映画「スタンド・バイ・ミー」(スティーヴン・キング原作)
スタンド・バイ・ミー
傷を持った4人の少年の心を描いた物語
1950年代末、アメリカ合衆国の小さな町キャッスルロックに住む、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描く物語。
アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞にノミネート。また、ベン・E・キングが歌う同名の主題歌もリバイバルヒットした。
Ben E. King のこの曲はあまりにも有名ですよね。
「スタンド・バイ・ミー」あらすじ
作家ゴードン・ラチャンスはある日、『弁護士クリストファー・チェンパーズ刺殺される』という新聞記事に目をとめ、少年だった頃をふと思い起こす。クリスは、ゴードンの少年の頃の親友だった。
時は、彼が12歳だったころにさかのぼる。ゴーディは、オレゴン州キャッスルロックの田舎町で育てられる。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、性格も個性も異なっていたがウマが合い、いつも一緒に遊んでいた。木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、タバコを喫ったり、トランプをしたり、少年期特有の仲間意識で結ばれている。
死体探しという「冒険」に出かけた4人の少年たち
ある日バーンは、不良グループである兄たちの会話を盗み聞きする。
3日前から行方不明になっているブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で、列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを。
バーンがゴーディたちに話すと、『死体を見つければ有名になる。英雄になれる』と言う動機で、死体探しの旅に4人で出かける。4人は喧嘩したり助け合いながら、鉄道の線路に沿って冒険のような旅を続ける。鉄橋で列車に轢かれそうになり、沼ではヒルにかまれながら、その夜は森で野宿をする。クリスが持参したピストルを持って、交代で見張りをする。
物語を書く才能があるゴーディは親に嫌われていることが傷になり、将来ものを書く希望も持てないが、クリスから、物書きの才能を守るから必ず伸ばすように言われる。一方でクリスは、家庭環境の悪さから、自分の未来は何も希望がないということを打ち明ける。ゴーディは、クリスに進学することを勧め、励ますのだ。
少年たちの「冒険」を通じて様々な感情を描写する「スタンド・バイ・ミー」
一方、バーンやクリスの兄たちがメンバーになっている不良グループのボス、エースが死体の話を聞きつけ、不良グループを連れて車で向かい始める。
翌日、ゴーディら4人は死体を発見する。そこにエースたち不良グループが現れ、死体を渡せとせまる。バーンとテディは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度ではねつける。エースが怒ってナイフでクリスを襲おうとした瞬間、ゴーディは強い決意で銃を発砲しエースに銃口を突きつける。その気迫に押され、エースたち不良グループは去っていく。
「冒険」のクライマックスには、一回り上の不良少年たちとの遭遇が待っています
ひと夏の冒険が終わり、4人はいつものように町外れで別れる。その後は進路もバラバラになり、お互い疎遠になっていく。
大人になったゴーディは作家となりクリスは猛勉強して弁護士に。そのクリスとも最近は10年以上会っていなかったが、クリスが刺殺されたことを告げるの新聞記事が、ゴーディに懐かしい過去を思い出させたのだった。
仲間との友情、複雑な家庭環境のなかで、あの頃のような友達は二度とできることはなかった。と、ゴーディは静かに思い返す。
分かりやすい感動があるわけではなく、ただ心の奥底に打つものがある。それが「スタンド・バイ・ミー」でした。
ゴードン・ラチャンス

ゴードン・ラチャンス(ウィル・ウィトン)
What the cast of "Stand By Me" looks like 30 years later
ウィル・ウィトン
Wil Wheaton(@itswilwheaton) 窶「 Instagram蜀咏悄縺ィ蜍慕判
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ジェリー・オコンネル
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若いとき、リバー・フェニックスは好きな俳優の一人でした。
彼の訃報を知った時はショックだったことを覚えています。
こちらはコロンビア映画90周年記念『スタンド・バイ・ミー』デラックスエディション(初回限定版)
そしてもう一人、この人の子役時代の出世作でもあったんです!
私は「24」を初めて見た時に「あれ、この人⁉」と思いました。

エース・メリル(キーファー・サザーランド)
「24」でジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランドの子役時代の出世作は【スタンド・バイ・ミー】