「富江」
「富江」はほぼ1話完結の読みきりスタイルで、長期に渡りシリーズ化されました。話ごとに、富江以外の登場人物と舞台は変わりますが、毎回、富江と出会った人間は彼女に愛憎を抱き、殺します。しかし、必ず富江は再生増殖します。どのような殺し方をしても富江は不滅です。その富江はどんな殺され方をしてどういう風に再生するのか、後ほどまとめてご紹介します。
伊藤潤二先生
代表作は「富江」「うずまき」「双一シリーズ」「死人の恋わずらい」などがあります。代表作と言えば、連載作品や長期シリーズを指しますが、伊藤潤二先生は長編だけでなく、短編が非常に秀逸です。「押切異談」「長い夢」「首吊り気球」「隣の窓」など、どれも美麗な絵柄と斬新すぎるアイディア、そしてどこかユーモラスな作風で、ホラー漫画界に新風を吹き込みました。そのことから、ホラー漫画界のプリンスと呼ばれることも。近年では「伊藤潤二のねこ日記 よん&むー」で、怪奇なタッチで猫エッセイ漫画を発表されています。
デビュー作「富江」(第1話)
富江の特徴
傷口からも新しい富江

写真を撮ると・・・
naruseriri
絵に描くと・・・
男だけじゃない、富江に狂わされた女の子たち
富江の腎臓を移植すると・・・
富江の髪の毛を植えると・・・
富江の血を注射された女の子たち
富江はどこまで再生するのか?

血だけでも
naruseriri

顔をズタズタに切られると・・・
naruseriri

最後はどうなった?
富江に復讐したい男は、殺しても無駄な富江に対し、殺さずコンクリートで固め、数十年たって老いた富江を見て馬鹿にしてやろうと計画し、実行します。
コンクリート詰め(左)老いた富江(右下)
「富江」映像化
映画だけでこれだけの本数を作られているとは、もはやジェイソンクラスです。
この他にも「富江」は1999年にテレビドラマにもなりました。
2000年前後がホラーブームだったこともあり、富江だけではなく、伊藤潤二先生の名作短編もドラマ化されていました。
え?富江を知らない?それなら、レンタルビデオ屋のホラーコーナーに行ってみれば、二つ三つは見つかりますんで。 あ、でも、借りて見ないで下さい。借りずに原作の富江を読んでみて下さいな。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%BD%A4%E4%BA%8C%E6%81%90%E6%80%96%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8-1-%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E6%BD%A4%E4%BA%8C/dp/4257721596/ref=sr_1_10?ie=UTF8&qid=1462339873&sr=8-10&keywords=%E5%AF%8C%E6%B1%9F+%E6%BC%AB%E7%94%BB伊藤潤二恐怖博物館 (1) (ソノラマコミック文庫) | 伊藤 潤二 | 本 | Amazon.co.jp
さいごに
伊藤潤二先生の代表作「富江」、ホラーファンでなくても面白いです。未読の方は漫画から読んでみてください。