今とはちょっと違う昔のサザエさん
ドラえもん、ドラゴンボール、ワンピース、ルパン三世、アンパンマンなど国民的アニメは数あれど、視聴率などを考えると「サザエさん」の右に出るものはないのではないでしょうか?そんなサザエさん、ずっとタラちゃんは3歳のままだし、時が動いていないことでお馴染みですが、昔は、今とちょっと違うサザエさんが・・・

エンディングがじゃんけんではなく・・・
日曜日のだいたい18:58頃、次回予告のあとに、今ではお馴染みのじゃんけん。子どもではなくとも、ついつい頭の中でじゃんけん出していませんか?
「サザエさん症候群」なんて言葉もあるくらい、日曜日の夜で、明日から仕事だ、学校だという憂鬱な気持ちを、じゃんけん勝ったことで、ちょっとテンション上がったりしますよね。
じゃんけんより前は、サザエさんが団子?を食べて喉につまりそうに「ンガフフ」と言って終わるといういかにもサザエさんらしいワンシーンで終わっていました。
なんでも、子どもがマネするとクレームが入って、じゃんけんに変えたとか。悪い見本として残してほしかった気もします。
放送日が日曜18:30~だけでなく
サザエさんと言えば、サザエさん症候群と言う言葉があるとおり、日曜日の夜(夕方)と言う事は、日本人だったら誰もが知るところですが、『まんが名作劇場 サザエさん』として、火曜日の19時~いわば再放送をしていました。再放送を19時からというゴールデンタイムに放送するなんて、今ではなかなか考えられない!?

再放送と言えど、オープニングとエンディングは別という凝った作りだった。
お隣さんが伊佐坂先生ではない!?
お隣さんと言えば、小説家で、ノリスケがいつも原稿を取りに来ている伊佐坂先生。奥さんの軽さんは、フネと仲良しですよね(原作では同級生らしいです)。
まず伊佐坂先生とは?

このように伊佐坂先生が初登場したのは1985年。その前は『浜さん』と言う一家が住んでいました。
職業は画家で、小説家の伊佐坂先生同様、家にいる仕事なのですね。
奥さんの療養のため、静岡に引っ越してしまい隣人ではなくなった。しかし、2009年に思い出として写真で登場している。確実にサザエさんの世界も進んでいたのです!

しかし、これだけでは終わらないのです!
浜さんの前の隣人が、伊佐坂家なのです。どういう事でしょう?
伊佐坂家が借家として浜家に貸していたのでしょうかね。
オープニングの挨拶
「サザエでございま~~す」で始まるサザエさんのオープニング。そこはずっと変わっていないかと思いきや、マイナーチェンジを繰り返していたのです。
初代「わたくし、サザエでございます」
2代目「サザエでございま~す!」
3代目「サザエでございます」
4代目「こんにちは! お元気?」
5代目「サザエでございます」
6代目「サザエでございま~す!」(現在)
4代目だけは異質ですよね。5代目で3代目に戻したと言うことは、4代目不評だったのかもしれませんね。
三河屋酒店の御用聞きと言えば、三郎?三平?
いつも磯野家の勝手口に御用聞きに来ると言う、まさに昭和テイスト溢れるシーンに登場するのが、三河屋のアルバイト?サブちゃんこと三郎(青森県出身)。
しかし、1985年までは三郎ではなく、山形県出身の三平だった。三平は、結婚が決まり、地元に帰ったとか。
それにしても、どちらも「三」で始まるし、東北出身ですし、旦那の趣味ですかね。


タラちゃんは暴れん坊!?
タラちゃんと言えば、素直で「はーい(^O^)/」って言っているイメージですが、アニメ放送直後は、物置に閉じ込められて「開けろ! 子供をいじめんな!!」と打なり散らすほど未就学児とは思えない程悪態をついていた!?タラちゃんは、あの年で反抗期が終わったのかな!?

いかがでしたでしょうか?原作者の長谷川まち子先生も、まさか没後もずっと放送させ続けるアニメになるなんて思っていなかったでしょうから、時代設定とかそこまで深く考えなかったのかもしれませんね。
今、観ているサザエさんが数十年後、懐かしい~となるかもしれません、
クルマがみんな自動運転になっていたり・・・、カツオが携帯持ったりしないですかね(笑)