ウルトラシリーズ・歴代「ウルトラマン」(20作品)のラスボス・最後の敵

ウルトラシリーズ・歴代「ウルトラマン」(20作品)のラスボス・最後の敵

初代ウルトラマン(1966年)からウルトラマンギンガ(2013年)まで(映画作品も含む)の歴代ウルトラマンたちが最後に戦った強敵をおさらいしてみましょう。


ウルトラマン 1966年(昭和41年)7月17日 - 1967年(昭和42年)4月9日放送。全39話。

『ウルトラマン』は、日本の特撮テレビ番組(カラー)、および、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。制作は円谷プロダクション。1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00-19:30に全39話が放送された。

『ウルトラマン』に続いて放送された一連の番組、および、その劇中の巨大変身ヒーローは「ウルトラマン」と総称される場合がある。種族としてのウルトラマンについては別項を参照。
後続作品のヒーローと区別するために本作のウルトラマンを「初代ウルトラマン」「初代」「マン」と呼ぶ場合がある。

ウルトラマン

『ウルトラマン』最終回「さらばウルトラマン」に登場。

ゼットンを操る謎の宇宙人。劇中で岩本博士により「1930年代から約40年に渡る円盤の飛来は彼ら(ゼットン星人)の地球偵察だった」「地球侵略のための準備が整ったと判断した彼らは大円盤部隊を動員して地球征服の最大の障害である科学特捜隊日本支部とウルトラマンの抹殺を行うべく日本に侵攻した」と推測される。

世界各国の人工衛星を破壊し地球に潜入、日本へ侵攻する。その際航空自衛隊と交戦し一部が撃墜されるが、反撃し全滅に追い込む。科学特捜隊によって、大型母船を除くほぼ全ての円盤部隊は撃墜されるが、ゼットン星人の一人が科特隊日本支部の基地内へ既に潜入しており、岩本博士を気絶させた後、博士に変身し基地を破壊する。しかし、逃亡中にアラシに追跡され、格闘中に変身が解け正体を現す。最期はハヤタにマルス133で頭を銃撃され、「ゼットン」と断末魔の言葉を残して消滅する。

変身怪人ゼットン星人

最期はハヤタにマルス133で頭を銃撃され、「ゼットン」と断末魔の言葉を残して消滅する。

変身怪人ゼットン星人「ゼットーン・・・」

地球侵略を企むゼットン星人の操る怪獣として『ウルトラマン』の最終回(第39話)に初登場。

ウルトラマンを完全に倒した初の怪獣であり、後年の作品への登場時にもこのことが語られている。

宇宙恐竜ゼットン「ゼットン・・・」

『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」(1967年4月9日放送)に登場。

ゼットン星人の切り札ともいうべき侵略兵器。ゼットン星人が銃撃され、「ゼットーン」と断末魔の声を上げながら消滅すると、それに応えるように大型母船の中から出現し、科学特捜隊基地の襲撃に取りかかる。

武器は顔の発光器官から放つ赤色の「一兆度の火球」。本編映像では、発光器官の最下部と目に当たる部分の3か所から出た赤色のエネルギーが顔の前で融合して赤色の火球を形成し、撃ち出されている。

その他に2種類の光弾を放っている。人間の顔に見立てると目に当たる部分から放つ白色の光弾は貫通力に優れているようで、科特隊本部の外壁に大穴を空けている。発光器官からも複数の白色の小光弾をかたまりで発射する。この光弾は科特隊本部の内部を破壊し火災を発生させている。

瞬間移動で相手の後ろを取ったり、バリアーで相手の攻撃から身を守れるほか、相手の光線技を胸と両腕で吸収し、両腕から波状光線として撃ち返す能力も持つ。

宇宙恐竜ゼットン「ピポポポポポポ」

宇宙恐竜ゼットン

波状光線は『ウルトラマン Fighting Evolution 3』や『大怪獣バトル』では「ゼットンファイナルビーム」、『ウルトラキッズDVD』などの編集作品などでは「ゼットンブレイカー」と、目からの光弾は『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「ゼットン光弾」と表記されている。

また、「一兆度の火球」は『ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では、「メテオ火球」と名付けられている。

宇宙恐竜ゼットン

当初はゼットンを倒すのは科学特捜隊ではなく、ゾフィーが上空からスペシウム光線をゼットンに浴びせて倒す予定だった(当初は単に「ウルトラマンの仲間」と称されていた)。

ゾフイー

ウルトラセブン 1967年(昭和42年)10月1日 - 1968年(昭和43年)9月8日放送。全49話。

『ウルトラセブン』は、円谷プロダクションが制作した特撮テレビ番組(カラー)、またはその劇中に登場するヒーローの名称である。1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日までにTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全49話が放映された。

宇宙の侵略者から地球を守るウルトラ警備隊と、地球人に協力するヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語である。

自然現象の一部としての怪獣出現が主なテーマだった『ウルトラマン』に対し、本作では明確な侵略の意図を持った知的生命体=宇宙人との対立が物語の中心となった。

ウルトラセブン

最終回までの激闘にセブンの体力は限界にきていたのか。脈拍360、血圧400、熱が90度近い・・・さすがダン(セブン)な数字を叩き出します。

『ウルトラセブン』第48話「史上最大の侵略(前編)」、第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。

極めて高度な文明を誇るゴース星から来た侵略者。その顔立ちから「幽霊怪人」と呼ばれており、ゴース星も普通の方法では観測できないことから「幽霊惑星」と呼ばれている。地球侵略のために熊が岳の地下に基地を作り、パンドンを操る。

幽霊怪人ゴース星人

幽霊怪人ゴース星人

ゴース星人が地球侵略のために大型宇宙船スペースキャリアーで連れてきた怪獣。頭部の左右に顔がある。体色は赤で、高熱火炎を左右の口(鳥の嘴状)から吐く。

セブンが過労によってエメリウム光線もエネルギー不足で満足に放てないほど衰弱していたこともあり、戦闘では使おうとしたアイスラッガーを一度はたたき落とし、こめかみを殴って悲鳴を上げさせるなど、一時は有利な立場を保つ。

しかし、アンヌが操縦するウルトラホーク3号による援護攻撃もあり、最後は力を振り絞ってアイスラッガーをナイフのように振るったセブンに左手と右足を切断され、倒される。

双頭怪獣パンドン

第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。ウルトラセブンにおける最後の敵。

セブンに切断された左手と右足にゴース星人が義手や義足を取り付けたもの。パンドンの本来の手は2本指だが、義手の手は5本指。爆破されたゴース星人の基地から置き土産として登場し、セブンと最後の戦いを繰り広げるが、初戦とは違い火炎は吐かない。

もはや満足に動くことすらできないセブンの放ったアイスラッガーを右手で受け止めて投げ返そうとするが、その直前にウルトラ警備隊の総攻撃(特にクラタ隊長が操縦するα号の急降下攻撃)を受けて投げそこなう。まもなくアイスラッガーを投擲するが、その間に体勢を整えたセブンの念力によってアイスラッガーを制御され、今度は受け止められずに首を切断されて倒される。

双頭怪獣 改造パンドン

双頭怪獣 改造パンドン

帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック) 1971年(昭和46年)4月2日- 1972年(昭和47年)3月31日放送。全51話。

『帰ってきたウルトラマン』(かえってきたウルトラマン)は、1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日にTBS系で、毎週金曜19:00 - 19:30に全51話が放送された特撮テレビ番組。
怪獣と戦う防衛チーム・MAT(マット)や、巨大ヒーロー・ウルトラマンの活躍を描く。
なお、本作の主役であるウルトラマンは、後年ウルトラマンジャックという正式名称が設定された。

帰ってきたウルトラマン

第51話「ウルトラ5つの誓い」に登場。

全宇宙の征服を狙っている悪質な宇宙人。そのために邪魔なウルトラマンを殺害するだけでなく、ウルトラの国をも滅ぼそうとする。

強力なバット星連合艦隊を保有しており、この連合艦隊がウルトラの国へと侵攻する一方で、別働隊としてゼットンを引き連れた個体が地球に降り立ち、ウルトラマンを襲撃する「ウルトラ抹殺計画」を実行した。

次郎とルミ子を人質に取って郷秀樹をおびき出し、さらにMATがゼットンと交戦中にMAT基地に侵入し、基地の心臓部である原子炉を破壊して壊滅させる。その後、次郎とルミ子を救出に来たMATと交戦し、伊吹隊長が投げたMATナイフを喰らうが、何事もなかったかのように自身も巨大化して、ゼットンと共にウルトラマンと交戦する。

しかし、特にこれといった戦闘能力を持っていないため(書籍では鋏状の手からミサイル弾を発射すると記述されているものもあるが劇中では見せていない)、ウルトラマンに対しては力が及ばず、ウルトラクロスで体を串刺しにされて絶命した。

触角宇宙人 バット星人

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