「じゅうべえくえすと」の概要!!

主人公「じゅうべえ」が4人の仲間「龍姫」、「イワン」、「ウルフ」とともに魔界衆の野望を阻止すべく立ち向かっていく、ごく普通仕様のロールプレイングゲームです。
その主体は、独特極まりなく、見た目やその世界観は完全に「和風」なのに対して、内容やストーリー性は、SFチックであり、ファンタジーでもあり、なんでもありの摩訶不思議路線でした。特徴は、前作である「貝獣物語」の良きシステムを継承しており、主に「助っ人キャラクターシステム」などがあげられます。

壮大なストーリー!

戦国の時、柳生の里。
その上空で、時空間を超越し、球体が2つ激突する。
1つは遠方の彼方へ。
そしてもう1つは、さらに赤、青、黄と信号色の3つに分裂。
その後、柳生の谷へと落ちて行った。
里の主、柳生但馬という男が谷を調べた。
すると、谷底に摩訶不思議なカプセルを見つける。
その中には、なぜか右目を負傷した赤ん坊が泣いていた。
赤ん坊は「じゅうべえ」と名付けられた。


それから、15年の歳月が流れた頃。
各地で不思議な事件が相次いで起こっていた。
人々の不安が募る中、「じゅうべえ」は但馬に呼び出される。
そして、但馬は言った。
「各地の混沌を調査していた「尾張入道」が、魔界衆と名乗る者たちとの関連性を突き止めたあと、突如として行方不明となってしまった。お前にその行方を調査してほしい」と。
じゅうべえは快く引き受ける。
いや、半ば軽い気持ちだったのかも知れない。
しかし、この失踪事件と魔界衆の関連。
これが、とんでもなく長い闘いの始まりであったことを
このときのじゅうべえは、知る由もなかった・・・。
と、こんな感じの始まり方です。多分。

通常の世界と、サブストーリの世界が2つ、計3つの世界で成り立っています!
割と普通なゲームシステム!

貝獣に近い、戦闘システム!

魔法じゃなくて、「超力」です!

主なキャラクター紹介と、個々の特技!





助っ人もいるのだ!!

だが、しかしの「じゅうべえくえすと」!?その問題点とは・・・
このゲームの最大の難点は、難易度がとても高く攻略に凄く時間を費やすことです。
その原因は次の通りです。
・エンカウント率激高!
つまり、敵の出現率が他のRPGと比べるとスゴイことになっています。すぐ敵出ます。
なかなか進めません。
・ボス激強!!
これくらいのレベルなら、いけるだろう!と、安易にボスに挑むと即返り討ちです。
エンカウントの高さを利用して、レベル上げに励まないと、先に進めません。
・ゲームの内容が長過ぎる!
じつは、とんでもなくイベントやサブストーリーが多いゲームです。当時のファミコンにしては、相当のボリュームであったといえるでしょう。某サイトでは、エンディング所要時間を50時間といっていました。それでも早い方だとおもいますが・・・。
しかし、これらを全て、このゲームの利点、特徴としてとらえることが、やり込み要素や面白さに繋がっていくのではないでしょうか。・・・たぶんね。

<気になるぜ!裏技!!>
じゅうべえの剣をジャンプ強化
中盤で主人公の武器「しんかげ」を入手してからは、各地にいる鍛冶屋で強化してもらうことが出来る。
順番通りに行けば「しんかげ」⇒「むらさめ」⇒「やまあらし」⇒「うんりゅう」⇒「まさむね」と強化出来るが、その一つ一つにはお金がかかる。
しかしこの強化は、実は順番通りに行う必要はない。
デメリットは道中がやや辛くなる。メリットは所持金を温存できる。
力持ち+ジロキチコンボ
助っ人「ジロキチ」は人の居る所では呼べない。ストーリーが進んで人が居るようになり「城の巻物」が取れなくなったと嘆く人もいるかと思われる。
だが後半仲間になるイワンの特技「ちからもち」で人を吹っ飛ばす事でジロキチを呼ぶ事が可能になる。
町から一人旅
とくぎ「おいろけ」「ていさつ」「ちからもち」のどれかを使って単独行動する。
その状態で町の出口に行くと「みんなをおいてはいけない」と表示されて一歩戻る仕様になっているが、
表示される直前にAボタンを押すと出口に留まる事が出来る。
それを利用すると、町によっては外に歩き出す事が可能。
どんどん歩いて行くとバグっていくので注意。
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皆さんの感想!
まとめます!!
「はし~れじゅ~べえ~ひ~かりのこっどっも!ゆ~きりんりんど~こまでも~~~
じゅ~~べえ~~~く~え~す~と~~~!!」というCMで、当時話題だったナムコの名作、超大作RPG!これも、中学生になるまえくらいの時期にやっていました。
当然、クリア・・・など出来ず、途中放棄してしまったわけですが。
とりあえず、今回の記事の参考に攻略チャートを調べてみました。そして、「・・・うあっ!すげーなげぇ!!」というのが率直な感想です。それでいて、エンカウント高くてボスが異常に強いとなったら、50時間でも足らない気がします。

本当に、勇気凛凛どこまでも長いゲームです。実際、自分が大昔、どこまでやったのか記憶をたどってみると、なんと、全体の半分もいっていなかったことが分かりました。すごく長い時間プレイ↓気がしていたのに、それでも、全体の半分以下だったとは・・。
まぁ、長けりゃいいってわけでもないのですが、このゲームは先にも言ったように、このことさえも1つの「やりこみ要素」としても考えることができるのです。また、摩訶不思議の戦国空間でのやりとりや、その奇抜なストーリーにも魅力や定評があるため、多少のシステム的な問題点を指摘されても、名作であることに変わりはないと思います。

ゲームを楽しむにあたって、やり方は人それぞれです。たとえ同じゲームをやったとしても、それに対する価値基準はかけ離れているといっても過言ではないでしょう。
実際、とにかく時間を費やさなくてはいけないゲームであることは、間違いないので、クリアまでにかなりの根気が必要になります。
それを前提に、遊んでみて面白いか、または、時間をとられることが不快であるのか、考えさせられるゲームでもあります。
でも、個人的には、おすすめの作品です!
ぜひ、機会があったら、やってみてください!!といえる作品ですね!
