「ツチノコ」ブーム(1973年前後)
ツチノコ(槌の子)
ツチノコ
漫画家の矢口高雄が、ツチノコをテーマとした漫画『幻の怪蛇バチヘビ』を発表。ツチノコブームのきっかけを作った。
ツチノコをテーマとした漫画『幻の怪蛇バチヘビ』
チェンソーアートジャパン・ケイジ様が彫った木彫刻のツチノコ
「ツチノコ」の正体についての仮説
「アオジタトカゲ」を誤認したとする説
アオジタトカゲ(ヒガシアオジタトカゲ)
アオジタトカゲ
「マツカサトカゲ」を誤認したとする説。
「マツカサトカゲ」を誤認したとする説。
「デスアダー」を誤認したとする説。
ヒメハブを誤認したとする説。
腹の膨れた蛇を誤認したとする説。
寝てるネコと見間違えた・・・
ネッシー・池田湖のイッシー(1978年)・屈斜路湖のクッシー(1973年)
1934年にロンドンの外科医(実際は産婦人科医)のロバート・ウィルソン氏が公開したネッシーの写真
プレシオサウルスのイメージCG
「外科医のロバート・ウィルソン氏の写真」の真相・・・捏造。ただのトリック写真だった・・・
おもちゃの潜水艦に30センチメートルほどのネッシーの首の模型を付けた物を撮影した
捏造写真のネッシーは実際にはかなり小さいことが分かる。トリミングして大きく見せていた。
ネッシー - Wikipedia
池田湖のイッシー・屈斜路湖のクッシー
鹿児島県指宿市の池田湖に棲むと言われるイッシー
北海道屈斜路湖で1973年から目撃証言のある未確認生物(UMA)のクッシー
その他
芦ノ湖のアッシー、本栖湖のモッシー、洞爺湖のトッシー、羽島市のハッシー、中禅寺湖チュッシー、徳之島のトクシー、雄蛇ヶ池のオジャッシーなど、明らかにネッシーの影響を受けた名前で未確認生物が氾濫しています。
「なんちゃっておじさん」(1977年) 東京都の電車車内に出没して乗客たちを笑わせたといわれる中年男性。
なんちゃっておじさん
さらに「気にしないおじさん」「せみおじさん」「玉ねぎおじさん」「絆創膏おじさん」「ダンスおじさん」「カラオケおじさん」といった、亜流ともいうべき奇妙な中年男性の話が次々に発生することにもなった。
『元祖ナンチャッテおじさん』(笑福亭鶴光編/ペップ出版/1977年)
「口裂け女」(1979年の春から夏にかけて日本で流布され、社会問題にまで発展した都市伝説)
口裂け女ブームまっただなかの1979年、 月刊「コロコロコミック」に掲載されたマンガ「怪奇!口裂け女」
わたし・・・きれい・・・?
「きれい」と答えると「・・・これでも・・・?」と言いながらマスクを外す。
するとその口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。
口裂け女のプロフィール「ポマード!ポマード!ポマード!」
うわさ自体は1978年からあった。1979年になってマスコミでも扱われた・・
パトカーが出動する、集団下校という対応を取る学校が増加するなど・・・日本中が大騒ぎになった(沖縄には広がっていなかった模様)。
口裂け女の噂の広がり方は
1)深夜ラジオ説(「なんちゃっておじさん」に近い)
2)自衛隊による「デマ伝達実験」説
3)「学習塾」説
などがある。
学習塾説はさらに三つの説に分岐されている。
1)貧困家庭の親が塾に行きたいという子供をあきらめさせるために、怖い話を捏造した・・という説。お母さんが悲しい嘘をついたという説ですね。
2)教育ママが口うるさく、勉強しろというのを怖がった子供の幻想から生まれた・・・とする説。かなり子供の幻想、妄想な説。
3)塾帰りの子供を物陰で待っていた母親が長身でコートを着て、マスクをしていたので、子供たちが怖がった・・・という見たそのままのエピソードが起源であるとする説。
「口裂け女、デマ走る」という新聞記事を見た記憶があるのですが・・・
私の正体は、検証性が希薄であるために様々な言説がマスメディアに乗って独り歩きしてしまう「1970年代当時の風潮そのもの」・・・
1979年8月、それまで全国を席巻していたこの噂は急速に沈静化した。
これは夏休みに入り、子供達の情報交換=口コミが途絶えたため、とされる。