「花のあすか組」ってどんな話?

あすかの言葉は、社会への叫び
「防衛の基本を知ってるか
それは恐怖心さ
おまえらは三人一組で今まで味わったこともないだろーが
教えてやるよ
一人ということがどれだけの恐怖心を生むか」
「風に逆らう程バカじゃない、風に流される程ヤワじゃない」
「ひとりぼっちが全然平気な時もある
だけど 逆に そういう気分がヤバイなって…思う時もある
どうせ一人だって ひねくれてしまうのが こわいんだ
きっと 何も見えなくなっちゃうだろ?」
(コミックス花のあすか組より)
主演の「九楽あすか」にはショートが似合うこの人、小高恵美。

第2話「学園城を奪い返せ!」
セーラ服がとても可愛かったですね。80年代のセーラ服は赤いスカーフが多かったのですが、このあすか組のリボンは、薄紫かブルーっぽい色でとても珍しかったです。あと、あすかの武器って金貨にチェーンを付けたものだったのですが、コントロール抜群ですごく憧れました。スケバン刑事での武器はヨーヨーで同じようなのですが、金貨ってのがお金持ちのお嬢様だったあすかが、社会に反発していく図を象徴しているようで、良かったです。
小高恵美 - Wikipedia
引退されていたのは、残念です。あのドラマの中でロングヘアーをショートにバッサリ切るシーンはとても印象的でした。あと、カメラ目線で「あすか組!見参!」と叫ぶ姿は、とても迫力がありました。でも、この方、実は体が弱かったんですね。なのに、あのアクションはすごいとしかいいようがありません。
あすかをバックアップする役を演じていたのは、この2人
今ではもう見られないアクションも披露、石田ひかり

香月はるみ役でしたが、この役ドラマだけのオリジナルだったんですよね。で、私立泰山学園の生徒会長でお嬢様育ちなので、口調や戦い方などがお嬢様ぽかったのが異色キャラでした。
あすかとの出会いも異色で、学園に及んできた全中裏の侵攻に対して「話し合いで解決すべき」と主張したことで(てか話し合いを試みる時点から変!)、あすかの鉄拳制裁(かなり痛めつけられる)を受けるも、次第に彼女に惹かれていき、あすか組に入るっていう設定もおかしかったです。
あすかのマブダチの堂本ミコ役・小沢なつき

ドラマで不良を演じていましたが、私生活でもかなりやんちゃになっていきましたね。17歳でマネージャーと駆け落ちしようとしたり、AVに出演したり、結構はちゃめちゃでしたが、この「あすか組」のドラマの中では、あすかのマブダチ・ミコを演じていて、ピンチの時にあすかを助けるとってもいい役どころでした。あと、確か、ミコの武器はポシェットでしたが、ポシェットっで相手を倒せるのがとっても不思議でした。でも、この武器実は、製作発表前の段階では、ポップコーンになりかけたという逸話があったような気が。で、結局ポップコーンは、ミコが登場する時に食べながら出て来るというので使われていました。ちなみにミコの制服ってこの時代には珍しいブレザーでした。
自分で髪の毛を切るシーンが衝撃的でした。
ドラマ「花のあすか組」のCMです。
小高めぐみ演じるあすかがいじめられた自分を強くするために、自分で自分の髪の毛を切るシーンは衝撃的でした。あと、赤の特攻服も格好良かったです。
花のあすか組の3人で歌手デビューも

3人が揃って歌う姿は可愛かったです。ただ、やっぱり歌声は昔っぽい感じが・・・・。小高めぐみと石田ひかりの2人バージョンもありました。この頃のアイドルって、ドラマの設定のままで歌を出すというのが多かったように思います。なので、ドラマと違って少し緊張している感じがテレビから伝わりました。
和久井映見が火を吹いた

和久井さん、迫力あります。今では正統派な印象が強いので、このドラマは貴重かもしれません。ドラマの中では、誰かとほんのりとした恋物語的なものもあったように思います。
口から火を吐く和久井さん。かなり貴重です。


数年後のドラマ「ピュア」での和久井さん。イメージが違います。
ひばり様にぴったり、佐倉しおり

この方は、あんまりお見かけしなかった印象があります。「アリエスの乙女たち」と「花のあすか組」ぐらいが記憶にある感じです。でも、目鼻立ちがしっかりされてて、本当にひばり様そのものって感じで、一度見たら忘れられない印象でした。登場シーンの音楽と共に、フランス人形を手にこの方が出られた時は、それはそれは怖いぐらいでした。動画も探してみたのですが、無かったのでDVDでドラマを見られることをおすすめします。
本田理沙もあすかの敵役に

ひばりの側近“右” の 春日役を演じられていました。

本田理沙さん、アイドルです。本当はこんなに可憐。
脇役ですけどこんな人も、ミモ―の前のちはる

映画版のあすか役は、つみきみほ

こんなにたくさんのアイドル達が出ていたんですね。しかも、今では主役級のアイドル達が脇だったりしながらも、けなげにアクションをしている姿は見ていて感動ものです。