人や物に触れることは禁物である。ちなみに着用している「S字シャツ」はオートバイ協力会社である「スズキ」のレーシングチームのユニフォームである。

城 茂(じょう しげる) / 仮面ライダーストロンガー

第31話から登場。
最強の改造魔人集団デルザー軍団から重傷を負わされた茂が、ブラックサタンの科学者だった正木洋一郎博士から超電子エネルギーを発生させる超電子ダイナモを身体に埋め込まれたことにより、電気人間の100倍のパワーを発揮する超電子人間となった姿。チャージアップストロンガーとも表記される。

通常のストロンガーを遥かに凌ぐ驚異的なパワーを持ち、今まですべての電気技が通用せず、苦戦することが多かったデルザーの改造魔人をも遥かに凌駕し、一撃で倒すほどのパワーを持つ。チャージアップ形態になってからは、超電子ダイナモの影響からか通常状態のストロンガーも強化されたらしく、苦戦することが多かったデルザー軍団と互角に戦えるようになり電気技も効くようになった。

仮面ライダーストロンガー(チャージアップ)

城茂と同じく登場時からタックルとして確立されているが、明確な改造シーンは描写されていない。2話でブラックサタンのアジトに拘束されていたところを脱走中のストロンガーが発見、救出されて共にアジトを脱走。ブラックサタンと敵対する反逆者となって茂と共に戦った。本人は至って負けず嫌いな性格で、茂とは手柄をめぐって口ゲンカが絶えない関係であったが、30話の藤兵衛の独白により、内心では茂の足手まといになることを疎ましく思っていたことが明らかにされた。

改造前の過去の経歴については、守という兄がいたこと以外は本編において語られることはなかった。平山亨の小説では、「フランス・ニース生まれの16歳。父は貿易商で母は登山家。上高地・徳本峠山中で守と共にブラックサタンに拉致された」とある。

一定のポーズと共に「エイッ!ヤー!トー!」という掛け声を発しながら変身する(キーワード略式でも変身は可)。

第30話でデルザー軍団のドクターケイトの毒液を浴びて瀕死の重傷を負い、余命幾許もない事を悟る。この事実を藤兵衛だけに打ち明け、自ら煎れたコーヒーを茂に振舞いつつ、自らの夢を語る。そしてストロンガーの危機に必殺技ウルトラサイクロンを発動。仇敵・ドクターケイトを葬るが、それは諸刃の剣であり、茂への想いを胸に短い生涯を閉じる。

岬ユリ子(みさき ユリこ) / 電波人間タックル

ブラックサタン幹部・ブラックサタン大首領

百目タイタンとジェネラル・シャドウ

ブラックサタン大首領
アジト内で声で指令を発する。タイタンやデッドライオンの組織直系幹部を重用し、外様であるジェネラルシャドウはあまり信用していないため、一度戦死したタイタンを復活させている。

その正体はすべてのサタン虫を統括する、巨大なサタン虫。瞬間移動能力を備え、腕に猛毒を持っている。デルザー軍団の出現を察知して逃亡を図るが、ストロンガーの電パンチと電キックを食らって倒された。

ブラックサタン大首領

『仮面ライダーストロンガー』のラスボス「デルザー軍団大首領(岩石大首領)」

最終話(第39話)で奇厳山からデルザー軍団の支配者として姿を現す。

数十メートルの岩石の巨人で、巨体を生かしたパンチやキック、両目からの破壊光線で攻撃する。また奇械人やデルザー改造魔人を復活させる能力を持つ。

デルザー軍団のアジトである奇厳山に「人面岩(じんめんいわ)」として潜み、デルザーとライダーの死闘を監視していたが、マシーン大元帥の死亡後に全身を現した。

「岩石大首領」の中に「デルザー軍団大首領」の本体が潜んでいる

岩石大首領「我こそはデルザー軍団の大首領。」 デルザー軍団のアジトである奇厳山に「人面岩(じんめんいわ)」として潜んでいた。

首領「ふはははは、7人の仮面ライダーの諸君、それぞれワシの声に聞き覚えがあるのではないかな」
 1号「ショッカーの首領!」
 首領「そしてまた」
 2号「ゲルショッカーの首領!」
 首領「ある時は」
 V3「デストロン!」
 首領「そしてまたある時は」
 X「GOD!」
 アマゾン「ゲドン!」
 ストロンガー「ブラックサタンの首領!」
 首領「その通り、7人の仮面ライダー共通の敵、それがワシなのだ」

岩石大首領「ふっはっはっは、見たか、デルザー軍団の大首領の姿を」

岩石大首領の中に「デルザー軍団大首領」が潜んでいる

首領「見たかワシの正体を……ワシは地球を捨てて宇宙の果てに帰る。その前に7人のライダー、死ねえええーっ!」

「デルザー軍団大首領」の正体=仮面ライダー1作目から続くショッカー首領の正体?

デルザー軍団大首領「わしは地球を捨てて宇宙の果てに帰る。」

本体は、体内に潜んでいた「一つ目の巨大な脳」という生命体である。7人ライダーに体内に潜入されて自身の正体を知られた後、敗北を認めて「わしは地球を捨てて宇宙の果てに帰る」と言い残し、自爆する。

「デルザー軍団大首領」の正体・本体:「一つ目の巨大な脳」という生命体

『仮面ライダー (スカイライダー) 』(1979年・TBS系)

『仮面ライダー (スカイライダー) 』(かめんライダー スカイライダー)は、1979年(昭和54年)10月5日から1980年(昭和55年)10月10日にかけてTBS系で毎週金曜19時00分から19時30分(JST)に放映された毎日放送、東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第6作である。

本作の正式な番組タイトルはシリーズ第1作と同じ『仮面ライダー』(ロゴはオリジナルに一新)であるが、本放送当時より新聞のラテ欄・文献・その他においては第1作目との識別を容易にする目的で、『仮面ライダー(新)』・『仮面ライダー(スカイライダー)』など、カッコ部分を加えた表記が通例的に用いられている。

筑波 洋(つくば ひろし) / スカイライダー
城北大学の学生でハンググライダー部員。練習中にネオショッカーに襲われる志度博士を救ったことから事件に巻き込まれ、部の仲間を皆殺しにされ自らも瀕死の重傷を負ったが、ネオショッカーに投降するふりをした志度に改造手術を施され、改造人間として復活した。
明るく勇敢な青年で改造人間になってしまったことを嘆くこともない。また他人への思いやりも強く、自分を改造人間にしてしまった罪悪感に襲われていた志度に、悪と戦う力を与えてくれたことへの感謝を語り、自分のことを庇って死んだ少年怪人ボンゴの墓前で涙を流すなど、心優しい人物像が描かれた。強化スカイライダーとして生まれ変わってからは破天荒な熱血漢という面も加わった。

一方で、かなり機転のきく人物でもあり、第2話で敵の情報共有不足に気づき、ネオショッカーの監察役を演じて誘拐された人間を奪回するなど高い判断力を見せることも多い。季節関係なく普段着を腕まくりする習慣がある。

筑波 洋(つくば ひろし) / スカイライダー

7人ライダーがデルザー軍団を滅ぼしてから数年。かつて世界で猛威を振った秘密結社ショッカーの名を受け継ぐ新組織・ネオショッカーが現れた。

城北大学の大学生・筑波洋(つくば ひろし)はハンググライダーの練習中、ネオショッカーの魔手から逃れようとしていた人間改造工学者・志度敬太郎(しど けいたろう)博士を助けた。志度博士は、非情な組織のやり方に良心の呵責に耐え切れずに脱走したのだ。博士を匿う洋だったが、博士を追ってきたネオショッカーの怪人ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。

洋を救うため、博士は洋を改造人間として蘇らせた。復活した洋は、ネオショッカーから人類を守るために戦うことを決意する。変身した洋の姿を見て、博士は洋を「仮面ライダー」と名付けた。

スカイライダー

スカイライダーのラスボス「ネオショッカー大首領」

ネオショッカー大首領
「暗黒星雲の帝王」も名乗る、ネオショッカーの支配者。姿を見せることはなく、基地の赤い巨眼を輝かせて指令を下す(第9話から大幹部の玉座が追加され、第34話からは基地全体ごと一新されている)。魔神提督の着任後はあまり指示を送らなかったが、第53話でその姿を現す。

その正体は地球侵略を企むB26暗黒星雲が送り込んできた、竜を思わせる巨大な宇宙怪獣。好物は人間の耳で、長い尾と口からの火炎放射が武器。地震を起こすこともできる。洋の母・寿子を捕らえ、自分の世話係をさせていた。

魔神提督を処刑後、直々に采配を振るう。第54話で自ら地球上の酸素をすべて消滅させる酸素破壊爆弾を使って日本征服のためのV作戦を開始し、7人ライダーとの戦いでは彼らを圧倒するが、戦線復帰したスカイライダーに弱点である右足の裏をボウガンで射抜かれ、7人ライダーのキックの前についに倒れる。

最期は酸素破壊爆弾とともに上空での自爆を謀るも、8人ライダーのエネルギーを結集させたセイリングジャンプによって宇宙に飛ばされ、大爆発して果てた。

ネオショッカー大首領

ネオショッカー大首領の正体は地球侵略を企むB26暗黒星雲が送り込んできた、竜を思わせる巨大な宇宙怪獣。

ネオショッカー大首領

ネオショッカー大首領の足

V3のキックで、ネオショッカー首領のしっぽの撮影用模型に穴が開いている・・・

ネオショッカー大首領のしっぽ

ネオショッカー大首領に7人ライダーのキック

『仮面ライダースーパー1』(1980年・TBS系列放送)

『仮面ライダースーパー1』(かめんライダースーパーワン)は、1980年(昭和55年)10月17日から1981年(昭和56年)9月26日(制作局の毎日放送〈関西地区〉のもの。TBS〈関東地区〉では10月3日)まで、TBS系列で放映された毎日放送、東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第7作目に当たる。
放映時間は当初毎週金曜19:00 - 19:30であったが、制作局の毎日放送(関西地区)では、1981年4月11日放送分より毎週土曜17:00 - 17:30、TBS(関東地区)では、1週遅れの1981年4月18日放送分より毎週土曜7:00 - 7:30(第24話から。いずれもJST)にそれぞれ変更された。

アメリカの国際宇宙開発研究所で、惑星開発用プロジェクトが進められていた。日本人男性・沖一也(おき かずや)は、自ら志願して改造手術を受け、惑星開発用改造人間・スーパー1となった。
スーパー1の存在を知ったテラーマクロ率いる暗黒国家ドグマは、スーパー1の引き渡しを要求してきた。プロジェクトの責任者・ヘンリー博士がこれを断ったため、研究所はドグマによって全滅させられてしまう。一也はスーパー1に変身して生還するが、一也はまだ自力で変身できなかった。

変身の極意を得るため、日本に帰国した一也は、幼少期から老師のもとで鍛えていた赤心寺に身を隠し、赤心少林拳の奥義を身につけるべく、心身を鍛え上げた。そして半年後、老師の指示で100人組手の地獄稽古によって、遂に変身の極意を会得した一也。スカイライダーとともにネオショッカーと戦った谷源次郎から仮面ライダースーパー1=スーパーライダーの名を贈られ、人類の未来のために戦う。

沖 一也(おき かずや) / 仮面ライダースーパー1
本作品の主人公。27歳。アメリカ国際宇宙開発研究所に勤務する科学者。早くに両親を失い、研究所の所長ヘンリー博士に育てられた。
惑星開発用改造人間の被験者に志願して、その第1号となりスーパー1のコードネームを与えられる。
赤心寺の関係者と谷源次郎は一也がスーパー1であることを承知しているが、谷モーターショップの仲間にはジンドグマとの最終決戦前まで正体を伏せていた。
ドグマの襲撃で研究所が壊滅したために、本来外部のコンピューターからの変身コマンドでのみ変身可能だった一也はスーパー1になる術を失ってしまう。しかし、秘拳・赤心少林拳の修行を積み、そこから得た呼吸法を用いて、自らの意思で変身を遂げられるようになった。最初にドグマの怪人を倒した時に居合わせた谷源次郎から仮面ライダーの名を贈られる。

沖 一也(おき かずや) / 仮面ライダースーパー1

仮面ライダースーパー1

『仮面ライダースーパー1』のラスボス「悪魔元帥 / サタンスネーク」

悪魔元帥
ジンドグマの支配者で、テラーマクロと同じくB26暗黒星雲から送り込まれた宇宙生命体。性格は冷酷非情極まりなく、人間よりも機械を絶対的に信じており、自らの体も機械化しているが、怪人態は生物的な姿であった。

4大幹部を率いて非情な暗躍を次々実行させるが、幹部連の子供じみた功名争いには呆れた表情も見せる。

その正体は多頭蛇の怪人サタンスネーク。最終話では富士の樹海に再建された国際宇宙開発局を急襲し、魔女参謀と共に宇宙船ジュピタースーパー1号を強奪して宇宙からの地球攻撃を目論む。スーパー1についても、窒息させようと真空の密室に閉じ込め倒したかに見えたが、宇宙開発用改造人間であるスーパー1には無効であり、倒れたこと自体が演技であった。

企画段階では元々はドグマの一員であったという設定で、テラーマクロの逆鱗に触れて処刑されようとしたところを逃れ、裏工作によりテラーマクロをスーパー1を戦わせて抹殺し、ドグマ新政権としてジンドグマを結成するという展開が構想されていた。

悪魔元帥

悪魔元帥「ならばお前もスーパー1と共に大気圏外に捨ててやろうか!」

スーパー1「仮面ライダースーパー1が宇宙開発用の改造人間であることを忘れたのか?」
悪魔元帥(忘れてた・・・)
スーパー1「空気のない世界でも活動できるよう、俺の体には圧縮された酸素ボンベが埋められているんだ!」

悪魔元帥「何故空気のない部屋から生きて出られたのだ?」

サタンスネーク
悪魔元帥がまばゆい光に包まれて変身したジンドグマ最後の怪人。多数の蛇が絡みついた姿をしている。伸縮自在の蛇の首で敵の体を捕らえ、蛇の両眼から放つスネークビームで攻撃する。

最終話で変身してスーパー1に挑むが、奪われた稲妻電光剣で全ての首を跳ね飛ばされた末に体を貫かれ、最後はスーパー1を道連れにしようとするも失敗し、爆死した。

サタンスネーク

スーパー1は稲妻電光剣でサタンスネークの全ての首を跳ね飛ばし、体を貫く。

『仮面ライダーZX』(1982年)

『仮面ライダーZX』(かめんライダーゼクロス)は、1982年(昭和57年)から1984年(昭和59年)まで、主に雑誌にて展開された特撮作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。「仮面ライダーシリーズ」第8作である。

かつて地球で猛威を振るったショッカーをはじめとする歴代暗黒組織を裏から操っていた最強の暗黒組織バダンが活動を始めた。ブラジルの大学に通っていた大学生村雨 良(むらさめ りょう)は、バダンに囚われパーフェクトサイボーグとして脳以外の99%を改造される。

事故により自我を取り戻した良は処刑されそうになるが辛くも基地を脱出、殺された姉の敵を討つために仮面ライダーZXとしてバダンと戦う。そして戦いの最中、良は先輩の9人ライダーと出会い、仮面ライダー10号として迎え入れられる。

村雨良/仮面ライダーZX
演:菅田俊
ブラジルの大学に通っていた日本人の青年。姉との遊覧飛行中に拉致され、バダンの世界征服実現のために姉を殺され、自分も改造人間にされてしまう。改造後は優秀なバダンの歩兵として活動していたが、事故をきっかけに自我を取り戻し逃走、バダンに復讐を誓う。

しかし先輩ライダーたちとの交流の中で、復讐のためでなく平和のために戦わなければならないことを悟り、正義の戦士・仮面ライダーZXとしてバダンに立ち向かうことを決意する。

村雨良/仮面ライダーZX

10人の歴代のライダーが勢ぞろい

昭和ライダーたちの宿敵であり、真のラスボス「バダン総統」

ナチス残党軍が作り上げた秘密結社。かつての歴代暗黒組織(ショッカーからジンドグマ)を裏から操っていたとされ、その科学力と戦力は歴代組織を遥かに凌ぎ過去最強クラスである。地下都市バダン・シティーを拠点とする。

首領は強大な髑髏の顔を持つバダン総統が支配している。大幹部・暗闇大使の指揮の元、時空を操作することが可能な時空破断装置を使用し、世界を支配しようと企む。

「バダン総統」
巨大な髑髏の姿をしたショッカーから始まる歴代暗黒組織を操っていた真の黒幕。TVSP版のみ登場。
TVSP版ではバダン壊滅後、10人の仮面ライダーの前に姿を現し、笑いながらライダー達に別れを告げると姿を消した。

その姿を目撃した海堂博士は悪霊のエネルギーの塊と推測するが、詳細は不明。一説ではB26暗黒星雲からやって来た生命体ともいわれている。

バダン総統

『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』版のバダン総統

バダン総統の正体・恐竜形態

バダン総統の正体・恐竜形態の口が開くと、ドクロが出てくる。

バダン総統の正体・恐竜形態

『仮面ライダーBLACK』(1987年・毎日放送、TBS系列)

『仮面ライダーBLACK』(かめんライダーブラック)は、1987年10月4日から1988年10月9日まで毎日放送、TBS系列で毎週日曜10時00分から10時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品。

南光太郎(みなみ こうたろう) / 仮面ライダーBLACK
主人公。秋月信彦と同じく19年前の日食の日の同時刻に生まれた。3歳の時に両親と死に別れ、父の学者仲間だった信彦の父・総一郎の養子となる。東星大学人文学部2年生で、サッカー部に所属。
19歳の誕生日パーティの最中に起こった不可思議な現象に疑惑を抱き、主催した総一郎の真意を突き止めるべく家に戻ろうとしたところを信彦共々三神官に連れ去られ、生態改造手術を受け世紀王ブラックサンとされたが、脳改造の前に総一郎の手引きで脱出。以後仮面ライダーBLACKを名乗り、ゴルゴムの陰謀に立ち向かうことになる。

南光太郎(みなみ こうたろう) / 仮面ライダーBLACK

三神官の紅一点「大神官ビシュム」

シャドームーン
秋月信彦が改造されたキングストーン〈月の石〉を体内(変身ベルトに内蔵)に有した世紀王。南光太郎と異なり脱走に失敗し、BLACKの宿敵として立ちはだかる。

世紀王「シャドームーン」

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創世王「人間の心に悪がある限り甦る」と言い残しゴルゴム本部と共に爆死した。

HGシリーズ 仮面ライダーBLACK&BLACK RX 最終決戦セット「創世王」

HGシリーズ 仮面ライダーBLACK&BLACK RX 最終決戦セット「創世王」

『仮面ライダーBLACK RX』(1988年・毎日放送、TBS系列)

『仮面ライダーBLACK RX』(かめんライダーブラック アールエックス)は、1988年(昭和63年)10月23日から1989年(平成元年)9月24日まで毎日放送、TBS系列で毎週日曜10時00分から10時30分(JST)に全47話が放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。
毎日放送が制作に携わった最後の仮面ライダーシリーズであると同時に、原作者である石ノ森章太郎本人が直接関与した最後のテレビシリーズである。


南 光太郎(みなみ こうたろう) / 仮面ライダーBLACK RX
前作より引き続き登場する主人公。ゴルゴムを滅ぼして日本に平和を取り戻した後、叔父である俊吉の元にやってきた。俊吉によると当時は何かに打ちのめされたようにボロボロな状態だったようで、佐原家で茂やひとみと暮らすうちに次第に明るくなっていき、俊吉のすすめでヘリコプター操縦士として新しい生活を送り始めた。

新たなる侵略者であるクライシス帝国の襲撃を知りBLACKに変身しようとしたところを妨害されて捕えられ、BLACKへの変身機能を破壊されてしまうが、地球の影によって発生した太陽光線による日食の光を直接浴びた事によるエネルギーのオーバーロードとキングストーンの力により新たなる姿・仮面ライダーBLACK RXへと変身する能力を得る。

南 光太郎(みなみ こうたろう) / 仮面ライダーBLACK RX

仮面ライダーBLACK RX

クライシス皇帝
1000年前に怪魔界に現れ、クライシス帝国を築き上げた怪魔界の支配者にして帝国の皇帝。全能の神として怪魔界で恐れられていた。かつてその姿を見た者はいなかったが、最終話で巨大な顔だけの怪物という正体を現す。

身体中に生えた無数の棘の間から触手を伸ばし相手を絡め取るほか、目や口などから放つ強力な破壊光線や光弾を武器とする。

最後はボルティックシューターとRXキックで怯んだところをリボルケインで貫かれ「人間が地球を汚せば新たな怪魔界が生まれ、地球を襲うであろう。全てはお前たち人間どもの罪」と叫んで爆死した。
声の担当は、昭和仮面ライダーシリーズの歴代首領を演じた納谷悟朗。

クライシス皇帝

クライシス皇帝

クライシス皇帝

HGシリーズ 仮面ライダーBLACK&BLACK RX 最終決戦セット「クライシス皇帝」

HGシリーズ 仮面ライダーBLACK&BLACK RX 最終決戦セット「クライシス皇帝」

『真・仮面ライダー 序章』(1992年・東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ)

『真・仮面ライダー 序章』(しん・かめんライダー プロローグ)は、1992年(平成4年)2月20日に東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ。

都内に連続女性殺人事件が発生していた。父の研究を手伝っていた風祭真は「財団」により、自らも知らぬ間に生態改造兵士(バイオボーグ・ソルジャー)レベル3にされてしまう。そしてある日、真は鬼塚義一のレベル3への変身の影響を受け、感情の高まりと共に異様なバッタ怪人の姿へと変貌していく。

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)
本作の主人公。城南大学出身のオートバイレーサー。25歳。IQ250。500ccロードレースの日本予選で初出場初優勝を果たし、世界グランプリを目指している。頭脳明晰にしてスポーツ万能。ISSにいる父・大門に協力し、自ら人体実験の被験者となっていたが、密かに鬼塚によって改造手術を施され、人間とバッタの遺伝子を融合させた「改造兵士レベル3」となっていた。

父と最愛の女性を失った一連の事件の後、愛との間にできた子供・ライダーベビーの生き続ける愛の遺体を抱えたまま、姿を消す。

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)

鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3
改造兵士の研究に携わる科学者。オカルト関係において狂信的な人物で、理想国家の建国という幻想にとり付かれ、密かに自らと真の身体を無断で改造兵士レベル3に改造する。氷室からは飛蝗の能力に着目するなどその行動力と手腕は高く評価されており、その行動を概ね黙認している。

変身した姿は真のそれとほとんど同じだが、決定的な差異として「第三の眼」を有していない。そのため変身後は理性を保てず、殺戮を行ってしまうこととなる。
氷室に捕らわれサンプルとして護送される中、最後はCIAの爆撃によりその身を焼かれ、絶命。

鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3

豪島(ごうじま) / 改造兵士レベル2
氷室の腹心。財団に敵対する者の暗殺を務める。普段は人間と違わぬ姿に装っているが、戦いの時は人工皮膚の下に隠された不気味な金属製のボディを露わにする。

武器は右腕の鋏。一戦目では引き分けるが二戦目ではシンが氷室を惨殺した直後、壁を突き破り現れ激闘を繰り広げ、最後はシンのハイバイブネイルで首を脊髄ごと抜き取られるが頭の中に隠された時限爆弾を発動させ、シンを巻き込もうと図るも失敗、そのまま爆散する。

豪島(ごうじま) / 改造兵士レベル2

『真・仮面ライダー 序章』のラスボス「改造兵士レベル2」

「改造兵士レベル2」は最後はシンのハイバイブネイルで首を脊髄ごと抜き取られる

氷室 巌(ひむろ いわお)
ISSの所長。一見温和な紳士だが、その本性は冷酷無比である。「財団」の命令で大門を騙し、彼にサイボーグソルジャーの研究に加担させる。しかし、CIAの介入による数々の失敗により自分の身も破滅し、自暴自棄になってマシンガンを乱射し愛を射殺。生身の人間ながら最後は怒りを爆発させたシンのハイバイブネイルとスパインカッターの猛攻撃を受けて惨殺される。

『真・仮面ライダー 序章』のラスボス・黒幕「氷室 巌(ひむろ いわお)」

『仮面ライダーZO』(1993年・東映)

『仮面ライダーZO』(かめんライダーゼットオー)は、1993年4月17日から東映スーパーヒーローフェアの一作として公開された劇場映画のタイトル。

身長:193センチメートル
体重:83キログラム
麻生勝が変身を遂げる、バッタの遺伝子と機械を部分的に組み込まれた″ネオ生命体第1号″。狂気に駆られた望月敏郎の手によって無理やり改造手術を施される。

改造直後は肉体の変化を自制できなかったが、落雷による4年間の昏睡状態の後に″変身″を会得した。
有機的改造を受けた改造人間であるため、変身せずとも頑強な肉体[注 7]と特殊能力[注 8]を有する。
その姿形はバッタを模しており、全身を濃緑色の外殻状生体装甲[注 9]が覆い尽くし、その繋ぎ目を黄金の生物的ラインが駆け巡る。

感情が高ぶると真紅の瞳が眩く発光し、口腔部分から三対の牙状器官″ブレイク・トゥーサー″が露出、後頭部の黄金ラインより″気″を放出する。

ZOは人間の肉体を基盤としたネオ生命体第1号であり、ドラスの試作型にあたる。故にその能力は発展型のドラスには劣るはずだが、4年間の昏睡中に腹部の″レッドコア″が大自然のエネルギーを存分に吸収していたため、予想を遥かに上回る未知のパワーの発揮が可能となっている。

ドラスと対等に渡り合える戦闘能力と特殊能力がその証拠。 望月博士の分析によれば、完全生物にとって弱点である人間の「心」をもっている状態のプロトタイプであるため、ドラスよりも「未熟」とされていたが、結果的にはヒトの熱い「心」によって想像以上の能力を発揮してドラスを破ることとなった。劇中の戦闘では、その能力を全開した訳ではないため、ポテンシャルは未知数である。

仮面ライダーZO

ZO専用のスーパーバイク。その姿はバッタ若しくは、ZO自身の姿を模している。変身前の勝は市販バイク(スズキ・バンディット400)だが、彼が変身すると共に、その変身時のエネルギーを受けて変形する(その際、緑色の炎のような物質が発生する)。

ボディは1000度の高熱や100Gの衝撃にも耐える。50tの90式戦車を跳ね飛ばすほどの威力の体当たり技「Zブリンガーアタック」という技もあり、この技でドラスとの初戦に白星を挙げた。勝が昏睡状態から覚醒直後、望月宅に向かう際に既に乗っており、制作者はは定かではない。

Zブリンガー(ベースマシン:スズキ・GSX-R400R 93年型)

望月博士によって生み出された完全生物。感情に左右されず合理的に物事を鋭利に考え、ただ自らの強大なパワーを揮う凶暴な生命体。

「ドラス」
ジャンプ力:150メートル
ネオ生命体が金属などを取り込んで作り上げた戦闘形態。移動時には球状や液状になって移動する。右肩のマリキュレーザーからは数km先の鉄塔をも破壊する分子破壊光線の照射、および電流攻撃が可能、厚さ30センチメートルのコンクリートをも貫く伸縮自在な尻尾、右腕から発射するロケットパンチや左腕から出るムチなど、数多くの武器を全身に備えている。

その戦闘力はZOを遥かに上回るものである。再生能力にも長けており、右腕を切断されても周囲の金属を集めて巨大な3本爪の腕へと強化再生(復活時には元の腕に戻っているが)したり、腹に風穴を開けられても金属を取り込み再生したりしている。自らの分身を作り出すことも可能。

誕生から数年と経っていないためか、外見と高い知能に反して精神年齢は幼く一人称は「僕」、望月博士を「パパ」、ZOを「お兄ちゃん」、と呼び(宏は「宏君」と呼んでいる)、時々漏れる呼吸音のような音の他、声変わり前の少年のような甲高い声で話す。

またこれらの精神的幼さを反映してか、輪から緑色の肌と、赤い目をした少年の上体を突き出したような形態を持つ。また小説版では人間態とも言うべき、色白で中性的な容姿(望月博士がある二人の人物に似せて作った姿とされる)の幼い少年の姿でも行動する。

成長過程で自我に目覚め、狂気の望月博士に教わったとおり人間は感情に左右される未熟な生き物と判断し、それを淘汰して生態系の頂点に立とうと望むようになる。

しかし、その成長を恐れた望月博士に成長を止められ、定期的に生体プールに浸からなければ生命を維持できない弱点が残ったため、これを克服するよう望月博士に脅迫、望月博士を機械に融合し、宏を襲撃した。

最終的にZOを体内に取り込むことによって、赤い姿の強化形態になり、宏に詰め寄るが、幼生の時、宏に聞かされていた懐中時計のオルゴールを聞いて「家族」の記憶を思い出し優しい気持ちになったため精神に乱れが生じ、その隙に生体プールを望月博士に破壊され、さらに宏の呼びかけで意識を取り戻したZOと分離。続けざまに放たれたZOキックを受け、父親の名を呼びながら力尽きた。

ネオ生命体「ドラス」

ドラスがZOを体内に取り込んで変身した強化形態。体色が薄い緑から血のような真紅に、小さい赤色の眼が巨大な黒い眼に変化、巨大な触角が縮んでいるなどの違いがある。

ZOを取り込むもすぐに分離されてしまい、ほんの短時間の変身となった。
公開まで登場は公表されていなかった。

劇中では特に名称はなく、資料によって「レッドドラス」「赤ドラス」「ドラス・パワーアップ体」などと記載されている。

レッドドラス(赤ドラス・ドラス・パワーアップ体)

『仮面ライダーJ』(1994年4月16日・東映)

『仮面ライダーJ』(かめんライダージェイ)は東映スーパーヒーローフェアの一作として、1994年4月16日に公開された劇場映画のタイトル。および、それに登場するヒーローの名。
石ノ森章太郎が製作に関わった仮面ライダーとしてはシリーズ最後の作品。

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ
26歳のフリーカメラマン。環境破壊の現状を世間に伝えるため、オートバイで野営しつつ取材の旅を続けている。ある夜の野営中に、加那を誘拐したフォッグの攻撃により絶命するが、地空人により蘇生・改造手術を受け、Jパワー(精霊の力)の戦士・仮面ライダーJとして蘇り、フォッグから地球を守る使命を受けた。

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ

機械獣母艦フォッグ・マザー
全高:70メートル / 体重:12000トン
フォッグの首領。体内には無数の怪人の卵が安置してあり、千年に一度の大孵化を行うための生贄を求めて地球に降り立った。

母性の感情があり自ら生み出す怪人には慈悲深いが、それ以外の生物には無慈悲。コブラか蛇の様なマザーの本体は深奥に存在している。

母艦は地上に降りた状態でも、車輪での移動が可能。多数の砲門や鍵爪、破壊光線(描写から反重力光線とも解釈できる)などを駆使して破壊の限りを尽くす。前作「ZO」のレッドドラス同様、公開まで登場は公表されていなかった。

機械獣母艦フォッグ・マザー

機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

機械獣母艦フォッグ・マザーの本体

仮面ライダーJは巨大化して機械獣母艦フォッグ・マザーと戦う

機械獣母艦フォッグ・マザーの攻撃が仮面ライダーJを締め付ける。

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