ウルトラシリーズ・歴代「ウルトラマン」(20作品)のラスボス・最後の敵

ウルトラシリーズ・歴代「ウルトラマン」(20作品)のラスボス・最後の敵

初代ウルトラマン(1966年)からウルトラマンギンガ(2013年)まで(映画作品も含む)の歴代ウルトラマンたちが最後に戦った強敵をおさらいしてみましょう。


ウルトラマン 1966年(昭和41年)7月17日 - 1967年(昭和42年)4月9日放送。全39話。

『ウルトラマン』は、日本の特撮テレビ番組(カラー)、および、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。制作は円谷プロダクション。1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00-19:30に全39話が放送された。

『ウルトラマン』に続いて放送された一連の番組、および、その劇中の巨大変身ヒーローは「ウルトラマン」と総称される場合がある。種族としてのウルトラマンについては別項を参照。
後続作品のヒーローと区別するために本作のウルトラマンを「初代ウルトラマン」「初代」「マン」と呼ぶ場合がある。

ウルトラマン

『ウルトラマン』最終回「さらばウルトラマン」に登場。

ゼットンを操る謎の宇宙人。劇中で岩本博士により「1930年代から約40年に渡る円盤の飛来は彼ら(ゼットン星人)の地球偵察だった」「地球侵略のための準備が整ったと判断した彼らは大円盤部隊を動員して地球征服の最大の障害である科学特捜隊日本支部とウルトラマンの抹殺を行うべく日本に侵攻した」と推測される。

世界各国の人工衛星を破壊し地球に潜入、日本へ侵攻する。その際航空自衛隊と交戦し一部が撃墜されるが、反撃し全滅に追い込む。科学特捜隊によって、大型母船を除くほぼ全ての円盤部隊は撃墜されるが、ゼットン星人の一人が科特隊日本支部の基地内へ既に潜入しており、岩本博士を気絶させた後、博士に変身し基地を破壊する。しかし、逃亡中にアラシに追跡され、格闘中に変身が解け正体を現す。最期はハヤタにマルス133で頭を銃撃され、「ゼットン」と断末魔の言葉を残して消滅する。

変身怪人ゼットン星人

最期はハヤタにマルス133で頭を銃撃され、「ゼットン」と断末魔の言葉を残して消滅する。

変身怪人ゼットン星人「ゼットーン・・・」

地球侵略を企むゼットン星人の操る怪獣として『ウルトラマン』の最終回(第39話)に初登場。

ウルトラマンを完全に倒した初の怪獣であり、後年の作品への登場時にもこのことが語られている。

宇宙恐竜ゼットン「ゼットン・・・」

『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」(1967年4月9日放送)に登場。

ゼットン星人の切り札ともいうべき侵略兵器。ゼットン星人が銃撃され、「ゼットーン」と断末魔の声を上げながら消滅すると、それに応えるように大型母船の中から出現し、科学特捜隊基地の襲撃に取りかかる。

武器は顔の発光器官から放つ赤色の「一兆度の火球」。本編映像では、発光器官の最下部と目に当たる部分の3か所から出た赤色のエネルギーが顔の前で融合して赤色の火球を形成し、撃ち出されている。

その他に2種類の光弾を放っている。人間の顔に見立てると目に当たる部分から放つ白色の光弾は貫通力に優れているようで、科特隊本部の外壁に大穴を空けている。発光器官からも複数の白色の小光弾をかたまりで発射する。この光弾は科特隊本部の内部を破壊し火災を発生させている。

瞬間移動で相手の後ろを取ったり、バリアーで相手の攻撃から身を守れるほか、相手の光線技を胸と両腕で吸収し、両腕から波状光線として撃ち返す能力も持つ。

宇宙恐竜ゼットン「ピポポポポポポ」

宇宙恐竜ゼットン

波状光線は『ウルトラマン Fighting Evolution 3』や『大怪獣バトル』では「ゼットンファイナルビーム」、『ウルトラキッズDVD』などの編集作品などでは「ゼットンブレイカー」と、目からの光弾は『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「ゼットン光弾」と表記されている。

また、「一兆度の火球」は『ウルトラマンM730 ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では、「メテオ火球」と名付けられている。

宇宙恐竜ゼットン

当初はゼットンを倒すのは科学特捜隊ではなく、ゾフィーが上空からスペシウム光線をゼットンに浴びせて倒す予定だった(当初は単に「ウルトラマンの仲間」と称されていた)。

ゾフイー

ウルトラセブン 1967年(昭和42年)10月1日 - 1968年(昭和43年)9月8日放送。全49話。

『ウルトラセブン』は、円谷プロダクションが制作した特撮テレビ番組(カラー)、またはその劇中に登場するヒーローの名称である。1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日までにTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全49話が放映された。

宇宙の侵略者から地球を守るウルトラ警備隊と、地球人に協力するヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語である。

自然現象の一部としての怪獣出現が主なテーマだった『ウルトラマン』に対し、本作では明確な侵略の意図を持った知的生命体=宇宙人との対立が物語の中心となった。

ウルトラセブン

最終回までの激闘にセブンの体力は限界にきていたのか。脈拍360、血圧400、熱が90度近い・・・さすがダン(セブン)な数字を叩き出します。

『ウルトラセブン』第48話「史上最大の侵略(前編)」、第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。

極めて高度な文明を誇るゴース星から来た侵略者。その顔立ちから「幽霊怪人」と呼ばれており、ゴース星も普通の方法では観測できないことから「幽霊惑星」と呼ばれている。地球侵略のために熊が岳の地下に基地を作り、パンドンを操る。

幽霊怪人ゴース星人

幽霊怪人ゴース星人

ゴース星人が地球侵略のために大型宇宙船スペースキャリアーで連れてきた怪獣。頭部の左右に顔がある。体色は赤で、高熱火炎を左右の口(鳥の嘴状)から吐く。

セブンが過労によってエメリウム光線もエネルギー不足で満足に放てないほど衰弱していたこともあり、戦闘では使おうとしたアイスラッガーを一度はたたき落とし、こめかみを殴って悲鳴を上げさせるなど、一時は有利な立場を保つ。

しかし、アンヌが操縦するウルトラホーク3号による援護攻撃もあり、最後は力を振り絞ってアイスラッガーをナイフのように振るったセブンに左手と右足を切断され、倒される。

双頭怪獣パンドン

第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。ウルトラセブンにおける最後の敵。

セブンに切断された左手と右足にゴース星人が義手や義足を取り付けたもの。パンドンの本来の手は2本指だが、義手の手は5本指。爆破されたゴース星人の基地から置き土産として登場し、セブンと最後の戦いを繰り広げるが、初戦とは違い火炎は吐かない。

もはや満足に動くことすらできないセブンの放ったアイスラッガーを右手で受け止めて投げ返そうとするが、その直前にウルトラ警備隊の総攻撃(特にクラタ隊長が操縦するα号の急降下攻撃)を受けて投げそこなう。まもなくアイスラッガーを投擲するが、その間に体勢を整えたセブンの念力によってアイスラッガーを制御され、今度は受け止められずに首を切断されて倒される。

双頭怪獣 改造パンドン

双頭怪獣 改造パンドン

帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック) 1971年(昭和46年)4月2日- 1972年(昭和47年)3月31日放送。全51話。

『帰ってきたウルトラマン』(かえってきたウルトラマン)は、1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日にTBS系で、毎週金曜19:00 - 19:30に全51話が放送された特撮テレビ番組。
怪獣と戦う防衛チーム・MAT(マット)や、巨大ヒーロー・ウルトラマンの活躍を描く。
なお、本作の主役であるウルトラマンは、後年ウルトラマンジャックという正式名称が設定された。

帰ってきたウルトラマン

第51話「ウルトラ5つの誓い」に登場。

全宇宙の征服を狙っている悪質な宇宙人。そのために邪魔なウルトラマンを殺害するだけでなく、ウルトラの国をも滅ぼそうとする。

強力なバット星連合艦隊を保有しており、この連合艦隊がウルトラの国へと侵攻する一方で、別働隊としてゼットンを引き連れた個体が地球に降り立ち、ウルトラマンを襲撃する「ウルトラ抹殺計画」を実行した。

次郎とルミ子を人質に取って郷秀樹をおびき出し、さらにMATがゼットンと交戦中にMAT基地に侵入し、基地の心臓部である原子炉を破壊して壊滅させる。その後、次郎とルミ子を救出に来たMATと交戦し、伊吹隊長が投げたMATナイフを喰らうが、何事もなかったかのように自身も巨大化して、ゼットンと共にウルトラマンと交戦する。

しかし、特にこれといった戦闘能力を持っていないため(書籍では鋏状の手からミサイル弾を発射すると記述されているものもあるが劇中では見せていない)、ウルトラマンに対しては力が及ばず、ウルトラクロスで体を串刺しにされて絶命した。

触角宇宙人 バット星人

『帰ってきたウルトラマン(以下、帰マン)』第51話「ウルトラ5つの誓い」に登場。

初代ウルトラマンを倒したゼットンの同族が、バット星人によってウルトラマンジャックを倒すための特訓を受けて育てられた。力は初代よりも上であるが、初代のようなバリヤー能力やテレポート能力は見せない。

また、初代と同じ電子音以外にも、ウシに近い鳴き声を上げる。口からは火球を吹く初代とは異なり光弾を放つが、ジャックにはウルトラVバリヤーで防御される。2代目独自の能力として、右手先から発するゼットンナパームと身体への直接攻撃を弾き返す電撃を備えている。

出撃したマットアロー1号とマットジャイロを撃墜してMATの主戦力を全滅させ、バット星人と共に2対1の有利な状況でジャックと戦うが、最後にはバット星人をジャックのウルトラクロスで失い、自分はウルトラハリケーンで空中に飛ばされた後、スペシウム光線で爆破される。

宇宙恐竜ゼットン二代目

宇宙恐竜ゼットン二代目

宇宙恐竜ゼットン二代目

ウルトラマンA(エース) 1972年(昭和47年)4月7日 - 1973年(昭和48年)3月30日放送。全52話。

『ウルトラマンA』(ウルトラマンエース)とは、円谷プロダクションが製作した特撮テレビ番組の名称と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの呼び名である。1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全52話が放送された。

ウルトラマンA

『ウルトラマンA』で初登場。「ウルトラシリーズ」としては初の番組を通しての悪役であり、テーマ曲の歌詞にも登場する。異次元に生息している知的生命体であり、地球の生物と宇宙怪獣を合成・改造する「超獣製造機」によって超獣を製造し、地球へ送り込む。また、配下にはギロン人やマザロン人など、多くの宇宙人や異次元人を従えている。

視覚的には、赤紫色の歪んだ時空の中にうごめく、頭部のとがった顔のない人間の姿で現れる。リーダー格は頭部や腹部に装飾を施しており、その形状には個体差がある。

異次元人 ヤプール

第52話「明日のエースは君だ!」に登場。

ヤプールの残党がA打倒のため、マザリュース、ユニタング、カウラ、マザロン人の最も強い部分だけを結集して合体させた合成超獣。

超獣ブロッケンと同様、ケンタウロスのような人馬形態をしており、頭部はカウラ、身体の前半分はユニタング、身体の後ろ半分はマザリュースで構成され、尾の付け根にはマザロン人の眼が備わっている。

竜隊長によれば、「地上でばらばらになった超獣の分子は大気を浮遊しており、それをヤプールが1か所に集めた」らしい。

サイモン星人に扮したヤプールに操られ、目から怪光線、口からミサイルと火炎を吐き、全身からバリヤーを出す。TACの細胞破壊ミサイルも効かずAを苦しめるが、メタリウム光線を受けて怯んだ直後にギロチンショットで首を切断され、倒される。

最強超獣ジャンボキング

メタリウム光線

ギロチンショット!

優しさを失わないでくれ。
弱い者をいたわり、互いに助け合い
どこの国の人達とも、
友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。 
たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。 
それが、私の最後の願いだ。

ウルトラマンエースの最後の願い

ウルトラマンタロウ 1973年(昭和48年)4月6日 - 1974年(昭和49年)4月5日放送。全53話。

『ウルトラマンタロウ』は、1973年4月6日から1974年4月5日までTBS系で毎週金曜19:00 - 19:30に全53話が放送された、TBSと円谷プロダクションが製作した特撮テレビ番組とその劇中に登場するヒーローの名前である。
タイトルロゴは「ウルトラマンT」、「T」に「タロウ」のルビがある。

ウルトラマンタロウ

『ウルトラマンタロウ』第53話(最終回)「さらばタロウよ! ウルトラの母よ!」に登場。

バルキー星人のデザインはウルトラマンレオのNGデザインを元に再デザインされたもの。

サメクジラを操り、地球の海を支配しようと目論む。額のタイマーランプから発射する「バルキービーム」と、手に持つ「バルキーリング」(「バルキーソード」とも呼ばれる)が最大の武器。また、宇宙金属が埋め込まれた頭部による頭突きも強力で、ウルトラマンタロウの背後を取るほど動きも素早い。

タロウがサメクジラと戦っている最中に現れ、背後からタロウを羽交い絞めにしてサメクジラに倒させようとするが、ZATの攻撃に阻まれて失敗。サメクジラがタロウに倒されたため、一度は逃亡する。

しかし、白鳥健一少年に真の勇気を示そうとする東光太郎がウルトラバッジをウルトラの母へ返した瞬間、等身大で再び出現。タロウへの変身能力を失った光太郎に襲いかかろうとしたところを彼のZATガンで額を撃たれ、巨大化して光太郎を執拗に追い回す。最後は光太郎によってコンビナートへおびき出され、自らが蹴飛ばしたタンクから溢れ出た石油を全身に浴びたところを光太郎のZATガンで点火され、瞬く間に燃え上がって爆死する。

宇宙海人バルキー星人

第53話「さらばタロウよ! ウルトラの母よ!」に登場。

バルキー星人に操られる怪獣。白鳥健一少年の父親の乗る船や、複数のタンカーを沈没させる。頭の小さい角はカッターのようになっており、船底を切り裂く。バルキー星人とともに日本に上陸してタロウと戦うが、鼻先の大きい角を折られた後、ストリウム光線で倒された。

海獣 サメクジラ

商品名:HG原色ウルトラ怪獣大百科その5 最終回スペシャル「海獣 サメクジラ」(バンダイ)

ウルトラマンレオ 1974年(昭和49年)4月12日 - 1975年(昭和50年)3月28日放送。全51話。

『ウルトラマンレオ』は、1974年(昭和49年)4月12日から1975年(昭和50年)3月28日までTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全51話が放送された円谷プロダクション・TBS製作の特撮テレビ番組と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。ウルトラシリーズ第7作であり、第2期ウルトラシリーズの最終作にあたる。

ウルトラマンレオ

第40話 - 第51話に登場。

円盤生物の地球襲来と同時に現れた黒ずくめの謎の怪人物。その正体は悪魔の惑星ブラックスターから地球侵略のためにやってきた宇宙人である。シルバーブルーメを使ってMACを壊滅させ、スポーツセンターの仲間を殺害した。ゲンにとってはマグマ星人に代わる、トオルにとってもツルク星人に代わる新たな仇である。

手に持っている水晶玉でブラックスターから次々と円盤生物を呼び寄せ、侵略の手駒として操る。しかしレオによってことごとく円盤生物を倒され、闘いは次第にレオとの私闘の様相を帯びたものとなる。度重なる敗北に業を煮やし、ブラックスター最強の円盤生物ブラックエンドを呼び寄せ、レオに決戦を挑む。

ブラック指令

『ウルトラマンレオ』第51話「さようならレオ! 太陽への出発」に登場。

ブラックスター最後にして最強の円盤生物。球体状の体から顔と両足、前後2本ずつの角、長い尻尾が伸びる。武器は角と尻尾のはさみ、口からの高熱火炎放射。それらのほか、角と尻尾を収納して高速で転がる突進攻撃も用いる。

円盤生物ブラックエンド

商品名:HG原色ウルトラ怪獣大百科その5 最終回スペシャル「円盤生物ブラックエンド」(バンダイ)

ザ☆ウルトラマン 1979年(昭和54年)4月4日から1980年(昭和55年)3月26日放送。全50話。

『ザ☆ウルトラマン』は、1979年(昭和54年)4月4日から1980年(昭和55年)3月26日に TBS 系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全50話が放送されたテレビアニメ。製作:円谷プロダクション、TBS。アニメーション製作:日本サンライズ(現:サンライズ)。

ウルトラシリーズ第8作目であり、第3期ウルトラシリーズの1作目にあたる。平均視聴率は11.0%。

本作のウルトラマン達はU40(ユー・フォーティー)出身で、一部の設定を除きM78星雲やL77星とは無関係である。

ザ☆ウルトラマン(1979年) 「ウルトラマンジョーニアス」

『ザ☆ウルトラマン』 
最終回『ウルトラの星へ!!完結編 平和への勝利』登場

処刑怪獣マクダター

激しい格闘戦を繰り広げ一進一退の攻防戦を繰り広げるが、そこへジョーニアスの仲間であるロトとエレクが駆けつけ、戦いの流れは一気にジョーニアス優勢へ! 

最後は3人のウルトラパワーで空中に投げ出された所を、ジョーニアスのプラニウム光線(Bタイプ)の直撃を受け大爆発、絶命した。

処刑怪獣マクダター

ジョーニアスのプラニウム光線がマクダターを貫く。

ウルトラマン80 1980年(昭和55年)4月2日 - 1981年(昭和56年)3月25日放送。全50話。

『ウルトラマン80』(ウルトラマンエイティ)は、1980年(昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までTBS系で毎週水曜19:00 - 19:30(JST)に全50話が放送されたTBS・円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組、また、その劇中に登場するヒーローの名。ウルトラシリーズ通算第9作目であり、第3期ウルトラシリーズの2作目にあたる。

ウルトラマン80

第50話「あっ! キリンも象も氷になった!!」に登場。

惑星全体の熱を吸収して氷の星に変えるという恐ろしい宇宙怪獣。外見は白毛のマンモスで、地球を狙う以前にも熱のある惑星に侵入して熱エネルギーを奪い取り、氷付けにしてきた。最大の武器は全身から放つ冷凍液で、九州南原市を氷づけにする。また地上を滑走して氷付けにしたビルへ体当たり攻撃を行う。

基本的に熱攻撃は通用せず、UGMのミサイル攻撃を受けた際に発生した火花をも吸収するが、その分体は低温のために脆く物理的な衝撃が弱点である。最期は冷凍液をUGMに逆利用されて凍らされ、そこに巨大鉄球(ジャイアントボール)を受けて四散し、80の力を借りることなくUGMの力だけで倒される(猛と涼子は変身して戦おうとするが、オオヤマキャップに制止される)。南原市はマーゴドンが倒された直後に元に戻る。

冷凍怪獣 マーゴドン 怪獣頻出期(『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和「ウルトラシリーズ」)に現れる最後の怪獣

商品名:HG原色ウルトラ怪獣大百科その5 最終回スペシャル「冷凍怪獣 マーゴドン」(バンダイ)

ウルトラマンティガ 1996年(平成8年)9月7日- 1997年(平成9年)8月30日放送。全52話。

『ウルトラマンティガ』(ULTRAMAN TIGA)は、円谷プロダクション・毎日放送が制作した特撮テレビドラマの番組名と、劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。1996年(平成8年)9月7日から1997年(平成9年)8月30日までTBS系で毎週土曜日18:00 - 18:30に全52話が放送された。1998年、第29回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門を日本の特撮テレビドラマとして初めて受賞した。
放映直前当時のキャッチコピーは「ウルトラマンはさらに進化! 敵の特徴に合わせて3タイプに変身する超マルチ戦士!」

ウルトラマンティガ

第51話「暗黒の支配者」、第52話「輝けるものたちへ」に登場。

南太平洋に浮上した超古代都市ルルイエに現れた闇の邪神で、3千万年前に超古代文明を滅ぼした元凶。ユザレは「大いなる闇」と呼ぶ。巨大なアンモナイト状の体から触手が生え、顔には人間とは上下逆の位置で目と口がついている。また、海に浸かった体からは鋏状の巨大な腕が伸びている。口から吐く電流と闇、そしてマルチタイプの攻撃はおろかパワータイプのデラシウム光流やパワータイプ版ゼペリオン光線すら寄せ付けない頑丈な表皮でティガを苦しめる。特に闇の力は極めて強力で、質量反応がないため、通常攻撃や物理的な力では止められず飲み込んだ人間を一瞬で即死させ、ティガの皮膚ですら傷を負わせる。口から吐き出す大いなる闇は、地球上の生物はおろか機械類の機能をも停止させる。

鋏と触手でティガの動きを封じ、紫色の光線でカラータイマーを打ち抜き、再び石像化させて海中に沈める。世界を闇で覆い尽くし、ティガ復活オペレーションまで妨害し、全人類を絶望させるが、最後まで希望を捨てなかった世界中の子供たちの「光」で蘇ったグリッターティガに圧倒される。グリッターゼペリオン光線で大ダメージを受け、最後はタイマーフラッシュスペシャルで消滅する。

邪神 ガタノゾーア

邪神 ガタノゾーア

鋏と触手でティガの動きを封じ、紫色の光線でカラータイマーを打ち抜き、再び石像化させて海中に沈める。

邪神 ガタノゾーア

邪神 ガタノゾーア

発送予定:2016年3月
税込価格:24800円
◆商品内容
・ガタノゾーア
・ウルトラマンティガ パワータイプ(石化Ver.)
・シークレット

ド迫力のセットになっています。

ウルトラヒーロー500&ウルトラ怪獣DX ウルトラマンティガ 光と闇の最終決戦セット(プレミアバンダイ)

ウルトラマンダイナ 1997年(平成9年)9月6日 - 1998年(平成10年)8月29日放送。全51話。

『ウルトラマンダイナ』(ULTRAMAN DYNA)とは、円谷プロダクションが製作した巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマ作品名と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。1997年(平成9年)9月6日から1998年(平成10年)8月29日まで、MBSを制作局としてTBS系で毎週土曜18:00 - 18:30に全51話が放送された。

平成ウルトラシリーズの2作目であり、『ウルトラマンティガ』の続編である。
放映直前当時のキャッチフレーズは『究極の爆発力! 熱い闘いを見ろ!!』

ウルトラマンダイナ

暗黒惑星 グランスフィア

超合成獣 ネオガイガレード

ウルトラマンガイア 1998年(平成10年)9月5日 - 1999年(平成11年)8月28日放送。全51話。

『ウルトラマンガイア』(ULTRAMAN GAIA)は特撮テレビドラマと、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。
制作は円谷プロダクション及び毎日放送。1998年(平成10年)9月5日より1999年(平成11年)8月28日まで全51話が毎週土曜日18:00 - 18:30にTBS系で放映された。なお、テレビ山口では夏休み等に集中放送、その他一部系列局では17時台に遅れネットしていた。

2008年1月6日から2009年3月15日までTBSチャンネルで放送された。
放映直前当時のキャッチフレーズは『正義の味方か、悪魔の使者か。』

『ウルトラマンティガ』や『ウルトラマンダイナ』に続く、平成に入ってから製作されたウルトラマンのテレビシリーズ第3作目。また、20世紀に制作されたテレビシリーズとしては最後の作品でもあり、世界観の繋がっていた前2作から設定を一新し、時代設定を放映年代とほぼ同じ20世紀末とし、科学考証や人間関係などのリアリティが重視された他、ライバル的存在のウルトラマンアグルが登場している。

ウルトラマンガイア

第49話「天使降臨」、第50話「地球の叫び」、第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。

カイザードビシに苦戦するウルトラマンの前に突如現れる、女神を模した姿の巨人。藤宮は破滅招来体の最終兵器ではないかと推測する。主な戦力は登場時の瑞光、両手から波動弾、指から青い念力光線、目から放つ怪光線、光エネルギー吸収能力など。また、回復効果のある光を放つことも可能。人語は話さないが、掛け声や笑い声、悲鳴などを発する。

根源破滅天使 ゾグ (第一形態)

根源破滅天使 ゾグ (第一形態)

第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。

地球怪獣らのエネルギーによって復活したガイアとアグルの攻撃を受けて、第1形態からより怪獣的な姿に変化したゾグの真の姿。腕のあるグリフォンを模した外見を持ち、女性の悲鳴のような鳴き声を発する。ウルトラマンを軽く弾き、高層ビルすら踏み潰すほどの圧倒的な巨体と、口や両手から放つ波動弾でガイアとアグルを苦しめるが、最期はミズノエノリュウを攻撃され奮起したガイアとアグルの合体光線、ストリーム・エクスブローションを受けて粉砕される。

根源破滅天使 ゾグ (第二形態)

根源破滅天使 ゾグ (第二形態)

ウルトラマンコスモス 2001年(平成13年)7月7日 - 2002年(平成14年)9月28日放送。全65話(初回放送分は60話)。

『ウルトラマンコスモス』(ULTRAMAN COSMOS)は、2001年に円谷プロダクションが製作した特撮テレビシリーズおよび劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。2001年(平成13年)7月7日から2002年(平成14年)9月28日までMBS製作、TBS系で毎週土曜日18:00 - 18:30に放送された。キャッチコピーは「強さとやさしさを兼ねそなえたウルトラマン」。

メディアミックス戦略として、放送期間中と放送終了後に計3作の映画版も製作された。第1作は本編の前日譚に相当し、テレビ放送の開始直後に夏休み映画として公開された。第2作・第3作は本編最終話の後のストーリーである。

ウルトラマンコスモス

第64話「月面の決戦」、第65話「真の勇者」に登場。

カオスウルトラマンカラミティが倒された直後、P87ポイントに集結していた全カオスヘッダーが一体化した最強の実体カオスヘッダー。

コスモスに対する憎しみの心で暴れまわり、両手から破壊光線クリムゾンブレークとゴールデンライトバリアも破る破滅魔球ダークデストロイヤーを放つ。

さらに、コスモスを地面に激しく叩きつけるほどの念力や、バリアーも使える。月面での戦闘でカラミティを倒したばかりのコスモスを窮地に追い込むも、チームEYESのカオスキメラとコスモスが最後の力を振り絞って放ったコズミューム光線で撃退されるが、それでも完全に倒されておらずカオス反応を消して地球に飛来し、カオスキメラすら受け付けないほど強化している。

カオスダークネス

カオスダークネス

ウルトラ怪獣シリーズEX カオスダークネス(バンダイ)

心を持ったカオスダークネスがコスモス・ミラクルナモードのルナファイナルと地球怪獣たちの声に反応し、怒りや憎しみから解放されて優しさを得て美しい金色の巨人になった姿。この姿で地球を去っていった。

カオスヘッダー0(ゼロ)

ウルトラマンネクサス 2004年(平成16年)10月2日 - 2005年(平成17年)6月25日放送。全37話(ほか、extra1話)。

『ウルトラマンネクサス』は、円谷プロダクションが製作し、2004年(平成16年)10月2日から2005年(平成17年)6月25日まで中部日本放送・TBS系列で毎週土曜日の7:30 - 8:00(JST)に全37話が放送された、巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名と、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。

ウルトラマンネクサス

太古より全宇宙の平和を守り続ける伝説の存在。光の国のウルトラ戦士からもウルトラマンキング同様、「伝説の超人」と称されている。永い時を越えて受け継がれてきた神秘の光とデュナミストの融合により誕生する光の巨人・ウルトラマンの本来の姿であり、究極最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル)でもある、最強ヒーロー。眩い白銀の光を身に纏い、背中に備わる伸縮自在の翼「ノアイージス」の力で時空超越すら可能にし、神業の如き奇跡を発現させる。

闇の巨人・ダークザギと時空を超えた死闘を繰り広げ、ダークザギ共々次元の彼方に姿を消したが、その光は地球のデュナミストたちに受け継がれ、『ウルトラマンネクサス』最終話で主人公・孤門一輝をデュナミストとして再び姿を現し、圧倒的な強さでダークザギを葬った。

ウルトラマンノア Final Episodeにて登場したネクサス最終形態(ウルティメイト・ファイナル・スタイル)。

ダークサイドノアとも呼ばれ、ウルトラマンノアに相似するボディの体色は、漆黒と赤いラインが走っており、胸にはノアと同様のY字形のエナジーコアが存在する。ノアの究極技ノア・ザ・ファイナルによってノアとともに次元の彼方へと姿を消した。設定上は不死身とされる。

その正体は20年前に地球にやって来たM80さそり座球状星団の異星人「来訪者」が、スペースビーストを駆逐するために造り上げた対ビースト用最終兵器人造巨人ウルティノイド・ザギで、かつて母星をビーストから救った光の巨人(ウルトラマンノア)を模して造られており、そのためウルトラマンノアと似た姿になっている。

他の生物を取り込む(捕食する)ことで進化するスペースビーストに対抗するため、自己進化プログラムを組み込まれている。しかしその結果歪んだ自我に目覚め、「光の巨人の模造品」と自覚するようになり、それを越えようと倒すべきビーストを逆に進化・増殖させてしまい、自らがビーストを支配する頂点となって暴走していった。

その脅威に対応出来なくなった来訪者たちは、最後の手段としてザギを自分たちの母星ごと爆破、その結果起こった超新星爆発が地球でのビースト発生の発端となる。後に地球へ飛来し、復活の時を待ち続けた。

クロムチェスターδの攻撃も全く受け付けず、ジュネッス、ジュネッスブルーをも遙かに凌駕して寄せ付けない超戦闘能力を有するものの、ネクサスの真の姿であるノアの前に敗れさり、宇宙の藻屑と化した。

邪悪なる暗黒破壊神 ダークザギ(ダークサイドノア)

邪悪なる暗黒破壊神 ダークザギ(ダークサイドノア)

ウルトラマンマックス 2005年(平成17年)7月2日 - 2006年(平成18年)4月1日放送。全39話(ほか、総集編1回放送)。

『ウルトラマンマックス』は、円谷プロダクションが制作し、2005年(平成17年)7月2日から2006年(平成18年)4月1日までCBC・TBS系列で毎週土曜日7:30 - 8:00に全39話が放送された、巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名、もしくはその劇中に登場するヒーローの名前。
キャッチコピーは「最強! 最速!! Max Power! Max Speed!!」。

ウルトラマンマックス

ギガバーサーク

機械獣 ギガバーサーク

ウルトラマンメビウス 2006年(平成18年)4月8日 - 2007年(平成19年)3月31日放送。全50話。

『ウルトラマンメビウス』は、円谷プロダクションが制作した巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名およびその劇中で主人公が変身するヒーローの名前である。2006年(平成18年)4月8日から2007年(平成19年)3月31日まで中部日本放送(CBC)・TBS系列で全50話が放送された。

ウルトラマンメビウス

『ウルトラマンメビウス』第48話「最終三部作I 皇帝の降臨」から第50話(最終回)「最終三部作III 心からの言葉」に登場。

3万年前に怪獣軍団を率いて光の国に侵攻した宇宙人で、宇宙警備隊が結成されるきっかけとなった「ウルトラ大戦争」を引き起こした元凶。

その戦いの中でウルトラの父(当時はウルトラマンケン)のウルティメイトブレードとエンペラブレードで一騎打ちを繰り広げ、右脇腹にはその古傷がある。

その姿は各部にウルトラ族に似た意匠を持ち、黒い鎧と「リフレクターマント」を身に纏っている。暗黒四天王やインペライザーなどを操っていた「皇帝」の正体にして、数々の宇宙人や宇宙怪獣を引き寄せた時空波や、ボガール死滅後も出現し続けた地球怪獣など、『ウルトラマンメビウス』における様々な怪獣事件の黒幕であり、M78(光の国)ウルトラマンシリーズ最大の敵でもある。

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人 M78(光の国)ウルトラマンシリーズ最大の敵でもある。

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人

メビウス=ヒビノ・ミライも一度はレゾリューム光線で撃退・消滅させ、アイハラ・リュウと一体化して復活したヒカリも退ける。

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人

暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人

ウルトラ怪獣500 エンペラ星人 (バンダイ)

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」(2006年9月16日)

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(ウルトラマンメビウス アンド ウルトラきょうだい)は、2006年9月16日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画。テレビ番組『ウルトラマンメビウス』の劇場版。

キャッチコピーは「宇宙最大の敵 復活! 迎え撃て、永遠のヒーローたち!」、「帰ってきたウルトラ兄弟!! 僕らのメビウスが映画になった!!」

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」(2006年9月16日)

究極巨大超獣 Uキラーザウルス・ネオ
身長:303m
体重:42万9千t
宇宙人連合の手でマイナスに変換されたウルトラ4兄弟の光エネルギーにより、ファイナル・クロスシールドが破られたことで、Uキラーザウルスが復活した姿。封印されていた20年の間に怨念を蓄えてパワーアップしており、二足歩行だった下半身は巨大化して6本足の昆虫のようなものとなっている。
復活前は4本だった触手は6本に増え(設定では、この触手の一本一本が通常の超獣を凌駕する力を持つ)、その爪先から放つ赤い電撃ビーム「フィーラーショック」、目からのビーム「キラーアイレイ」、全身の突起「キラー・ウォーヘッド」から発する生体ミサイル、下方向から敵を狙い撃つ光線「ダイナマイト・イレイサー」、腹部から放ち獲物を数km先まで消滅させる破壊光線「ザウルス・フルバースト」など全身が武器となっている。

究極巨大超獣 Uキラーザウルス・ネオ

究極巨大超獣 Uキラーザウルス・ネオ

映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年9月13日)

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(だいけっせん!ちょうウルトラはちきょうだい)は、2008年9月13日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画作品。
キャッチコピーは「この世界を、僕が守る」

タイトルの通り、本編にはウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイア、ウルトラマンメビウス、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンAの8体のウルトラ戦士からなる超ウルトラ8兄弟が登場する。いわゆる「平成シリーズ」である前三者と他の「光の国シリーズ」(『メビウス』含む)とは世界観が異なるためこれまで相容れなかったが、今回はパラレルワールドという形で初の共演を果たしている。

映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年9月13日)

究極合体怪獣 ギガキマイラ
身長:512m
体長:738m
体重:68万2549t
ウルトラ戦士に倒されたスーパーヒッポリト星人、キングゲスラ、キングパンドン、キングシルバゴン、キングゴルドラスの残存エネルギーと、黒い影法師達の生み出す世界に渦巻く無数の悪意のエネルギーが融合して誕生した超巨大な姿を持つ合体怪獣。

各パーツの構成は、2つの首と4本の腕と腰の付け根がキングシルバゴンとキングゴルドラス、胴体がスーパーヒッポリト星人、下半身がキングゲスラ、尻尾がキングパンドンとなっている。合体した各怪獣たちの特徴を合わせ持つと同時にそれらの頭部が独立しており、あらゆる方位からの攻撃に対応できるため、死角が全くない。一杯に開けたキングシルバゴン型の頭部の口やキングゲスラ型の下半身の口は非常に大きく、ウルトラマンをも丸飲みにしかけたほど。巨体に反して素早く動くことができ、また宇宙空間でも自由に活動可能。各個体にそれぞれの意思は無く、ただ純粋な破壊活動を目的に暴れ回る。

究極合体怪獣 ギガキマイラ

究極合体怪獣 ギガキマイラ

究極合体怪獣 ギガキマイラ

映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」(2009年)

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(だいかいじゅうバトル ウルトラぎんがでんせつ ザ・ムービー)は、2009年12月12日にワーナー・ブラザース映画の配給にて公開された、円谷プロダクション製作の特撮映画作品。渋谷東急、新宿ミラノ、新宿武蔵野館、シネリーブル池袋他全国にてロードショーされた。
キャッチコピーは「とりもどせ!!銀河の光」

ウルトラ兄弟たちの故郷であるM78星雲・光の国が主な舞台となり、ウルトラマンメビウスを始めとして、ウルトラ兄弟ら光の国のウルトラマンたちの他、TVシリーズ『大怪獣バトルシリーズ』のキャラクターであるレイモンと地球人のエキスパート集団「ZAP SPACY」、さらには光の国の新たな戦士ウルトラマンゼロを加え、悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアルが率いる100体以上もの怪獣軍団との大決戦を描く。

映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」(2009年)

ウルトラの星の長い歴史の中で、ただ1人の暗黒面に堕ちた悪のウルトラマン。レイオニクスでもあり、レイブラッド星人の手により100体以上の怪獣を操れるギガバトルナイザーを与えられ、それをロッドやバズーカのような武器として扱う。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では単体での光線技などは一度も使っておらず、行使される攻撃技はすべてギガバトルナイザーからによるものである。

かつてはウルトラ大戦争で活躍したウルトラの父の戦友であったが、エンペラ星人の悪の力に惹かれ、そしてウルトラの父が宇宙警備隊初代隊長に任命された事によりプライドを傷つけられたため、強大な力を求めるようになった。自らを強化するためにプラズマスパークのコアを狙ったが、その強烈なエネルギーに耐え切れず失敗、M78宇宙警備法違反により光の国を追放される。

その後、宇宙を彷徨っていたところに現れたレイブラッド星人によってレイオニクスの能力を与えられて、邪悪なウルトラ戦士へと貌変。怪獣軍団を率いて復讐のために光の国を襲撃してベリアルの乱を引き起こすが、ウルトラマンキングに阻まれ、宇宙牢獄に閉じ込められた。しかし、ギガバトルナイザーを手に入れたザラブ星人の手によって数万年ぶりに脱獄し、光の国への逆襲と全宇宙の支配を企てる。

ウルトラマンベリアル

ウルトラマンベリアル

ウルトラマンベリアルと怪獣(超獣・宇宙人・円盤生物も含む)たちの亡霊が合体して誕生した、超巨大怪獣。角・牙・翼を生やした西洋の悪魔のようなシルエットをしており、怪獣たちが積み重なってその全身の個々を構成している。

別名は「百体怪獣」だが、実際にはそれより遙かに多い数の怪獣たちが合体しており、表面に浮き出ている怪獣だけでも226体以上、さらに体内も怪獣たちで埋め尽くされているという。そのため、本来の総数は測定不能であり、『Q』から『メビウス』までのウルトラシリーズに登場した怪獣たちで構成されている。

頭頂部にはベリアルが頭脳となって鎮座しており、怪獣たちの怨念をまとめ上げ、その巨体を彼自身の妄執とレイブラッド星人から受け継いだレイオニクスの因子によって操っている。全身を構成している怪獣たちにも意思があり、近づくウルトラ戦士にしがみ付くなどして攻撃する。全身から全怪獣の力を開放し、広範囲に放つ光線「ベリュドラインフェルノ」を発射する。

百体怪獣 ベリュドラ

百体怪獣 ベリュドラ

RPGゲームのラスボスっぽい。

ビッグサイズソフビ「百体怪獣 ベリュドラ」(バンダイ)

映画『ウルトラマンサーガ』(2012年)

『ウルトラマンサーガ』(ULTRAMAN SAGA)は、2012年3月24日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画作品、及び劇中に登場する巨大ヒーローの名称。キャッチコピーは「僕らにはまだ、輝く希望がある!!」、「誰も見たことのないウルトラマン。」、「あきらめるな!!」。

映画『ウルトラマンサーガ』(2012年)

ゼロ、ダイナ、コスモスの3人の心が一つになって誕生した最強ヒーロー。声はゼロと似ているが、その中ではタイガ、アスカ、ムサシが心を一つにしている。

身体には明確な模様はなく、体色は上半身の青系から下半身の赤系へとグラデーションする紫色。全身に輝く神秘的な光のオーラを纏い、身体の各所にある裂け目から光が漏れ出している。強力なエネルギー・サーガエフェクトを使った様々な技を繰り出す。

ゼロ、ダイナ、コスモスが束になっても敵わなかったハイパーゼットン(イマーゴ)と互角に戦った。

ウルトラマンサーガ

映画『ウルトラマンサーガ』に登場。
バット星人がこれまでのゼットンの優れた部分だけを抽出して作り出した、ゼットンの新たな進化形態。怪獣だけでなく「人間達の絶望と恐怖心」を餌に成長していくことで覚醒した。

劇中で「ハイパーゼットン」と呼ばれるのは完全体のイマーゴのみで、他は単に「ゼットン」と呼ばれる。バット星人にコントロールされ、彼の意のままに動く。いずれの個体も一兆度を超える暗黒火球を放つことが可能。

バット星人が円盤ごと融合し、ギガントから脱皮することによって誕生した完全体で、滅亡の邪神や究極のゼットンとも呼ばれる。スマートな人型でより昆虫的な姿となっており、腕は突起状で、伸縮自在の翼や尻尾も生えている。

融合したバット星人は頭部の発光体に宿っており、そこで一心同体に近い形となってハイパーゼットンをコントロールしている。ゼットン特有の「ピポポポポポポ」という電子音も発するが、鳴き声はこれまでの個体に比べてかなり低い。

大きさはギガントよりも小さくなったが、戦闘力や機動力は飛躍的に向上しており、コクーンやギガント時以上に威力の洗練された暗黒火球を胸から放つほか、攻撃を防ぐハイパーゼットンバリヤーや、まるで残像が残るように超速移動するハイパーゼットンテレポート、ウルトラマンの光線を吸収・増幅して波状光線として撃ち返すハイパーゼットンアブゾーブなど、ゼットンの基本能力を極限までパワーアップさせたさまざまな武器・能力を持つ。

ハイパーゼットン(イマーゴ)

ハイパーゼットン

ウルトラ怪獣500 ハイパーゼットン (イマーゴ) バンダイ

ウルトラマンギンガ 2013年(平成25年)7月10日 - 8月14日、11月20日 - 12月18日放送。全11話。

『ウルトラマンギンガ』は、円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマの作品名およびその劇中に登場する主人公が変身した巨大変身ヒーローの名前である。
キャッチコピーは「君が、ヒーローだ!!」。

2013年7月10日から8月14日までと11月20日から12月18日までの2期、『新ウルトラマン列伝』内において全11話が放送された。また、2013年9月と2014年3月に劇場作品のイベント上映が行われた。

ウルトラマンギンガ

ダークルギエル
最終話「きみの未来」及び『ウルトラマンギンガS』第14話「復活のルギエル」、最終話「明日を懸けた戦い」『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』に登場。
身長:ミクロ - 無限大
体重:0 - 無限大
出身地:未来の時間を持つ世界

太古の昔、ダークスパークウォーズにおいて数々のウルトラマン・怪獣をスパークドールズへと変えた、全ての元凶たる存在。「全ての生命体の時を止め、平穏なる『永遠の楽園』を築く」ことが目的。

だがあくまで「幸福の中での停止」「争いは消え憎しみは失い老いることもなく死を恐れる必要もない」と善意による『停止』を主張している。ウルトラマンギンガとは対を成し、かつ元は同一の存在でもあり『永遠の命=後世へ受け継がれていく命の繋がり』を信じたギンガの『光』を受け入れられずに分裂した『影』こそが彼の正体である。

そのためか声色もギンガに酷似しており、鎧を着込んだ黒いウルトラマンのような容姿を持ち、ダークスパークを武器として使用するほか、胸の赤い発光体からは強力な光弾・ダークルギエルビート、全身からは赤い破壊光線・ダークルギエルシュートを放つ。

ダークルギエル

ダークルギエル

ウルトラ怪獣500 ダークルギエル (バンダイ)

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