『ロボットコメディ』路線の特撮ドラマ・アニメ作品(15作品)

『ロボットコメディ』路線の特撮ドラマ・アニメ作品(15作品)

1970年代から90年代の「がんばれ!! ロボコン」、「冒険ロックバット」、「ロボット110番」、「バッテンロボ丸」などの懐かしい特撮ロボットコメディドラマ作品や「ドラえもん」などのロボットコメディアニメ作品をおさらいしてみましょう。


『ロボタン』(1966年)・リメイク版『ロボタン』(1986年)

『ロボタン』(ROBOTAN)は、森田拳次原作の漫画作品。雑誌『少年画報』に1966年から1968年まで連載された。

ロボタン
声 - 神戸瓢介(旧版)、丸山裕子(リメイク版)
旧版では明治時代に作られたロボット第1号だったが、リメイク版ではロボロボ星のロボットだった。
旧版ではロボット展示会に展示されていたのを、青空家に買われて居候となるが、リメイク版では電波に乗ってカンちゃんのパソコンから登場し、そのまま青空家の居候となった。
ロボタンの超能力は、旧版では飛行能力とスーパー磁力だけだったが、リメイク版ではその2つ(それぞれ「ロボタンコプター」及び「ロボタンスナッチ」と改名)の他に、多彩な能力が有る。

リメイク版ではカンちゃんのパパとママをそれぞれ「ととさん」「かかさん」と呼んでいる。体重は83kg(第11話より)。またバナナが大好き(しかし第26話まではその理由は不明扱いだったが、第27話以降は「マリリン及びその手下ロボットと戦って失われたエネルギーを補給するため」という設定が付加された)。

『ロボタン』(1966年・フジテレビ系列)

ロボタンは2度テレビアニメ化されており、1度目は1966年10月4日から1968年9月27日までフジテレビ系列で毎週火曜19時30分 - 20時(14話以降、毎週金曜19時 - 19時30分)の時間帯において放送された。大広プロ制作。全104回(全208話)。提供は江崎グリコ一社。

出典 ロボタン - Wikipedia

『ロボタン』(1966年・フジテレビ系列)

その後、1986年1月6日から同年9月22日まで読売テレビ・日本テレビ系列で毎週月曜19時 - 19時30分の時間帯においてリメイクされた。東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)制作。全33回(全66話)。当時27歳だった諏訪道彦のアニメプロデューサーデビュー作でもある。

リメイク版『ロボタン』(1986年・読売テレビ・日本テレビ系列)

『ドラえもん』(原作漫画・1969年 日本テレビのテレビアニメ版・1973年 テレビ朝日系で1979年に2度目のテレビアニメ化)

1969年より、小学館の学年誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』)にて連載開始した。いずれも1970年1月号で、当時の作者名義は「藤子不二雄」。1話ごとに完結する短編として執筆。タイトルロゴは赤松育延によるもので、ドラえもんの手足をイメージしている。

1969年12月から新連載の『ドラえもん』の予告

1973年に初めてテレビアニメ化され、日本テレビ系で半年間放送された。内容は連載開始当初のドタバタ喜劇の色合いが強かった。関東地区の視聴率は平均6.6%と決して高くはなかったものの、3クール目の放映続行が決まりかけた矢先、社長の突然の失踪により制作会社の日本テレビ動画は解散し、打ち切りとなる。

なお、翌1974年3月には原作の漫画連載も最終回として「さようならドラえもん」が描かれたが、作者が思い直し、翌月「帰ってきたドラえもん」によって連載は継続される。

1979年に2度目のテレビアニメ化が今度はテレビ朝日系でされた。1974年8月から発行開始された原作の単行本が大ヒットとなっており、前回とは違い大人気作として迎えたアニメ化であった。

高い人気を得て、同局の看板番組となるまでに発展を遂げ、長寿番組となっている。2005年には、声優やシンエイ動画の制作スタッフなどを一新する大幅にリニューアルが(映画版も含めて)行われ、現在も放送を続けている。

出典 ドラえもん - Wikipedia

ドラえもんの作画の変遷。1973年に日本テレビにてテレビアニメ化、テレビ朝日系で1979年に2度目のテレビアニメ化

【超貴重な動画】1973年『ドラえもん』のオープニングとエンディング映像。お見逃しなく!

【激レア】日本テレビで昭和48年に放送された、いわゆる"旧ドラ"の第1話の元になった「パイロ­ットフィルム」の画像です

ドラえもんのタイムマシーンは、ドラミのタイプの10分の1の価格で購入できる最も安い型式です。

ドラミちゃんの頭脳は「今後どんなに科学が発展しても二度と作ることが出来ない」とされる22世紀最高のコンピュータ製です。性能がドラえもんとは全然違います。

ドラミちゃんは、宇宙大学の大学院生。天才ロボットグループのリーダー的存在です。

またドラミちゃんの道具は、ドラえもんの道具よりもはるかに高性能です。

ドラミちゃんのタイムマシーンはガーリーで可愛いチューリップタイプ

この告知のカットではドラえもんがドラミに照れている素振りを見せており、当初はガールフレンドという設定だったことが伺える。デザインも曖昧にしか決定しておらず、顔が今とは若干違ってヒゲも生えていた。

1973年3月発売の『小学五年生』4月号掲載「ハイキングに出かけよう」(藤子・F・不二雄大全集第2巻に収録)で、ドラミは正式にデビューする。この時のデザインは現在とほぼ同じものになっている。

1973年のドラミちゃんの初登場の告知時の(仮)デザインは、私たちがよく知っているドラミちゃんと全然違う!

『がんばれ!! ロボコン』(1974年・東映制作・NETテレビ(現・テレビ朝日)系放送)

『がんばれ!! ロボコン』は1974年10月4日から1977年3月25日にかけて、NETテレビ(現・テレビ朝日)系で全118話が放送された子供向け特撮番組。東映制作によるコメディロボット作品の一作目。原作は石森章太郎。

ロボット学校に通っているロボット達が人間社会に派遣され、世のため人のために働きながら一人前のロボットに成長していく過程を描いたもの。主人公のG級ロボット・ロボコンは、常に失敗ばかりでガンツ先生に怒鳴られてばかり。しかし、それを乗り越えてA級ロボットに成長するための努力を惜しまない。

出典 がんばれ!!ロボコン - Wikipedia

『がんばれ!! ロボコン』(1974年)

主人公の赤いボディのG級ロボット。友情に厚く思いやりがあり、何事にもぶつかっていく突撃精神がある。持ち前のロボ根性であらゆる逆境に負けないほど頑張るのが美点。

しかし基本的にそそっかしいドジロボットであり、何かと対物破壊が多い。ただしあえて追い出されることを選んだり、居候先の夫婦喧嘩を止めるためなど、意図的に実行することもある。また頑張りすぎてオーバーヒートして爆発することも多い。

ネーミングは、ロボット+根性=ロボコンである。これは、当時流行っていた「ロボットもの」と「根性もの」を組み合わせたものであるが、劇中で明言されたことはない。唯一、主題歌の歌詞には「どっこい負けるかロボ根性」(作詞:石ノ森章太郎)と一節ある。

失敗した際や0点を取った際などには両手先を頭頂部につける“な~んちゃって”のポーズで「ウララ~」というセリフを発する。また、ロボコンの失敗を見た周りの人間も真似することが多い。

ロボコン

ロボコンサイクル

ロボコンとロビンちゃん

ロビン
本作品のヒロイン。ロボコン達からは「ロビンちゃん」と呼ばれている。
演者の島田歌穂が顔出しで演じている、唯一の生徒。他のロボットが大柄であるのに対し、かなり華奢である。島田は当時11-14歳であった。

少女型のバレリーナロボットと思われていたが、途中でバレリーナ星のお姫様であることが判明した。これについて脚本の上原正三は「(島田歌穂が)どう見てもロボットに見えないので、だったらいっそ、宇宙人にしちゃえということにしたと思うと証言している。

2年前にガンツの元に預けられ、バレエの修行をしていた。2年かけてもロボコンのように人間と深い絆で結ばれることが出来なかったことを悟り、最初に迎えが来た時には帰らなかった。

序盤においてはロボガリと行動を共にすることが多く、公園で空中浮揚しながら踊るなど他人のことに想像が及ばない点も見られた。素性が明らかになった頃から徐々にロボコンと仲良くなり、他人を気遣う優しい少女へ成長した。

中盤以降はロボコンの良き相談相手としてアドバイスをすることも多く、ガンツからは「ロボコンのお目付け役」として旅行への同行を許可したり、逆に「ロビンに頼りすぎだからロボコン一人で行け」と言われたりもしている。

ロビンちゃん

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