変幻戦忍アスカ♡


このように、コミックスの表紙を見てもらえば分かると思いますが、アスカの戦闘スーツのデザインが異常にエロいのです。変身する時は裸になっちゃいます。
しかも、あのセーラームーンより五年早くツインテールです。
もちろんヒロインのかわいさだけで無く中身もシッカリしたマンガで、思春期の少年たちの心をわし掴みしていたはず…これから面白くなりそうだったのですが残念ながら打ち切りでした。
ライバルが強力すぎるジャンプ黄金期でしたから、仕方ないかもしれません。
この黒岩よしひろ先生はけっこう不遇なマンガ家生活でしたが、『鬼神童子ZENKI』でアニメ化(ゴールデンタイム前座)まで漕ぎ付けたのは幸いでした。
週間少年ジャンプ 1988年『第23号』5月16日号
巻頭カラーを飾りました。

左)南代成馬

本能寺飛鳥
当時のジャンプ



ストーリー

本能寺一族とその仲間

本能寺大地


ミューテーションと叫ぶと変身できます。なお、変身時は服は毎回粉々になります。
ですから、変身時と解除後の飛鳥は毎回裸です。


プロテクター一覧

アニテクター
本能寺大地が使用した試作型プロテクター。試作品の為一度しか使用できないがアスカの使用するプロテクターと同等の効果を持つ。変幻パスワードは「アニテーション」。
アステクター
作中の中盤から登場するプロテクター。デザインが若干異なる以外に初期型との性能的な違いは不明。変身時のエネルギーは衛星から供給されている描写がある。変幻パスワードは初期型と同じ。
ヴァニテクター
最終話に登場するプロテクター。初期型、アステクターから大きくデザインが異なっている。過去のアスカ(天主華)と現在のアスカ(飛鳥)が時空間を歪められ一つとなり、天主華本来の力をフルに発揮できるようになっている。変幻パスワードは「ヴァニテーション(空変幻)」。
邪魔忍四人衆(じゃーまにーしにんしゅう)
水鬼姫に仕える4人のくノ一。水鬼姫は彼女達を飛鳥たちと戦わせ、その能力を分析した。
水仙(なーしさす)・水蓮(りり)・水晶(くりすたる)・水蜜(ぴーち)の4人

水鬼姫と邪魔忍4人衆は本作品の敵役であり、魔王の復活をたくらむ森蘭丸に仕える魔導忍邪衆に属するくノ一です。
主人公達を抹殺するため、飛行船で移動中の彼らを襲います。そして、水鬼姫の“全員を水の壁によって分断させ、それぞれ邪魔忍が戦い、一人一人の能力と弱点を見極める”と言う水鬼姫の作戦を実行します。
水仙(なーしさす)



水蓮(りり)



水晶(くりすたる)


水晶は、主人公であるアスカと対峙します。しかし、水鬼姫がアスカは最後に痛めつけると言う方針を打ち出していたため、最初は幻術(無数の水晶玉が部屋の中を飛び回る。)でアスカを混乱させ、時間を稼ぎます。

ちなみに、残念ながら彼女は液状化するシーンがありません。しかし、他の仲間同様最後は水溜りになってしまったことでしょう。
水蜜(ぴーち)




名シーンが多い邪魔忍やられシーンですが、この水蜜もポイントが高いです。特に、最後はあっさりと倒され、仲間たちのセリフの背後で背景化している様が儚さを象徴しています…。
魔導忍邪衆四鬼王 水鬼姫(すいきひ)




カルト的人気作品

このマンガをまねたエッチなゲームが作られたり、変なフラッシュマンガを作ったりする人がいたり、その他影響を受けたと思われるもの数知れず。今でも根強い人気を誇ります。
ある意味、伝説のマンガといえるでしょう。