南極物語
南極物語 - Wikipedia
スタッフ
南極物語 - Wikipedia
キャスト

潮田暁/高倉健

越智健二郎/渡瀬恒彦

志村麻子/荻野目慶子

北沢慶子/夏目雅子
ストーリー
昭和基地からポツンヌーテンを登覇し正確な位置、標高を計測し地質を調査することを目的に遠征隊が結成された。屈強な犬15匹と潮田暁隊員、越智健二郎隊員、医師の尾崎勇蔵の3名である。
苦難を乗り越えながら、遠征隊はボツンヌーテンに無事、到着。任務を果たした。
帰路、3人は雪目になってしまった。重量オーバーにならないよう無線機も積んでこなかったので、遭難寸前だった。越智は、タロとジロを離して、昭和基地まで離し、救援を要請しようと提案。2人は受け入れる。
タロとジロは南極で生まれた兄弟だった。タロとジロは無事に昭和基地に戻り、救援隊がかけつけた。

1年の活動が終り、第2次越冬隊との交代の引継ぎのはずが、悪天候で宗谷が近づけず、セスナで至急、昭和基地から離れることになった。第2次越冬隊が来るはずなので、犬の首輪を締め直した状態で現地を去った。犬たちはこれから訪れることになる自分たちの運命がわかるのか、悲壮な鳴き声をあげる。
悪天候が続き、宗谷は昭和基地に近付くことができず、ついに、第2次越冬は断念。帰国することになった。

鎖を切って最初に自由になったのは、アンコだった。2番目はジャック、リーダー犬のリキが首輪抜けをした。そして、ジロ、シロが自由になった。ペス、モクたちの何頭かの犬が倒れた。風連のクマも首輪抜けした。タロも自由になり、仲間たちの元へ走った。最後に鎖を切って自由になったのは、デリーだった。
クラックという氷の割れ目に海の満ち引きによって魚などの海の生物が凍ったまま現れることを、犬たちは覚えた。しかし、クラックは犬にとっても危険な場所でデリーがクラックから海に落ち、そのまま飲み込まれてしまった。ゴロは、鎖から抜け出ることができず、そのまま息絶えた。

潮田は、樺太犬の供出者への謝罪の旅をしていた。
リキを供出してくれた志村麻子に子犬のリキを渡しにいくが受け取ってもらえない。
失意のうちにある潮田の前に越智が現れた。
麻子が潮田を訪ねてきた。リキを受け取りに来たのである。
犬は、全部とはいかないまでも生き抜いている気がする、自分は犬を殺せばよかったと思っていたが、それは間違っている。どんな生き物にも命があって、それを奪う権利はないとそれにやっと気づいたと語った。

一頭、また一頭と力尽きていく樺太犬たち
シロは氷河から転落し、傷だらけになりながらかつて、人間といったボツンヌーテンにもどり、そのまま息絶えた。
リキはシャチからタロ、ジロをかばい、負傷。そのまま、歩くことができなくなってしまった。
アンコは流氷にのり、そのままながされてしまった。
風連のクマがアンコを伴ってタロ、ジロのもとにやってきた、単独行動を選んだ風連のクマだったが流氷にのり流されているアンコを見つけたのだ。
アザラシを襲っている時、海に落ちたアンコはそのまま沈んでいった。
風連のクマは、大陸の方へまた一頭で去ってしまった。

第3次南極越冬隊の募集が行われていた。メンバーには、潮田、越智がいた。
ヘリからの探索でジャックの死体が発見された。オーロラを見て、狂ったように走り去り、流氷にのってしまったのだ。
基地に戻った、潮田と越智は雪を掘り起こす。そこには、鎖があった、そしてゴロが死体になっていた。
タロの首輪が抜けているのを潮田は発見した。あたりを見回してみるとそこに二頭の樺太犬がいた。
「風連のクマ?いや、タロとジロです」
「うおおおお」潮田の叫びにタロとジロは答えた。一目散に、潮田と越智のもとに走ってきた。
二頭は、人間に甘える樺太犬に戻った瞬間だった。

人間より演技がうまい樺太犬たち
そりで、走らされたり、鎖を引きちぎってみたり、首輪抜けをしたり、氷河に流されたり、冷たい海につかったりと、人間顔負けの表情をみせる樺太犬たち。その演技力は、人間より素晴らしいと思ってしまいました。
犬たちの熱演がこの映画をささえているといっても過言ではありません。

南極物語のリメイク版

EIGHT BELOW
南極物語 (2006年の映画) - Wikipedia
さすが、ディズニー犬を殺さないところがファンタジーといったところでしょうか。
日本オリジナル版は、リアリティーを追及しているのと対照的です。
タロとジロのはく製

タロとジロのはく製
2006年の南極展では、タロとジロは剥製の姿で再会を果たしています。
http://mamimami-la.hatenablog.com/entry/20090901/1251776008黄金の都 シカン展 - days of atresure
南極物語のテーマ
南極物語 イメージソング 愛のオーロラ
ブルーレイ、単行本、サントラ盤が販売されています
極寒の南極を1年間生き抜いたタロとジロの壮絶な生きるための闘いの物語です。
人間があくまでも脇役に徹した珍しいタイプの映画でもあります。
愛らしい動物映画とは一線を画した、リアリズムがそこにはあります。