1994年サンマリノグランプリ:ローランド・ラッツェンバーガー(シムテック)とアイルトン・セナ(ウィリアムズF1)の死亡事故がそれまでの『F1安全神話』を完全に崩壊させた。
コックピット内の安全対策不足・もし何らかのマシントラブルに気付いていたなら、天才過ぎるアイルトン・セナのリスクマネジメントの問題も一因としてありうる
アイルトン・セナの死亡の直接原因はステアリングシャフトの頭部貫通によるダメージだった。
ウィリアムズ・FW16のコックピット内の足元(ステアリングシャフト)
レース運営における判断ミスやセーフティカーの性能の低さも事故の一因となりうる
1990年代の中盤には、セーフティカーは各サーキットが用意していたものを使用していた。セーフティーカーが遅すぎると、タイヤの温度が低下してしまう。
テクノロジーの進化により危険なコーナーへと変貌、「イモラ・サーキット」のコースレイアウト上の問題により高速でコンクリート壁に激突してしまうリスクが発生していた
「イモラ・サーキット」の高速コーナー「タンブレロコーナー」:セナの事故現場
イモラ・サーキット
1994年サンマリノグランプリ以降、FIAはF1カーの設計に関する規則(F1レギュレーション)も変更
自動車競技の統轄機関である国際自動車連盟 (FIA) が制定している『F1レギュレーション』
F1マシン主要寸法規定/1991シーズン開幕時(illustration:Pioneer LDC 「F1 Grand Prix 1991」)
この呪われた1994年サンマリノではピットでも問題が起きていた・・・以降、ピットロードでの速度制限が定められる
事故発生の意外な盲点になりうる「ピットレーン」での安全規制強化も大切
1994年の最後の死亡事故以来、F1の安全性は大きく進歩したが、ドライバーにとって最大のリスクはコクピットが開放されていることである(飛来物による頭部損傷)。
FIAはドライバー用の頭部保護対策を精力的に検討
走行中の他のF1マシンから外れた部品(スプリングのようなもの)がコクピットに向かって飛んできている
飛来してきた物体が、コクピットのフェリペ・マッサのヘルメットに直撃する直前の瞬間
フェリペ・マッサのヘルメットは損傷し、傷も負う。意識を失いマシンはタイヤバリアに突っ込んだ。
チャーリー・ホワイティング「F1はいずれ保護コックピットになるだろう」 : F1通信
F1のドライバー用の頭部保護コクピット・ソリューション案
メルセデスが考案したF1の保護コクピット
メルセデスが考案したF1の保護コクピットソリューション
モータースポーツ全体で、ドライバーのヘルメットに物体が衝突して頭部負傷による死亡例が続いた後、ドライバーの過半数は2017年の頭部保護強化採用に賛成している。
http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/52013320.htmlレッドブル、コックピットの頭部保護設計イメージ画を発表 : F1通信
レッドブルのコックピットの頭部保護設計イメージ画
レッドブルのF1が採用するべきだと考えるコックピットの頭部保護設計イメージ
ドライバーの頭部を守る『ヘルメット』技術の進歩:カーボンファイバー製でバイザーは防弾仕様
『ヘルメット』技術の進歩
テクノロジーの進化は新たなリスクを生み出す・レース運営時の不運やミスが重なってしまうこともある・・・終わることのない安全対策の戦い
1994年サンマリノグランプリが最後とはならなかった・・・21年間死亡事故がなかったことが奇跡
ニキ・ラウダ(現メルセデスAMG会長)「これは奇跡なんだ。もう一度強調するが、過去21年間にわたってこういうことが起きなかったというのは奇跡なんだ」
ビアンキの死をきっかけに再びクローズアップされるF1の安全問題-TopNews F1 | 自動車 | ニュース | 速報 | 日程結果
2014年日本グランプリ:ジュール・ビアンキ(マルシャF1チーム)
2014年日本グランプリ:ジュール・ビアンキ(マルシャF1チーム)の死亡事故
事故発生の意外な盲点「ホイールローダー」(クレーン車)に衝突して、その事故は起きてしまった・・・まさか・・
レースコントロールのミスを指摘するアラン・プロスト
アラン・プロスト「コースにあの作業車を入れる前にセーフティカーを導入してレースをコントロールすることが必要だった」
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