『シェンムー』(1999年12月に発売)横須賀と香港の街中を探索して主人公の父を殺害した宿敵の情報を集める

『シェンムー』(1999年12月に発売)横須賀と香港の街中を探索して主人公の父を殺害した宿敵の情報を集める

『シェンムー』は街中を周回する数百人、数千人のキャラクターから情報収集をして物語を進めていきますが、まるでその世界で自分が生活しているかのようなゆったり感・まったり感を味わえるのが魅力でした。シェンムーは当時のPS2のゲームよりもむしろ綺麗なくらいの3Dグラフィックを実現していたように思います。シェンムーの物語は未完であり、約15年間の空白期間が訪れることとなりましたが、『シェンムーIII(3)』はPS4 / PC対応で2017年末発売予定で開発中です。


『シェンムー 一章 横須賀』(1999年12月に発売・・ドリームキャスト(DC)用)

『シェンムー』は、セガ(後のセガゲームス)が開発した日本のコンピュータゲームシリーズである。2作目まで発売している未完の作品。

日本ではシリーズ1作目となる『シェンムー 一章 横須賀』が1999年12月に発売。その後、『一章 横須賀』の英語音声版となる『US Shenmue』が2001年7月、第2作の『シェンムーII』が2001年9月に発売された。また、ドリコレ(廉価版)の『シェンムーII』が2003年3月に2800円で発売されている。いずれもドリームキャスト(DC)用のゲームソフトとして発表。

『シェンムー 一章 横須賀』の映像を編集した『シェンムー The Movie』が2001年9月に一般映画館で劇場公開され、2001年12月にはDVDとVHSでリリースされている。

その作りこまれた作品世界に裏付けられた自由度の高さから新ジャンルFREE(Full Reactive Eyes Entertainment)を自称しているが、基本的にフラグ立て式のアドベンチャーゲーム。
発売当時としては膨大な量のオブジェクトに対して何らかのリアクションを取れるのは画期的なことであった。

膨大なモーションキャプチャーによるリアルな演出、街をぶらつく脇役まで声のある完全フルボイス、全ての町並み、キャラクター、イベントシーンを実機ポリゴンで表現。天候が刻々と変化し、朝から夜に至るまでの時間の経過、登場キャラクター達が「生活習慣プログラム」によって日々を営む世界観は、各方面から評価された。

出典 シェンムー - Wikipedia

『シェンムー 一章 横須賀』(1999年12月に発売)

『シェンムー』では街中を探索して主人公の父を殺害した宿敵の情報を集める

『シェンムー』の主人公「芭月涼(はづき りょう)」

芭月涼(はづき りょう)
声:松風雅也
1968年11月29日生まれのO型。身長176cm、体重65kgで18歳。射手座。
主人公。高校三年だが、父が殺されて以降は学校には通っていない。進路については、「大学に行くなら空手部のある大学がいいな」などと答えている。

茶色の革ジャン(A-2)に白いシャツを愛用している。母は既に亡くなり、芭月流柔術の達人である父を持つ。常に眉頭がビシッと上がり、無愛想でぶっきらぼうだが正義感が強く、勇敢な性格。幼い頃、にんじんが嫌いだった。父親の死の謎、そして殺された父親の仇をとるため、藍帝の行方を追う。無鉄砲なところがあり、しばしばトラブルに巻き込まれる場面も目立つ。『一章』では手紙に書かれた中国語が判らないため中国語が読める人物を探すエピソードがあったが、『II』では不自由なく中国人と日常会話を行っている。

当初は達人や修羅場をくぐった人間にはてこずったりしたが、次第に腕を磨いて裏社会の人間にも通用する武術の強さを身に着けた。

芭月涼(はづき りょう)は父を殺した藍帝を倒すために香港へ

情報収集が『シェンムー』の基本スタイルである。イベントが発生し、その目的を達成するため街中を周回する数百人、数千人のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)から情報を集めて物語を進めていく。

得た情報は場合によってはメモ帳に自動的に書き込まれ、場合によっては直球的なヒントが表示されるため、これを細かくチェックしていれば、まずゲーム本編で詰まることはない。

また、街中の人物は老人から小さな子どもまで、全員がフルボイスで主人公に応答してくれる。この応答は現在進行中のイベントによって逐一異なり、次にプレイヤーがどこへ行ったら良いか的確なヒントを与えてくれる(ただし相手の場合や状況によって返答は異なる)。

シェンムーII(2001年9月6日発売・ドリームキャスト(DC)用)

香港へ到着した涼は、いきなり全財産の入った鞄を盗まれてしまう。賊を追い、鳳凰鏡の入った鞄を取り返した涼だが、現金は全て抜き取られた後だった。宿銭すらなくした涼は途方に暮れるが、現地で知り合った女性「ジョイ」に宿とバイト先を紹介してもらい、滞在費稼ぎと桃李少老師探しを行なうことになる。

様々な試練を経て桃李少こと、紅秀瑛と出会えた涼だが、彼女もまた無謀な復讐をしようとしている涼に朱元達の居所を教えようとはしなかった。仕方なく彼女の元で武術の修行をしていた涼だが、ストリートギャングの刃武鷹(レン・ウーイン)の力を借り、朱元達が九龍城に身を隠しているとの情報を手に入れる。

レンと共に九龍城に乗り込んだ涼は、朱元達を狙うチャイニーズマフィア黄天会の妨害を受けつつも、何とか朱元達を助け出す事に成功。朱元達より、趙孫明とは藍帝の父である事、龍鏡と鳳凰鏡が清王朝の財宝に至る手掛かりだという二つの情報を得るが、黄天会にいた藍帝には逃げられてしまう。

藍帝を追って桂林の白鹿村へ一人で向かう涼は、その途中で莎花(シェンファ)という少女と知り合う。その案内で白鹿村に着いた涼だが、彼女の養父が鏡を作った一族の子孫だと判明する。長い間泊まり込んで石工の仕事をしているというシェンファの父に会うため、村から離れた洞窟に入った2人を待っていたのは「私の役目は終わった。鳳凰を携えし者(=涼)と共に行け」というシェンファ宛の置手紙と宝剣「七星剣」、巨大な龍鏡・鳳凰鏡のレプリカだった。

出典 シェンムー - Wikipedia

シェンムーII(2001年9月6日発売・ドリームキャスト(DC)用)のストーリー

芭月涼(はづき りょう)は頼れる仲間とともにいざ藍帝を倒すための長い旅へ

ゲームを進めていくとプレイヤーの行く手を阻む者と対決しなくてはならなくなる箇所がある。この場合、画面下に体力ゲージが表示され、コマンド入力による対戦格闘のバトルモードに突入する。

このバトルモードは、一部を除いてゲーム難易度は高くない。適当にボタン連打をしていても何度か挑戦すれば誰でもクリアーできるように調整されている。また、この対戦格闘モードでは『バーチャファイター』の技が多く収録されている。

バトルモードで使える技は多く、情報収集中に手に入れた秘伝の技書を手に入れることで新しい必殺技を体得することができる。また、公園や道場、倉庫といったフリーの練習エリアで偶然入力したキー操作で新たな必殺技を我流で習得する場合もある。バトルモード用の技には熟練度が設定されており、繰り返し使い続けることで性能がアップする。

防御に関しては、ボクシング的に腕や足などで敵の攻撃を受けるタイプではなく、タイミングよく防御ボタンを入力すると「受け流す」物である。

『シェンムー』のバトルモード

「シェンムー」内でプレイできる「ミニゲーム」

本作の世界は1980年代中期の横須賀、香港を資料に基づいてできる限り再現したものであるとされている。そのため、街並みは極めて現実的であり、ゲーム中にいくつか存在する施設でミニゲームをプレイすることができる。

ゲーム中にはゲームセンターが存在し、その筐体にお金を投入して実際にプレイすることができる。
ゲームセンター内では「スペースハリアー」「ハングオン」(この2作はほぼ完全移植されたもの。なお、ゲームのるつぼが移植を担当)「ダーツ」といったゲームがあるほか、このゲームの特徴でもあるQTEシステムをミニゲーム化した「QTEタイトル(ABXボタンを使用)」「エキサイトQTE(主に十字キー及びABXYボタン)」などがプレイできる(主に十字キー及びABXYボタンとあるのは コントローラのLRトリガーが未使用であるものの、プレイ中誤って引いてしまうことにより失敗判定を受け残数が減ることがあるため)。

なお「ダーツ」においてはゲームセンター以外でもプレイ出来る施設が存在する。

ゲームセンター以外の施設において「スロットマシン」であったり、イベントの進行条件を満たすことによりプレイ可能なミニゲームも存在する。加えて『シェンムーII』ではミニゲームに「アウトラン」、「アフターバーナーII」(この2作もゲームのるつぼが移植を担当し、(BGMの音色を除き)完全移植されたものとなっている)などプレイ出来るゲームが追加されている。

ゲームセンター(画像は『シェンムーII』で追加されたミニゲーム「アウトラン」)

アクション要素のある賭博としてアームレスリングもある。ボタン連打に加え、まれに出るQTE(クイック・タイマー・イベント、通称QTEは情報収集中に突発的に発生するイベントシーンでボタン入力を求められるシステムである。画面中央に入力すべきボタンアイコンが点滅表示される。)を成功させることでゲームを有利に展開させることができる。

アームレスリング

賭博の一種で『II』で追加された。
通常のバトルシーンで、勝利すれば掛け金をもらうことができる。中には極端に回避率の高い格闘家を時間内に倒すなど変則的な条件が設けられている場合もある。

ストリートファイト

『シェンムー』の主な登場人物:玲莎花(レイ・シェンファ)

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