「探偵もの」の先駆けとなった「ポートピア連続殺人事件」

ポートピア連続殺人事件
堀井ミステリー第二弾「オホーツクに消ゆ」

イラストが劇画テイストに変わりました

キーアイテムは二ポポ人形
ポートピア→オホーツクと来れば期待せざるを得ないッ!!
小説のようなシナリオ、新しい手法をふんだんに取り入れた堀井三部作(ファミコンソフトは2作)。そこで万を辞して、というか二匹目のドジョウを狙って(多分)ジャレコがライセンスを取得した洋ゲー。その名も「ミシシッピー殺人事件」!ジャレコに堀井氏のようなシナリオを書ける人材がいなかったのか、洋ゲー「Murder on the Mississippi」のライセンスを取得し、枠組みとストーリー、キャラ設定などを借りた格好でできた「ミシシッピー」でした。
名探偵ポワロ・・・!?
今も昔も変わらないとは思いますが、小学生くらいの子供って「探偵」に猛烈な憧れがあるものですよね。当時の少年たちが探偵に憧れる空気を作り出したのは、間違いなく「名探偵ホームズ」とか江戸川乱歩の「二十面相」シリーズだと思われます。宮崎駿監督が「名探偵ホームズ」をアニメ化したのも84年~85年にかけてでした。
「探偵」「舞台が外国」もうこれはヒットしないほうがおかしいくらいの好設定。これは売れるよ!(多分)とジャレコの人たちもそう思っていたはず・・・。だから・・・「助手の名前をワトソンにしちゃえ!」という技も使っちゃう訳です。しかもこれまでの推理ゲーがハイレベルの「ポートピア」「オホーツク」ですからね・・・。これは期待しないほうがおかしいと思う。「ワトソン」って付いてれば、なんとなくホームズっぽく錯誤されるんじゃないかなーという・・・。そりゃ財布の紐も緩みますよ(親御さんの)
しかし・・・クソゲーだった・・・!!

軽妙な音楽とともに始まる
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

楽しそうな二人。しかしこの後に驚きの展開が・・・
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

「まずはお隣の部屋でも行ってみるか!」
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

ごめんください~!ノックしたけど誰も出ないから勝手に入っちゃお!
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

あれっ
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

あれっ!?なんか足元が・・・
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

アーーーーーーーッ!
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube
先生まさかの復活

チャールズ卿はスぺランカーだった!

さっきは落とし穴だったし、今度はナイフ飛んで来たりしちゃうんじゃないですかー先生?

落とし穴とか仕掛けナイフってこの船の乗客怪しすぎでしょ・・・
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恐怖の船、ついに被害者現る

ついに被害者が・・・
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いや・・・これ完全に死んでるだろ・・・
怪しすぎる船長との出会い

二人は操舵室でネルソン船長に出会う
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なんのことです?

アレ・・・船長わりと口が軽い・・・しかも毒舌・・・
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船長が飛びすぎててついていけない

「ああ、ブラウンさんですね」からの・・・
ミシシッピー殺人事件 上 ~ワトソン君、事件だ~ - YouTube

「何てことだ!どうしてこんなことに!」

多分こういうテンション
強烈すぎる乗客たち

今度は飲んだくれ登場
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饒舌な飲んだくれカーターさん

謎の募金おじさん現る

容疑者キター!
衝撃の展開!

ざますおばさん登場
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なぜだろう・・・褒めてるけどちょっと不自然な・・・
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なんと被害者の身内がいた!

船員のヘンリーくん
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重要証言!
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被害者について

テイラーさんに怒られる

こんにちはー
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証拠品を調べる
ミシシッピー殺人事件 下~証拠調べ&まさかのエンディング~ - YouTube
真面目に謎解きより、ネタとして楽しむゲーム
部屋に入ったとたんに落ちる穴と、飛んでくるナイフのトラップ。実は「ミシシッピー」はゲーム内容ではなく、こういうダメな部分が有名なソフトであり、いわゆる「クソゲー」扱いされています。
でた!「もういいました」ループ!
ネタ➁即死フラグが受けている
たぶん、あの時代の小学生はほしいソフトをほいほい買ってもらえる感じじゃなかったと思うんですよ。クリスマスとか、誕生日に「一本だけ好きなソフトを買ってあげる」という感じだったと思う。GEOとかもなく、中古で安く買うこともできない時代に渾身の力で一本だけ選び出して、買ってもらう。本当、子供の明暗を決める博打ですよ。「外したー!」という大外れソフトを引いてしまったときのあのがっくり感。
しかし、そのおかしなところや、ダメなところを何か懐かしいな~とふっと思い出したり、懲りずにまた遊んでみたくなったりする、どんなゲームにどこかそんな愛嬌のようなものがあった気がします。ゲームの面白さという点では壊滅的な「クソゲー」ですが、こうして時間が経って熟成(!?)することにより、新たな楽しみ方ができるなんて、なんとも奥が深く、実は一粒で何粒もおいしいゲームだったのかもしれないですね!