浦安鉄筋家族

『浦安鉄筋家族』(うらやすてっきんかぞく、SUPER RADICAL GAG FAMILY)は、浜岡賢次による日本のギャグ漫画。略称は「浦安」(うらやす)、「浦鉄」(うらてつ)、「浦筋」(うらきん)など。続編の『元祖!浦安鉄筋家族』(がんそ うらやすてっきんかぞく)、『毎度!浦安鉄筋家族』(まいど うらやすてっきんかぞく)も人気を博した。

作品のこだわりポイント


登場人物①大沢木 小鉄(おおさわぎ こてつ)
主人公。大沢木家の次男。愛称は「小鉄っちゃん」(こてっちゃん)。
坊主頭でとても元気だが、同時に浦安一の馬鹿でもある。初期は俗に言ういじめっ子だったが、徐々に友達思いな一面も見せクラスのリーダー的ポジションに立っている。性格はよくも悪くもさっぱりで明るく、怒ることはあっても怨んだり憎んだりせず裏表のない性格。よっぽどの変人じゃない限りは人見知りもしないので誰とでも友達になれる。同時に相手が大人であっても突っ込みに容赦はしない。

体育が唯一の成績”5”を取れるほどの得意教科。
図工と音楽は”2”でそれ以外はオール1、しかもテストの点数は常に5点以下。
さらに、算数のテストで臨死体験を経験し(282発目など)、教科書を多く入れたランドセルを背負って、それほど重くないにもかかわらず倒れるほど(321発目)、勉強が大嫌いである。一回だけ算数のテストで21点を取ったが、その時は奇跡と言われた。
極度の思い込みという設定があり、その思い込みだけで凄まじいパワーを発揮することがある。

●休日でも連続登校記録保持のため毎日学校に通っている。
●夏休みになると力尽きるまで遊び続け宿題は一切しない。
●しかし膝に爆弾を抱えている。
●浦安市の地理に詳しく「浦安の裏道王」とも呼ばれる。市内にある公園などにも詳しく、目隠しをしても障害物に接触することなく走り回れる。地雷を踏んでも怪我1つしない。
登場人物②大沢木 大鉄(おおさわぎ だいてつ)

家の中でも猛暑でない限り土足で生活し、その結果極度の油足になり、歩いただけで床がはがれてしまったり、靴が足からはがれなくなったりしている。また足の裏は「核兵器級の悪臭」を放つ。

タバコの1カートンのパッケージごと吸うなどエスカレートしていき、現在は、一日460本吸うという超ヘビースモーカーぶりを見せる。
禁煙すると貧乏揺すりするだけで金鉄いわく関東大震災、もしくは阪神・淡路大震災級の地震を起こしたり、通常の時よりかなりの無気力な性格になる(14発目)。さらに、生後間もない小鉄を抱こうとしてタバコを吸わせてしまったこともある。

家事を手伝うことがほとんどなく、珍しく手伝いをした時には浦安市に異常気象が起こった。
作者の作品評で作者が「大鉄って、俺に似ている」というコメントをしている。

小鉄軍団

土井津 仁(どいつ じん)

西川 のり子(にしかわ のりこ)

鈴木 フグオ(すずき フグオ)

梅星 涙(うめぼし なみだ)
タイガー軍団


中村 タケシ(なかむら タケシ)
その他登場人物
その他の登場人物は魅力的なキャラが多すぎてとても紹介しきれないほどです。
国会議員

●日本コブラ党所属の国会議員。超新日本プロレスの会長でもある。
●便秘がちで、一度に大量のウンコを噴射する。初期のころはトイレに流せないほどの山盛りウンコをする程度だったが、現在では明らかに本人の体内に収まる量を超え、排泄された瞬間体積が膨れ上がったとしか思えない体積と重量のウンコを噴射し、家やマンションのエレベーター、デパート、遊園地の観覧車や電車、飛行機、屋形船などを破壊している。
●登場回数を増す毎にウンコを自在に操れるようになり、ウンコでロケット噴射をしたり、ウンコを瞬時に固めて巨大な足として利用したり、ウンコで一晩のうちにマンションを造り上げたりしている。
●巨大な排泄物は「特殊ガス」で粉砕することにより跡形もなく処理できる。ウンコだけでなく屁や足の匂いも危険。

仁ママ

●仁の母。本名不明。仁と2人で貧困や飢えに苦しんでいる。これといった定職にはついていない模様だが、職に就くと職場でトラブルを起こしまくる。
●顔は鬼婆のような顔をしており相当の奇人変人で短気。貧しさゆえに自宅の隣の墓場からお供え物や墓石や卒塔婆を盗んだりしている。そのため寺の和尚から襲われることもしばしば。
●通信販売が大好きだが、商品の代金はいつも踏み倒している。しかも通信販売でなくても買えるようなあまり実用性のないものを買うことが多く、仁からはいつも呆れられている。
●一人息子である仁への愛情は実は深いが、金銭や食が絡むとそちらへの執着の方が強いため仁への暴行に走る事も多い。

●極度の極貧生活の結果、生き抜くために身体の様々な部分が強力に変化。爪は非常にするどく、鍵が開かないときはその爪を削って加工することで合い鍵を作れる。
●体中の関節はあらゆる方向に可動し、クモのような姿勢で素早く走ることもできる上に壁や天井にも自在に貼り付くことができる。
●戦闘能力も高く、吐き出す唾はピストル並の威力を誇り、素手や素足でコンクリートなども簡単に破壊する。犬を悪魔の手先と信じているため仁犬をほとんど可愛がっていない。
●チンペーさんこと谷村信司のファンだが彼には気味悪がられている。手先が器用なのか散髪が得意。

不二矢 ペロ(ふじや ペロ)

いつもおなかをすかせている少女。甘いものが大好物で、また目の前にある食べ物は何でも食べる。頭のリボンを回すことで食べたものを自由に吐き出せる。限界までリボンを回すと洪水並みの量のゲロを吐く。その際に「ミルミルキー」と叫ぶ。一時期、肥満が原因で入院して激痩せしたことがあったが、一日で元に戻った。
十三階段 ベム(じゅうさんかいだん ベム)

●小鉄たちの知り合いの売れない漫画家。
●画力そのものは高く、襖や壁に本物そっくりの家財道具やスフィンクス、西洋の宮廷風の部屋などの落書きを描くことがある。
●今まで怪奇漫画しか描いたことがないので、「萌え」や「ツンデレ」という単語を全く知らず、編集長にそれらを題材に描くように頼まれると、必ず「燃え」や「ツンドラ」と聞き間違える。
春巻 龍(はるまき りゅう)

●小鉄達のクラスの担任。
●貧乏なため家庭訪問と称して生徒の家に行き、食べ物を貰おうとする。あかねに幾度と無く借金している。ただでさえ貧乏なのに頻繁に財布や給料を紛失し、さらに状況を悪化させている。
●夏休みや冬休みなどには遭難する。
花子(はなこ)

●男嫌いで、いつも小鉄達と喧嘩をしている。とても単純な性格。小学生のわりには背が高い怪力女。
●ヒガンテ、アンドレ、女ガリバー、モアイ、ユリ・マゲーなど多くのあだ名があり(ほとんどは小鉄が命名)、呼ばれるたびにキレて暴れまわる。
「浦安鉄筋家族」が実写ドラマ化!
2019年11月28日、週刊少年チャンピオンで「浦安鉄筋家族」が実写ドラマ化されることが発表されました。
同号では、大沢木家の各キャラが巻頭カラーで「マジだっちゃ」「マジどーでもいー」など好き好きに台詞を発しています。なお、気になるキャストや放送局は次号で発表されます。
いかがでしたでしょうか?
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