BASTARD!! -暗黒の破壊神- ジャンプ黄金期に絶大なる人気を誇ったダーク・ファンタジーです。

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1988年の連載開始から現在まで多くの根強いファンを持つ漫画です。途中絵柄がガラッと変わり、作者が代わったのかと思えるほどでしたが、最近では作者の生存情報も多くあり、まだまだ健在のようです。また、過激な性描写が多いことでも知られています。


ティア・ノート・ヨーコ

本作のヒロイン。
メタ=リカーナの大神官ジオ・ノート・ソートの娘。初登場時は14歳。
ルーシェレンレンとは姉弟同然に育った。一人称は"ボク"。
勝気で気が短く、猥褻な行為や自らの倫理観に反する行為には容赦ない。しかしその反面、心情や立場を理解する心は人一倍強く、そこから来る包容力が一種のカリスマとなっている。「闇の反逆軍団編」では守られるだけの少女だったが、メタ=リカーナの崩壊後は積極的にクレリックとしての修行を積み、2年後には神官クラスに迫るレベルのハイ・プリーストとして、高位の防御魔法や治癒の術を使いこなせるようになった。ある程度の格闘術にも長けている。「方舟(KCG)」の戦いの衣装ではナックルを装備していた。

傍若無人なD・Sを言い聞かせることのできる人物であり、彼がスケベ心を発揮した時には遠慮することなくどつき回す他、アーシェス・ネイとの戦いで一度死亡したD・Sの顔に往復ビンタを喰らわせて叩き起こした(復活させた)こともある。
母はジオと同じく先の魔操兵戦争の五英雄の一人で、「辺境の黒き魔女」と呼ばれた魔導士シリン・テンペスト。

ルーシェ・レンレン(ルシフェル)

大戦で敗れ死亡したD・Sが、戦災孤児の赤ん坊に宿り転生した先の少年。ヨーコと同い年だが、大変な童顔。大神官に発見され、美と愛の女神イーノ・マータ(由来はイラストレーターのいのまたむつみ)の力により魂を封印された。封印の解除には呪文と処女の接吻が必要となる。小心者で泣き虫だが明るく天然ボケな性格。趣味は洗濯で、OVA版ではケビダブが迫っているにもかかわらず、ヨーコのパンツを大量に洗っていた、ある意味で肝の据わった性格。ルーシェ自身は普通の少年であるはずだが、D・Sとアーシェス・ネイの戦いの最中、突如D・Sの前に幻影で現れ、普段とは別人のような口調でネイがアキューズドによって苦しんでいることを伝えるなど謎が多かった。

その正体は、かつて神に反乱して地獄に封じられているはずの堕天使ルシフェルで、サタンと同一人物。「方舟(KCG)」で封印空間に落とされたD・Sと分離して星幽体で出現し、ヨーコたちの危機を救う。だが主物質界で星幽体のまま行動することは莫大なエネルギーを失うことにつながり、D・Sの復活方法とヨーコへの愛を伝えると消滅した。名前の由来は元ラットのフォアン・クルーシェ。

四天王

カル=ス

冷却系の呪文を得意とする魔法使い。魔力の高い父親の影響で異常なまでに高い魔力キャパシティを持つ。その影響で老化がほとんど止まっているため、外見は20歳前後だが、推定年齢120歳。約100年前に反逆した当時の四天王ガイン・エスペランザに代わり四天王の一人になった。現在の四天王の中ではもっとも長く四天王の座についている。冷静な性格で、暴走しがちなD・Sの抑え役だった(しかし抑えられないことがほとんどであった)。

魔人である父親の来歴のために幼少時には母子共に周囲から排斥され、更には侮辱による怒りで制御出来なくなった力が同年代の子供を一瞬で消滅させたため、激怒した周囲の手で洞窟に閉じ込められてしまう。挙句、周囲からの糾弾と苦悩に押し潰れされてしまった母親が自分を殺害しようとした怒りと絶望から暴走した魔力で逆に母親を殺したため、それが強烈なトラウマとなっており、破壊神にはそこにつけ込まれて操られることになった。このトラウマに起因し、女嫌いでもある。
後に中央メタリオン4王国を征服、「氷の至高王(ハイ=キング)」と呼ばれることとなる。切った相手を凍り付かせる氷の魔剣「アイス・ファルシオン」の所有者(これは母親の一族に伝えられていた剣で、その長が「戦士の掟」の名目で母親にカル=ス処刑を命じ、手渡したもの)。

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