日本のトランスの元祖的存在!!バンド『ファー・イースト・アジット・ハウス・クワルテット』

日本のトランスの元祖的存在!!バンド『ファー・イースト・アジット・ハウス・クワルテット』

メディアなどあまり表に出ず、野外レイヴなどを中心に活動したバンドです。またバンドメンバーが2人も死んでしまうという悲しい出来事がありました。


ファー・イースト・アジット・ハウス・クワルテット

活動期間1988年結成~1997年に解散
日本のレイヴ音楽グループ
おもに日本やヨーロッパので活動し、サイケデリックトランスや野外レイヴの草分けとも見なされた。
LSD解放同盟とも呼ばれている。

『ファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテット』

メンバー

(ターンテーブル、リズム、プログラミング)
 後にスペースDJリョウへ改名。現在は引退している。

安永リョウ

(ダンス、パーカッション、民族楽器、シタール) 
1997年1月頃、死去。

田嶋エリサ

(キーボード、シンセサイザー) 
現・芙苑晶。海外ではAQi Fzonoとして知られる。

芙苑アキ

(ウィンド、ディジュリドゥ、ベース・シンセサイザー)
1995年6月頃、死去。

市川カヲル

バンド活動内容

1989年、LSDやメスカリンなどのサイケデリック・ドラッグに影響を受けたファースト・アルバム『十億の神経の針(A Billion Nerve Needles)』を、ニューヨークのレーベル、 Nerve Nets Records より発表。

※サイケトランスイベントイメージ画像

1988年、日本に帰国後、国内初と推定される野外のレイヴ・パーティをおこなう。以後、ヨーロッパや日本の各地で「レイヴ・ビー・イン(Rave Be-in)」と題する、野外レイヴ・シリーズを先駆的に行った。

(オリジナルアルバム)

サイケデリックトランスなどのメロディーは、聴いてる人の感情が高ぶり、解放され踊り出す人が多いです。

野外レイヴで宗教パフォーマンスを演出していた?!

※これはヴードゥーの旗

当時、野外レイヴでダンサーの田嶋エリサがやっていたブードゥー教の儀式を思わせるパフォーマンス(鳥や動物の仮面をつけて登場、手首を切って自分の血を赤ワインと混ぜて飲む、鶏を殺して生き血を裸体に浴びる、等々)や、他のメンバーたちの楽器を破壊するなどの行為をはじめとする過激なイメージ、さらに、彼らのLSD愛好や、レイヴの時に客たちが興奮して踊りながら裸になってしまうといったこともあり、当時、バンドメンバーは、レイヴ上演中に風紀紊乱や騒音などの理由で何度となく逮捕されている。

「倉庫や廃墟のビル、野外スペースなどで行われる彼らのレイヴは、基本的にすべて、シークレット・パーティとして、おもに場所や日時はメディアに公表されず、特定の人たちだけが特定の方法で参加することができた。こうしたいわゆる「イリーガル・レイヴ」において、おそらく日本で最初のバンド(世界初の説もあり)ともいわれる彼らは、その独特なレイヴ・スタイルから「レイヴのドアーズ」「テクノ・ドアーズ」などの異名でも知られ、一部に熱狂的ファンを持った。アシッド・ハウスの東洋における第一人者であるのみならず、こうしたイリーガル・レイヴに特化したバンドとしては、今でさえおよそ世界にも稀な、いまだにフォロワーの現れない、ワン・アンド・オンリーなグループであると言えるだろう。しかも、彼らのレイヴ自体も、ふつうのパーティとは違っていて、一種の古代宗教の儀式にも似た「秘儀としてのレイヴ」というテーマを持った、特異な「暗黒のバンド」だった。そこではダンサーである田嶋エリサが つねに一種の生贄のような存在=巫女として立ち現れ、司祭である他の三人のミュージシャンたちの奏でる呪術的なダンス・ミュージック=トランス/アシッド・ハウスによって、生と死の儀式を執り行うというコンセプトが秘められていた。いまではほとんど伝説的な、田嶋エリサが踊りながら最後は裸になり、鶏を殺してその生き血を浴びるなどのパフォーマンスがそれを象徴している。彼らは当時その隠された意味をみずからとくに釈明しなかったものの、その異様なステージの空気に反応したファンたちも、半裸になって踊り始めるなど、伝説は数多い」

http://art-random.main.jp/samescale/030.html

art random - 人生のセイムスケール - age 30

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