昭和ゴジラシリーズ(15作):ゴジラ・メカゴジラ・ガイガン・キングギドラほか登場怪獣と東宝の主演女優

昭和ゴジラシリーズ(15作):ゴジラ・メカゴジラ・ガイガン・キングギドラほか登場怪獣と東宝の主演女優

日本の怪獣映画の元祖である初代「ゴジラ」(1954年・東宝) から「メカゴジラの逆襲」(1975年)までの「昭和ゴジラシリーズ」に登場した怪獣と各作品を彩った主演の東宝の美人女優を振り返ります。グローバルに鑑賞されるゴジラ映画など魅力的なコンテンツの輸出を通じて、日本の魅力が世界に伝わり、観光国としての日本の魅力が高まってきました。ゴジラ映画は日本の観光地としての魅力を伝える役割を持っており、富士山など有名な観光スポットは出番が多くなります。ゴジラに破壊されるスポットも注目して見ると楽しいです。


『ゴジラ』(1954年・東宝) 日本の怪獣映画の元祖である。

『ゴジラ』は、1954年(昭和29年)11月3日に、東宝が製作・公開した日本映画。観客動員数961万人。モノクロ、97分、スタンダード。
巨大怪獣ゴジラが登場するゴジラシリーズ第1作。日本の怪獣映画の元祖である。

海底に潜んでいた太古の怪獣「ゴジラ」が水爆実験により目を覚まし、日本の首都・東京を襲撃する。「ゴジラ映画」の記念すべき第1作。主要襲撃地点は大戸島、東京品川。

2度目の東京上陸後のルートは、芝浦岸壁 - 札の辻 - 田町駅前 - 新橋 - 銀座尾張町 - 銀座4丁目(松坂屋) - 数寄屋橋 - 国会議事堂 - 平河町 - 上野 - 浅草 - 隅田川 - 勝鬨橋 - 東京湾(ただし、上野から浅草を経て隅田川まで達する場面は劇中には無く、テレビの実況アナウンサーの台詞で処理されている)。

監督
本多猪四郎(本編)
円谷英二(特撮)

《出典 ゴジラ (1954年の映画) - Wikipedia》

ゴジラ (1954年の映画) 日本の怪獣映画の元祖である。

見よ!大怪獣の暴威!混乱と恐怖の大惨事!映画史上最大最高の巨編東宝特殊技術の凱歌!

公開時のマスコミの論調では、「生き物が火を吐くわけがない」として『ゴジラ』をゲテモノ扱いする向きもあったが、本多は「放射能は炎でないことは分かっている。映画的な嘘である」としている。

本多はまた、「一番の被害者はいつも民衆である。この映画の原イメージは、自らの戦争体験である」と述べている。

山根恭平博士が作中で、ゴジラはジュラ紀から白亜紀にかけてまれに生息していた海棲爬虫類と陸上獣類の中間生態を持つ生物であり、水爆実験の影響で住んでいた環境を破壊され、地上に現れたと推定している。太平洋上で船舶を襲った後、大戸島を経て東京に上陸する。東京襲撃後、海底に潜伏しているところをオキシジェン・デストロイヤーで完全に溶解され死亡。

水爆実験の結果生まれた水爆大怪獣「ゴジラ」(初代ゴジラ)は死の放射能を吐く

ゴジラの劇中初登場「嵐の夜の大戸島襲撃シーン」

ゴジラの劇中初登場は山から顔を出すシーンだとされることが多いが、実際には嵐の夜の大戸島襲撃シーンに足が写っている。

海外版『ゴジラ』は全米のみならず世界50か国で上映されて人気を呼び、400億円もの外貨を得ると共に、怪獣「ゴジラ」の名を世界に轟かせた。

スティーヴン・スピルバーグも少年時代に本作を観て「どうして怪獣をあんなに滑らかに動かせるんだろう」と衝撃を受けたという。

水爆大怪獣の「ゴジラ」の初登場シーン。ここからゴジラは始った。怪獣「ゴジラ」の名を世界に轟かせた。

こっちが本当の「ゴジラ」の初登場シーン。

ゴジラの劇中初登場は山から顔を出すシーンだとされることが多いが、実際には嵐の夜の大戸島襲撃シーンに足が写っている。

ゴジラの暴威は日本全土を恐怖のどん底に叩き込んだ!銀座の「和光」「松坂屋」、さらに「国会議事堂」などの名所も破壊しまくった。

町を破壊するゴジラの暴威は日本全土を恐怖のどん底に叩き込んだ!

ゴジラが劇中で銀座和光ビルの時計塔を壊すシーンがあるが、梶田興治によると、和光本社はこれに激怒し、以後2年間ほどは東宝の一切のロケ使用を許可しなかったそうである。

梶田によると映画を観た後、本当に銀座和光ビルが壊されたかどうか、確かめに来る人たちがいたという。

銀座のシンボル、和光(旧服部時計店)を破壊するゴジラ。映画を見た和光本社は激怒して、東宝を2年間出禁にした。

松坂屋の社長は、「縁起でもない」と怒り狂ったという。
制作会社の東宝は、1980年代まで松坂屋の店内ロケをさせてもらえなかったという。

ゴジラの白熱光で炎上する松坂屋。松坂屋の社長は、「縁起でもない」と怒り狂ったという。1980年代まで東宝は出禁にされた。

60年前はゴジラの暴威に怒り狂った松坂屋であったが、80年代に和解し、2014年にはコラボレーションをするほどの仲になっている。

当時、政治に対する不満も多く、映画内で国会議事堂がゴジラに破壊された時には、拍手喝采が起こったという。

国会議事堂を破壊する怪獣の王「ゴジラ」。客席から拍手喝采が沸き起こったという。

『ゴジラ』のヒロイン・山根恵美子役:河内 桃子(こうち ももこ)。祖父は理研グループ総帥で子爵であった大河内正敏

河内 桃子(こうち ももこ、本名:久松 桃子、旧姓:大河内、1932年3月7日 - 1998年11月5日)は、日本の女優。日本女子大学附属高等学校卒業。東京府東京市(現在の東京都台東区谷中)出身。血液型はO型。俳優座所属。女優としては久我美子と並ぶ名家出身で、祖父は理研グループ総帥で子爵であった大河内正敏、父は正敏の次男で画家であった大河内信敬。夫は今治松平家末裔でテレビプロデューサーの久松定隆。

1953年、東宝ニューフェイス(6期生)として東宝に入社。同期には宝田明、佐原健二、藤木悠と日活に移籍した岡田眞澄がいる。入社した年の『女心はひと筋に』で初出演を果たす。その後、出演5作目の『ゴジラ』のヒロイン・山根恵美子役に抜擢される。このため世間では「特撮俳優」のイメージが強いが、東宝在籍時の特撮映画には『ゴジラ』、『獣人雪男』、『地球防衛軍』の3作にしか出演していない(その後の1980年代のゴジラリバイバルブームで他3作ほど出演してはいる。

『ゴジラ』(1954年・東宝)のヒロイン・山根恵美子役:河内 桃子(こうち ももこ)

ゴジラシリーズの中で、人類自身の手でゴジラを葬り去ったのは本作だけである。

山根恵美子役(演:河内 桃子)と「オキシジェン・デストロイヤー(水中酸素破壊剤)」を抱える芹沢大助博士

水中の酸素を一瞬で破壊してあらゆる生物の酸素を奪い、溶解して死滅させる「オキシジェン・デストロイヤー(水中酸素破壊剤)」

水爆大怪獣「ゴジラ」(初代ゴジラ)は海底に潜伏しているところをオキシジェン・デストロイヤーで完全に溶解され死亡。

『ゴジラの逆襲』(1955年・東宝) 登場する怪獣は、ゴジラ、アンギラス。

『ゴジラの逆襲』(ゴジラのぎゃくしゅう)は、1955年(昭和30年)4月24日に公開された東宝制作の日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第2作である。登場する怪獣は、ゴジラ、アンギラス。
モノクロ、スタンダード、82分。観客動員数は834万人。

劇中の「海洋漁業」関連の描写に大洋漁業がタイアップ協力している。
大阪を舞台に暴れる両怪獣のインパクトは強い。

監督	
小田基義(本編)
円谷英二(特撮)

《出典 ゴジラの逆襲 - Wikipedia》

『ゴジラの逆襲』(1955年・東宝)

ゴジラはアンギラスの息の根を止め大阪市街を火の海に包んだ後に、再び大阪湾へと姿を消した。

日本の魅力を世界に伝える場合、東京を伝えたら、次はやはり大阪になります。

大阪城の前でゴジラとアンギラスが戦う。第一作目では東京が破壊され、2作目は大阪が破壊される。

ゴジラとアンギラスが戦う舞台の大坂城のミニチュアは50万円(当時)かけて作られた。

大阪の市街地を破壊しまくるゴジラとアンギラス。大阪市街を火の海にしてしまう。

アンギラスはこの話ではゴジラと仲が悪いですが、後の作品では仲間です。

ゴジラとアンギラスの暴威に逃げ惑う人々。人類はこのまま滅ぼされてしまうのだろうか?

山路秀美(海洋漁業KK無線係):若山セツ子。戦後間もない復興の中の銀幕の清純・可憐派女優。

若山セツ子さんは戦後第一期の東宝を代表する清純派スター

山路秀美(海洋漁業KK無線係):若山セツ子

「若山セツ子」

1946年、東宝ニューフェイス第1期生として東宝へ入社。デビュー作は『四つの恋の物語』(1947年)。
1949年の『青い山脈』で丸メガネの女学生・和子、『次郎長三国志』シリーズの次郎長の女房・お蝶を演じた。戦後第一期の東宝を代表する清純派スターで、その明るいキャラクターは今も多くの名作の映像に残されている。

松竹の「桂木洋子」さん(左)と東宝の「若山セツ子」さん(右)は当時の二大スター

爆撃で雪崩を起こしてゴジラを雪中に生き埋めにする

月岡も含めた戦闘機隊が出撃し爆撃で雪崩を起こす作戦を決行する。

爆撃で雪崩を起こしてゴジラを雪中に生き埋めにする・・・

撮影時期は真冬ではあるが、ラストの氷山のシーンのために、本物の氷が製氷業者から数トン分トラックで運び込まれ、借りてきたベルトコンベアーで細かく粉砕したものを敷き詰めて氷山のセットが組まれた。

さらにゴジラが氷に埋まるシーンでは、後楽園遊園地のスケートリンクから借りた製氷器で作った氷雪が使われた。このシーンではセットの下にいた開米栄三が生き埋めになったが大した怪我はなかった。

《出典 ゴジラの逆襲 - Wikipedia》

雪崩で生き埋めになるゴジラ・・・これで本当に大丈夫なのか・・・

『キングコング対ゴジラ』(1962年・東宝) 初回興行時の観客動員数は1120万人を記録(ゴジラシリーズ中では歴代最高)。

『キングコング対ゴジラ』は1962年8月11日に公開された日本映画でゴジラシリーズの第3作。製作、配給は東宝。カラー、東宝スコープ。上映時間は97分。東宝創立30周年記念作品。

ゴジラが7年ぶりに復活。「怪獣同士の対決」という日本の怪獣映画の流れを決定付けた作品であり、初回興行時の観客動員数は1120万人を記録。

当時の歴代邦画観客動員数では『明治天皇と日露大戦争』に次いで第2位の記録であり、ゴジラシリーズ中では歴代最高である。アメリカ製の怪獣であるキングコングが登場する。

『ゴジラの逆襲』以来7年ぶり、ゴジラ映画としては初めてのカラー製作、さらにシネマスコープの類にあたる「TOHO SCOPE」(東宝スコープ)で上映された作品である。また、関沢新一のゴジラ映画デビュー作でもある。この作品で初めてゴジラの体色や、「放射火炎」の青白い色が披露された。

《出典 キングコング対ゴジラ - Wikipedia》

『キングコング対ゴジラ』(1962年・東宝) 初回興行時の観客動員数は1120万人を記録(ゴジラシリーズ中では歴代最高)。

二大怪獣のゴジラとキングコング。日米スター怪獣の夢の激突が実現した。

日米スター怪獣の夢の激突が実現した。

ゴジラはグローバルコンテンツです。日本の観光地としての魅力を伝える役割を持っています。富士山は出番が多くなります。

二大怪獣のゴジラとキングコング。日本が世界に誇る美しき情景である富士山で戦う。基本的に観光名所で戦うゴジラ。大人の事情です。

主要襲撃地点は那須、東京、富士山麓、熱海。
ミニチュアで作られた熱海城は、ゴジラとキングコングに破壊される。
ファロ島では、本物と模型を使い分けた大ダコも登場する。

ゴジラとキングコングが熱海城をはさんで戦う。

日米関係の友好を考えれば、キングコングを破壊するわけにもいかず、日本のゴジラも負けるわけにはいかない。よって引き分け。

キングコングはゴジラ共々海に落下し、そのままファロ島へ帰っていく。

たみ江(演:若林映子)と桜井ふみ子(演:浜美枝)

東京へ侵入したキングコングは電車を掴み上げて女性を1人手にするが、それは避難の最中にまたも藤田とはぐれてしまったふみ子だった。美女にご満悦のコングは警戒網が張られた都内を進行し、ふみ子を手にしたまま国会議事堂へとよじ登る。

美女が大好きなキングコングに誘拐される桜井ふみ子(演:浜美枝)

キングコングがゴジラの口に木を突っ込むシーンや女性をさらって国会議事堂によじ登るシーンなど、本家『キングコング』へのオマージュ的シーンが多い。

やはりキングコングなので、お約束として、美女「桜井ふみ子(演:浜美枝)」をさらわないといけませんね。

桜井修(高島忠夫)、たみ江(演:若林映子)と桜井ふみ子(演:浜美枝)

たみ江(演:若林映子)と桜井ふみ子(演:浜美枝)

『モスラ対ゴジラ』(1964年・東宝)

『モスラ対ゴジラ』(モスラたいゴジラ)は1964年(昭和39年)4月29日に公開された日本映画。ゴジラシリーズの第4作であり、『モスラ』の続編でもある。製作、配給は東宝。カラー、東宝スコープ。上映時間は89分。併映は『蟻地獄作戦』。初回興行時の観客動員数は351万人。登場怪獣はゴジラ、モスラ(幼虫、成虫)。

本作でのゴジラはモスラに対する悪役として描かれており、ゴジラにとって怪獣同士の闘いにおける初の黒星(昭和シリーズでは唯一)を喫した作品である。

本作の公開された1964年には『宇宙大怪獣ドゴラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』と怪獣映画が3本公開されており、後の第一次怪獣ブームの土台を築いたとされる。
主要襲撃地点は名古屋。

一見単純な娯楽作品の体裁をとりつつも、「観光開発ブーム」「背後の興行師による暗躍」「新聞の第三権力化」など、やんわりとながら当時の世相への批判が盛り込まれている。

《出典 モスラ対ゴジラ - Wikipedia》

『モスラ対ゴジラ』(1964年・東宝)

ゴジラはやはり、お約束のように、観光スポットの名所を壊す。名古屋の観光名所を壊します。

ゴジラが尻尾で倒してしまう「名古屋テレビ塔」

「名古屋テレビ塔」を壊すゴジラ。ゴジラは人気の観光スポットしか狙いません。

ゴジラは観光名所となる有名な建物しか狙いません。

ゴジラが名古屋城を破壊するシーンは、特撮キャメラマンの有川貞昌によると、撮影中に中島が転倒し、城を壊してしまったが、予算とスケジュールの両方の面から撮り直しは不可能だったため、編集で処理したという。

特撮未使用フィルム大全集にはゴジラが名古屋城を壊そうとするも、模型が頑丈すぎて模型が壊れなかった映像が収録されている。

徳川家康によって築城された日本三名城のひとつ「名古屋城」を壊すゴジラ

モスラ(成虫)

モスラ(成虫)は毒鱗粉をも用いた戦いを繰り広げる

寿命が残り僅かなモスラは卵をかばうように着地すると、絶命してしまう。

中西純子:星由里子 60年代後半の東宝の看板女優

1958年、東宝が宝塚歌劇団東京公演にちなんで募集した「ミス・シンデレラ娘」で優勝したことをきっかけに芸能界へ。八重歯のシンデレラがキャッチフレーズ。翌1959年に映画『すずかけの散歩道』で銀幕デビュー、同名のレコードで歌手デビューをも果たす。

1960年には同時期にデビューした浜美枝、田村奈巳とともに東宝スリーペットとして売り出される。控えめで大人しい雰囲気の田村と、明るく活発で女殺し屋やスパイもこなす浜のちょうど中間に位置する星は、清楚だが現代的な気の強さも持ち合わせた役柄を多くこなした。

癖のない庶民的な美貌で「清く正しく美しく」を社是とする東宝の健全なお嬢さんイメージを代表する一人。同路線の先輩である司葉子に比べ、映画衰退期に差し掛かったこともあり大作や異色作にやや恵まれなかった感も残るが、何本かの怪獣映画にも出演したことから子供たちにも親しまれ、大衆のアイドルとしての人気はより幅広かった。二十代半ばを過ぎてからは悪女的な役柄にも意欲を示している。

中西純子:星由里子

中西純子:星由里子

中西純子:星由里子

小美人:ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)

「小美人」

インファント島に、人間が誕生する以前の時代から住んでいる身長約30センチメートルの双子の妖精。巨大な蛾「モスラ」を守護神としてあがめ、巫女として仕えている。「小美人」は新聞記者の福田善一郎が「若い女はみんな美人だから」名づけるもの。人間には電子音楽のように聞こえる言葉を母語として話す。「モスラの歌」などはインファント島原住民の言葉である。

テレパシーで日本語を習得するほか、モスラ、ゴジラ、ラドンなど怪獣や人間の意思がわかりモスラを呼び寄せることができる。

小美人:ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)

小美人(演:ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ))が祈りの歌「モスラの歌」を歌う

双子のモスラ幼虫がゴジラを倒す

小美人が祈りの歌を歌う中、卵が孵化し始める。孵化した双子の幼虫はゴジラを追って、岩島に向かう。

小美人の祈りの歌が終るとモスラの卵に閃光が走る。そして全体にヒビが入り殻を破って幼虫が誕生する。

ゴジラの背後に回ったモスラは尻尾に噛み付く。

モスラ幼虫は、口から糸を吐いて攻撃する。

モスラの糸でミイラのようになったゴジラは身動きが取れなくなり、海にドボン!沈んでいってしまった。

『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年・東宝) キングギドラが初登場した作品

『三大怪獣 地球最大の決戦』(さんだいかいじゅう ちきゅうさいだいのけっせん)は、1964年(昭和39年)12月20日に公開された日本映画。「ゴジラシリーズ」の第5作であり、『空の大怪獣ラドン』と『モスラ対ゴジラ』の直接的な続編にもあたる。

製作、配給は東宝。総天然色、東宝スコープ。併映作品は『花のお江戸の無責任』。初回興行時の観客動員数は、前作『モスラ対ゴジラ』を81万人上回る432万人となった。

ゴジラが初めて善玉として描かれた(ただし、モスラのように完全な「人間の味方」ではない)、つまり、これ以前とは立場を変えることになった作品である。同時に、常に「人類の脅威」であるゴジラを描くという作品姿勢も転機を迎え、以降のゴジラシリーズは怪獣同士の格闘劇が主になっていく。

シリーズ最大の悪役(敵役)とされているキングギドラが初登場した作品でもある。

《出典 三大怪獣 地球最大の決戦 - Wikipedia》

『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年・東宝)

キングギドラの初登場。やはり観光の名所を破壊します。「横浜マリンタワー」「松本城」「東京タワー」が破壊される。

東宝の特撮技術を駆使したキングギドラの登場シーンは、世界中の人が凄いと驚いた。

罰当たりなことに、最初に、神社の鳥居を破壊するキングギドラ。神をも恐れないゴジラシリーズの悪役。

キングギドラは神奈川県横浜市~東京都港区間を襲撃する。

キングギドラの引力光線で倒される横浜港を象徴するモニュメントでもある「横浜マリンタワー」

キングギドラの風圧で壊された「東京タワー」

日本各地を荒らし回るキングギドラが長野県松本城の上空へ来た

キングギドラの風圧で屋根瓦が吹き飛ぶ長野県松本城。

進藤直子:星由里子 サルノ王女:若林映子

進藤直子:星由里子

マアス・ドオリナ・サルノ王女:若林映子

若林映子(わかばやしあきこ) 大全集 スーパーベストコレクション(お宝)&ウルトラQ・ゴジラシリーズ・007他出演作品別コレクション - Middle Edge(ミドルエッジ)

お約束の富士山麓周辺での決戦。モスラとゴジラとラドンの猛攻を受けたキングギドラは、ついに空の彼方へ逃げ去る。

モスラとゴジラとラドン対キングギドラの決戦は、富士山麓周辺。

日本の魅力を世界に伝えるための映画なので、決戦の舞台は、富士山がよく見える舞台でないといけない。

グローバルに鑑賞されるゴジラ映画など魅力的なコンテンツの輸出を通じて、日本の魅力が世界に伝わり、観光国としての日本の魅力が高まってきました。

ラドンの背に乗ったモスラの空中からの糸攻撃とゴジラの後方からの肉弾戦のハサミ打ちにあい、たまらずキングギドラは逃げ去った。

『怪獣大戦争』(1965年・東宝) 登場する怪獣はゴジラ、ラドン、キングギドラ。

『怪獣大戦争』(かいじゅうだいせんそう)は、1965年(昭和40年)12月19日公開に公開された日本とアメリカの合作映画で、ゴジラシリーズの第6作。製作は東宝、ベネディクト・プロ。配給は東宝。カラー、シネマスコープ。上映時間は94分。初回興行時の観客動員数は378万人。登場する怪獣はゴジラ、ラドン、キングギドラ。

東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と、『地球防衛軍』に始まる「空想科学映画」を融合させた作品。
ストーリー面では怪獣同士の対決よりも、地球人とX星人の織りなすドラマに重点が置かれている。昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作が最初で最後であった。

《出典 怪獣大戦争 - Wikipedia》

『怪獣大戦争』(1965年・東宝)

波川(X星人):水野久美

水野 久美(みずの くみ、1937年1月1日 - )は、日本の女優。本名は五十嵐 麻耶。

1957年、松竹映画『気違い部落』でデビュー。ジャイアント馬場とは同郷で上京前からの友人であり、下積み時代に同じアパートに住んでいたことがある。1958年、東宝に入社。1959年、劇団俳優座養成所を第8期生として卒業。
まだ、海外渡航自由化の前だった1960年、同7月27日から8月2日まで開催されたカラカス東宝映画祭のため、南米のベネズエラを訪れている。続いて、アメリカ・ロサンゼルスで同8月5日に開館した東宝ラブレア劇場の開館式にも出席した。
1963年、東宝を退社してフリーとなる。以降、映画を始め、テレビドラマ、舞台など多数に出演。その妖艶な美貌から和製フランソワーズ・アルヌールと呼ばれていたこともある。

1960年代は、特に妖艶なヴァンプ役として東宝特撮映画(怪獣映画、怪奇映画)に多く出演、熱烈なファンは現在も多く、近年も海外からファンレターが送られてくるという。1998年には『怪獣大戦争』で演じた「X星人」のフィギュアが発売されている。『徹子の部屋』出演時にこのことに触れ、「私、昔火星人演ったことあるんです」などとコメントしていた。

《出典 水野久美 - Wikipedia》

波川(X星人):水野久美

196X年、木星13番目の新衛星Xの調査に向かった地球連合宇宙局の富士とグレンは、高度な文明を有しながらキングギドラのために地下生活を強いられているX星人と出会う。

X星人は癌の特効薬と引き換えに、地球怪獣のゴジラとラドンを借りたいと申し出た。怪獣がどこにいるのかなど分からないという富士たちだが、統制官によると日本国内にいるという。富士たちはX星人の依頼を地球に持ち帰ったが、彼らを見送る統制官は笑みを浮かべながら何かを呟くのであった。

富士たちはX星人の要請を発表したことで地球は歓迎ムード一色となる。さらに、自衛隊の調査でX星人の指摘どおりゴジラが日本の明神湖にいることが判明。数日後、円盤で地球を訪れた統制官たちとの交渉が成立するが、富士とグレンはどこかうさん臭さを感じていた。かくしてX星に運ばれた二大怪獣はギドラを撃退する。

X星に運ばれた二大怪獣はギドラを撃退する。

X星人は癌特効薬データを装ったテープで地球の植民地化を宣言すると共に、電磁波で操られ、秘密裏に地球に再配置された三大怪獣の攻撃が始まり、地球は最大の危機にみまわれる。

X星人に操られたゴジラとラドン、キングギドラが地球を攻撃してくる。

防犯ブザーレディガードがX星人が苦手とする音波を出すことが分かる

車体には防犯ブザーレディガードの出す音波を元にした、X星人が苦手とする音波を出すためのスピーカーを装備している。

X星人が怪獣たちを操る電磁波を遮断するための「Aサイクル光線」を放射するAサイクル光線車

X星人に操られていたゴジラ、ラドン、キングギドラはコントロールが解けて、ゴジラとラドンがキングギドラを攻撃する。

「我々は未来へ脱出する…」と言葉を残してX星人は去る

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年・東宝) 登場する怪獣:ゴジラ、エビラ、モスラ

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(ゴジラ・エビラ・モスラ なんかいのだいけっとう)は、1966年(昭和41年)12月17日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第7作である。初回興行時の観客動員数は345万人。製作は東宝、併映は『これが青春だ!』。

島の娘ダヨには、内藤洋子や酒井和歌子に続く1966年のホープ・高橋紀子が起用され、撮影も開始されたが[注 2]、彼女は急性虫垂炎で入院してしまう。そこで、「ゴジラ映画なら……」と急遽水野久美が代役を務めることになり、当時29歳の水野が19歳の高橋を想定して書かれたシナリオのままに演じている。また、『モスラ』(1961年)以来ザ・ピーナッツが演じてきた小美人は、本作では彼女たちと同様に双子タレントであるペア・バンビに交代している。

《出典 ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 - Wikipedia》

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年・東宝)

突するゴジラとエビラ。目覚めたモスラは島民の救出のためレッチ島に向かう。果たして吉村たちやインファント島の原住民は島から脱出できるのだろうか。

ダヨ
本作のヒロイン。日本語を話せる。インファント島の娘で「赤イ竹」の監視をかいくぐり脱走。そこで吉村らと出会い、島民救出のために奔走する。彼女のほかに、捕えられていた原住民の老人も日本語を理解している。

ダヨ:水野久美

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年・東宝)

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(かいじゅうとうのけっせん ゴジラのむすこ)は1967年(昭和42年)12月16日に公開された日本映画でゴジラシリーズの第8作。
製作、配給は東宝。カラー、東宝スコープ。上映時間は86分。初回興行時の観客動員数は248万人。併映は『君に幸福を センチメンタル・ボーイ』(監督:丸山誠治、主演:舟木一夫、東京映画作品)。登場怪獣はゴジラ、ミニラ、カマキラス、クモンガ。

前作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』に続き、南海の島が舞台となっている。本編は福田純監督、特撮は有川貞昌監督と、前作に続き若手起用がなされ、本編ではグアム島ロケが敢行されて話題となった。

本作で初めてゴジラの子供ミニラが登場するため、「ゴジラはオスなのかメスなのか」が話題となった。当時の宣伝材料では、「パパゴジラ」と表記されている。また、監督の福田純は「この作品のゴジラはオスです」とコメントしている。

《出典 怪獣島の決戦 ゴジラの息子 - Wikipedia》

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年・東宝)

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』に登場する怪獣:ゴジラ、ミニラ、カマキラス、クモンガ

ゴジラの子供ミニラが登場

松宮サエコ:前田美波里

『怪獣総進撃』(1968年・東宝)

『怪獣総進撃』(かいじゅうそうしんげき)は、1968年(昭和43年)8月1日に封切り公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第9作。製作、配給は東宝。カラー、シネマスコープ。上映時間は89分。
初回興行時の観客動員数は258万人。ゴジラをはじめとする多数の東宝怪獣を集結させた作品。併映は『海底軍艦』(短縮版)、『海ひこ山ひこ』。

ゴジラシリーズ第9作。当時の映画館の入場者数はすでに全盛期の4分の1まで落ち込んでおり、子供たちの興味も映画館での怪獣よりも妖怪やスポ根を題材にしたテレビ番組へと向けられはじめ、怪獣ブームにも陰りが見えはじめていた。

これらの要因から、東宝では本作をもって莫大な製作費を要する怪獣映画の終了を見込んでいたが、前作『ゴジラの息子』の観客動員数を10万人上回る成績を上げたことにより、東宝の怪獣路線は継続されることとなった。

登場怪獣の数は昭和ゴジラ映画で最多であり、2004年に『ゴジラ FINAL WARS』が公開されるまではゴジラシリーズでも最多だった。

《出典 怪獣総進撃 - Wikipedia》

『怪獣総進撃』(1968年・東宝)

20世紀末(劇中の新聞では1994年)、国連科学委員会(U.N.S.C.)は硫黄島に宇宙港を建設する一方、世界の脅威だった怪獣たちを小笠原諸島の島(通称「怪獣ランド」)に集め、平和裏に管理・研究していた。

しかし、怪獣ランドに突然謎の毒ガスが充満した直後、怪獣たちが主要都市に出現して暴れ始める。原因を突き止めるべく、国連科学委員会は月ロケットムーンライトSY-3艇長の山辺克男に怪獣ランドの調査を依頼する。

早速調査に向かった山辺たちは、怪獣ランドの職員たちによって怪獣たちがリモートコントロールで操られていることを知る。さらに、その職員たちを操るキラアク星人が姿を現し、恐るべき地球侵略計画が明らかになる。

登場怪獣はゴジラ、ミニラ、ラドン、モスラ(幼虫)、アンギラス、バラン、バラゴン、ゴロザウルス、マンダ、クモンガ、キングギドラの11体。

小林 夕岐子(こばやし ゆきこ、1946年10月6日 - ) は、昭和期の女優。

デビュー作は1966年の本多猪四郎監督作品『お嫁においで』。1968年の『怪獣総進撃』では主役に抜擢されるなど期待された。

映画、テレビドラマ、舞台で活躍したが、中でも特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』(円谷特技プロ、TBS)の第9話「アンドロイド0指令」に登場する「アンドロイド少女ゼロワン」役は強烈な印象を残し、今なお特撮ファンの根強い人気を得ている。茶道、日舞をたしなむ純日本的な美人であった。

真鍋杏子:小林夕岐子

富士山麓でのクライマックスバトル。

アンギラス、ゴロザウルス、ゴジラにボコボコにされるキングギドラ・・・

キングギドラが集団リンチで死亡

ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』(ゴジラ・ミニラ・ガバラ オールかいじゅうだいしんげき)は1969年(昭和44年)12月20日に第1回「東宝チャンピオンまつり」の一編として東宝が製作・公開した日本映画で、「ゴジラシリーズ」第10作。観客動員数は148万人。カラー、シネマスコープ、70分。同時上映は『コント55号 宇宙大冒険』『巨人の星 ゆけゆけ飛雄馬』。

登場怪獣はゴジラ、ミニラ、ガバラ、カマキラス。過去の映像の流用でクモンガ、アンギラス、ゴロザウルス、マンダ、エビラ、大ワシ。これらは一郎少年が夢の中で想像したものである。劇場ポスターはイラストで怪獣たちを描いたものだが、このなかにはアンギラス、マンダ、大ワシが含まれていない。

「邦画の斜陽」による東宝本社の深刻な営業不振は、翌1970年(昭和45年)に制作部門の縮小・解体、リストラを招いた。怪獣路線は1968年8月の『怪獣総進撃』を集大成として中止されるはずであったが、『緯度0大作戦』をはじめとする1969年8月の興行収入が前年を大幅に下回ったため、急遽ゴジラシリーズの再開を決定した。

しかし、本作から「東宝チャンピオンまつり」という興行形態の一編に組み込まれ、以後のゴジラシリーズは黄金期の3分の1から4分の1という低予算での製作体制となっていった。

《出典 ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 - Wikipedia》

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』(1969年・東宝)

神奈川県川崎市に住む、いじめられっ子で引っ込み思案の小学生・三木一郎は、両親が共働きの鍵っ子だ。彼のもっぱらの楽しみは、同じアパートに住む「発明おじさん」こと南信平が作った玩具で遊ぶこと。

その玩具を使って夢の世界へ向かった一郎は、怪獣島に住むミニラと出逢う。そこで一郎はミニラが、自分をいじめているガキ大将と同名であるいじめっ子怪獣ガバラにいじめられていることを知り、自分によく似た境遇にいるミニラを激励する。

一郎がそんな夢に浸っている最中、逃亡中の2人組の銀行強盗犯がひょんなことから一郎を人質に取ろうと企てる。

登場怪獣はゴジラ、ミニラ、ガバラ、カマキラス。怪獣は全て一郎少年の夢の中だけに登場。

『ゴジラ対ヘドラ』(1971年・東宝)

『ゴジラ対ヘドラ』(ゴジラたいヘドラ)は、1971年(昭和46年)7月24日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された東宝製作の日本映画で、ゴジラシリーズの第11作である。観客動員数は174万人。シネマスコープ、85分、カラー作品。

時代背景として、大きな社会問題であった公害問題を前面に打ち出し、特に当時話題だった「四日市コンビナートの工場煤煙」、「田子の浦港ヘドロ公害」を題材に採った作品。

その田子の浦港の汚染された海から生まれた怪生物ヘドラと、ゴジラが対戦する。

サイケデリック文化や若者のモラトリアムなど同時代のさまざまな背景も色濃く盛り込まれ、間々に公害をテーマとしたアニメが挿入されるなど異色作となっている。

《出典 ゴジラ対ヘドラ - Wikipedia》

『ゴジラ対ヘドラ』(1971年・東宝)

『ゴジラ対ヘドラ』のヘドラ
体長
0.1ミリメートルから20メートル(水中棲息期)
30メートル(上陸期)
40メートル(飛行期)
60メートル(完全期)
体重:4万8千トン(最大時)
攻撃:ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト

『ゴジラ対ヘドラ』のヘドラ

ヘドラの進化

宇宙より飛来したと思われる鉱物起源の生命体が、都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿。

乾燥には弱いものの完全に倒すことは非常に難しく、ゴジラ史上に残る難敵となっている。

『ゴジラ対ヘドラ』のヘドラは「ぼろぞうきんを重ね合わせた海坊主の幽霊みたい」な姿をしており、赤い目が縦に開いている。

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972年・東宝)

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(ちきゅうこうげきめいれい ゴジラたいガイガン)は、「東宝チャンピオンまつり」の一編として東宝が製作し、1972年(昭和47年)3月12日に公開した日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第12作である。観客動員数は178万人。カラー、シネマスコープ。

本作は第二次怪獣ブームの真っ只中に製作され、「ゴジラが他怪獣と闘い、怪獣チャンピオンを競う」という「チャンピオンまつり」路線を確定させた。本作でのゴジラは「悪の怪獣」から地球を守る「正義の怪獣」という扱いとなっており、劇中には大映の「ガメラシリーズ」のようにヒーロー性を強調したゴジラのテーマソングも挿入されている。

ゴジラとアンギラスが、アニメ処理による漫画の「ふきだし」で会話するシーンも存在し、公開当時から賛否両論となった。ドラマ面では、ウーマン・リブ、内ゲバ、ヒッピー、教育ママ、怪獣ブームなど、同時代を象徴する風俗も多々採り入れられている。

《出典 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン - Wikipedia》

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972年・東宝)

ひし美 ゆり子(ひしみ ゆりこ、1947年6月10日 - )は、日本の女優。本名、境屋 地谷子(旧姓 菱見)。 身長158cm。

デビュー当初は本名の「菱見地谷子」名義で活動し、1967年から「菱見 百合子」に改名。『ウルトラセブン』の「友里アンヌ隊員」役で知られる。アンヌ役は、映画出演決定を理由に降板した豊浦美子の代役として急遽決まったため、コスチュームのサイズが合わず体にぴったりとフィットしたものになったという。

友江トモ子:菱見百合子

梅田 智子(うめだ ともこ、1952年2月23日 - )は、日本の女優。東京都豊島区駒込出身。ギャラクシーオーシャン所属。東宝ニュータレント8期生として東宝へ入社。同期生は、徳永礼子、牧とし子、木村由貴子、鈴木ひとみ、成川哲夫、関口昭子。

当たり役は1970年の『金メダルへのターン!』での主役の速水鮎子役

志摩マチ子 役:梅田智子

『金メダルへのターン!』の速水鮎子(千葉鮎子):梅田智子

梅田智子さんと言えば、『金メダルへのターン!』の「飛び魚ターン」で有名です。

ガイガン (Gigan) は特撮映画『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』、『ゴジラ対メガロ』、『ゴジラ FINAL WARS』などに登場する架空の怪獣である。

『ゴジラ対ガイガン』が公開されると、派手なデザインのガイガンは子供たちから人気を集め、翌年には次作『ゴジラ対メガロ』、さらにテレビ番組『流星人間ゾーン』(日本テレビ、東宝)にも登場する名敵役となった。

ガイガン 派手なデザインのガイガンは子供たちから人気を集めた。

サイボーグ怪獣ガイガン

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場する怪獣はゴジラ、アンギラス、ガイガン、キングギドラ。

ゴジラやアンギラスと激闘を繰り広げる。ハンター星雲人の支援もあってゴジラたちを追い詰めるが、地球人がゴジラタワーを破壊したために形勢を覆されたうえ、誤って正面衝突したキングギドラと喧嘩したことでゴジラとアンギラスの連携攻撃をまともに食らってしまい、最後はキングギドラともども宇宙へ撤退する。

ガイガンとキングギドラの悪役コンビはゴジラたちを追い詰めるが・・・

『ゴジラ対メガロ』(1973年・東宝)

『ゴジラ対メガロ』(ゴジラたいメガロ)は、1973年(昭和48年)3月17日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された特撮映画であり、「ゴジラシリーズ」の第13作である。観客動員数は98万人。カラー、シネマスコープ。

東宝怪獣映画第25作目となる。前作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に引き続き、ゴジラは怪獣島を住みかとしていて、ジェットジャガーの要請を受けて出動する「正義の怪獣」となった。
公開当時のキャッチコピーは「海底王国のすごいやつメガロ! 傷だらけのゴジラ必殺のウルトラC!」。

《出典 ゴジラ対メガロ - Wikipedia》

『ゴジラ対メガロ』(1973年・東宝)

登場する怪獣はゴジラ、ジェットジャガー、メガロ、ガイガン、アンギラス、ラドン。

ダムを破壊するメガロは、自分も流されてしまう間抜けっぷり。

ジェットジャガー

ゴジラのドロップキック

ゴジラの豪快なドロップキックを2連発で食らうメガロ。

アシスト役を務めたジェットジャガーとゴジラとの有名な握手シーン

『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年・東宝)

『ゴジラ対メカゴジラ』(ゴジラたいメカゴジラ)は1974年(昭和49年)3月21日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として、東宝の製作・配給のもと東宝映像が制作し、公開された日本の特撮映画。「ゴジラシリーズ」の第14作。カラー、シネマスコープ。上映時間は84分。観客動員数は133万人。

ゴジラ誕生20周年記念映画。翌1975年開催予定の沖縄国際海洋博覧会に絡め、沖縄本島を舞台として製作された。沖縄県は2年前の1972年に日本へ返還されたばかりであり、ひときわ注目を集めていた時期に当たる。
公開時のキャッチコピーは、「宇宙をとびミサイルを撃ち込む! 全身が武器の凄いゴジラが現れた!」。

『流星人間ゾーン』や前作『ゴジラ対メガロ』で多々見られた「子供向け」のコミカルな描写はやや影を潜めている。逆に、『ゴジラ対ヘドラ』(坂野義光監督、1971年)以降に増加した残虐、過激な描写はさらにエスカレートし、円谷英二が決して描かなかった流血シーンや、メカゴジラの猛攻の前にゴジラが絶命したのではないかと思わせる場面まで描かれた。

《出典 ゴジラ対メカゴジラ - Wikipedia》

『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年・東宝)

『ゴジラ対メカゴジラ』の登場怪獣はゴジラ、メカゴジラ(にせゴジラ)、キングシーサー、アンギラス。

メカゴジラは首を回転させて、前後左右の敵を瞬時に攻撃できる

バリヤーにより熱線もゴジラの接近も無効化してゴジラとキングシーサーを苦しめる

帯電して身体を電磁石化したゴジラとキングシーサーの頭突きにより動きを封じられ、さらにはゴジラに首をもぎ取られて敗北し、沖縄の海底に沈む。

『メカゴジラの逆襲』(1975年・東宝映像)

『メカゴジラの逆襲』(メカゴジラのぎゃくしゅう)は、1975年(昭和50年)3月15日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」第15作。製作は東宝映像。カラー、シネマスコープ。上映時間は83分。観客動員数は97万人。

前作『ゴジラ対メカゴジラ』で初登場して人気となったメカゴジラをメインタイトルに据え、再登場させた作品。前作では敵怪獣はメカゴジラのみで、さらにゴジラにはアンギラスやキングシーサーという味方怪獣もいたが、本作では強化改造されたメカゴジラと新怪獣チタノザウルスの2体にゴジラだけが立ち向かう。

敵役であるメカゴジラIIとチタノザウルスの街を襲撃するシーンなどが目立っており、主役であるゴジラは若干影が薄い存在となっている。これらは当時怪獣映画が斜陽期に差しかかっていたことを象徴している。実際に、本作が公開された1975年は洋画興行収入が邦画興行収入を越えた年であり、怪獣ブームも海外のSF映画の影響で下火になり始める。

前述の通りメカゴジラ自体は人気を集めたものの、その人気は観客動員に結び付かず、ゴジラシリーズ観客動員数のワースト記録である97万人(第1作『ゴジラ』の約10分の1の動員数)を記録したため、東宝は莫大な製作費を必要とするゴジラシリーズを一時休止させることを決定した。

《出典 メカゴジラの逆襲 - Wikipedia》

『メカゴジラの逆襲』(1975年・東宝映像)

前作で海底に沈められたメカゴジラを、ブラックホール第3惑星人が真船信三博士の協力のもとで修復したもの。胸まわりの造形が「V」の字型に変更されているが、これは「ゴジラの放射能火炎を左右に散らすため」と、当時の設定で説明されている。また、腕の「MG」のエンブレムが「MG2」となり、前作ではこの「MG」部分の色が赤だったが、今回は青になっている(「2」の文字は前作同様赤)。全身ほぼ銀一色に近かった前作に比べ、体表のベルト状の部分や、蛇腹関節部がやや黒っぽくなっているほか、尾の尾翼部側面に3つの円のようなものが存在する点も、前作との違いである。前作から相変わらずの火力と防御力を誇るが、新たに強化された回転させながら放つフィンガーミサイルの威力は特に高く、チタノザウルスと共にゴジラを追いつめ、一度はゴジラを生き埋めにする。

メカゴジラII 『メカゴジラの逆襲』のメカゴジラ

チタノザウルス (Titanosaurus) は、東宝映画『メカゴジラの逆襲』に登場した架空の怪獣。ただし、劇中では「怪獣ではなく恐龍」とされている。

メカゴジラ2とともにゴジラと相対し、序盤は2対1で有利に戦いを進め、一度はゴジラを生き埋めにする。だが、終盤では超音波に弱いことが判明して行動を制限されてしまい、最終的には戦意を失い逃走を図るも、ゴジラの熱線による追撃を受けて海へ沈むという最期を迎える。

チタノザウルス

恐龍(チタノザウルス)へ超音波を送る実験を行った際(時期は前作以前)に事故死した直後、ブラックホール第3惑星人の手によってサイボーグへ改造された真船博士の娘。当初はチタノザウルスを操る目的のみであったが、メカゴジラIIの完成と同時に再改造を施され、そのコントロール装置を埋め込まれる。最期は一之瀬の説得で人間の心を取り戻すと、自決する。

サイボーグ少女・桂(真船桂)演:藍とも子 桂の手術シーンでは特殊造形による彼女の乳房が映るが、作り物とはいえ女性の乳房が映るのは、ゴジラ映画では唯一である。

サイボーグ少女・桂(真船桂)演:藍とも子

本作では強化改造されたメカゴジラと新怪獣チタノザウルスの2体にゴジラだけが立ち向かう。

「ゴジラあるある」

『ゴジラ・・・のぬいぐるみ』 沼田健のノスタルジーX(エックス) ~昭和あるあるマンガはじめました~vol.5 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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