「ビルマの竪琴」
本で読んだ人、あるいは1985年に上映された映画で鑑賞した人が多かったかと思います。
映画では「埴生の宿」の音楽が、 さらにその世界観を深めてくれました。
当時は「戦争映画」として鑑賞し、悲惨さや残酷さという側面よりも、その無情さをストレートに感じた作品だったような気がします。
「ビルマの竪琴」
「ビルマの竪琴」初めに映画化されたのは1956年でした
本稿では、1985年に上映された映画版を中心に「ビルマの竪琴」を振り返ろうと思います。
1985年に上映された「ビルマの竪琴」
監督は1956年作品と同様に市川崑。
1956年にも上映された作品を29年後に再び映画化しました。
1985年7月20日公開
水島上等兵(中井貴一)、井上隊長(石坂浩二)、伊東軍曹(川谷拓三)、小林上等兵(渡辺篤史)、岡田上等兵(小林稔侍)、三角山守備隊々長(菅原文太)といった、振り返ると錚々たるキャスティングでした。
水島上等兵 - 中井貴一
井上隊長 - 石坂浩二
伊東軍曹 - 川谷拓三
三角山守備隊々長 - 菅原文太
作中、「埴生の宿」「仰げば尊し」が、しみじみと心に伝わってきます。