終焉・ファミコン世代の記憶に残る名作「ヘラクレスの栄光Ⅳ 神々からの贈り物」!データイーストよ、永遠なれ!!

終焉・ファミコン世代の記憶に残る名作「ヘラクレスの栄光Ⅳ 神々からの贈り物」!データイーストよ、永遠なれ!!

1987年から1994年までにファミリ―コンピューター及びスーパーファミリーコンピューターにおいて、実にシリーズ5作品を世に送り出したデータイーストの名作である「ヘラクレスの栄光」第5作品目。キャラクターが次々に乗り移りながら冒険が展開されていく「トランスファーシステム」を採用。ギリシャ神話が世界観のRPGは、後にも先にも、このシリーズを抜きには語れないデータイースト最強のRPG最終作なのだ。


上記のように、かなりやりこんでいる方もいらっしゃるようです。
ちなみにこれは、クリア後のおまけゲーム的な存在の、ボス40体オンパレードというものがあり、その一説を語っているようです。

まとめます、少し長いですが・・・。

ほぼ、ウィキで引用し過ぎたので、最後はしっかりコメントしてみます。

ここまで来ると、前作まで痛いほど苦しめられていた「ドラクエ」という単語は、どの紹介サイトでも、あまり出てこなくなってきます。そうでしょうね・・。全てにおいて前作「ヘラクレⅢ」よりもシステム面、ゲームバランスなど、かなりの改良がなされていますからね。

全農・・・ではなくて、全能の神で知られるゼウス!
どうもこの話のなかだと、なかなかの悪!!・・っぽいようです!

ヘラクレス登場!!
序盤で助けてくれます。
というか、この場面はまだプロローグです。

イライラを根こそぎとっぱらった、遊びやすい仕様になっているのは事実です。
しかし、その半面、SFCならではの容量不足が指摘されています。
普通に遊んで15時間程度でクリア出来てしまうくらい、内容的なボリュームが欠けているという非難の声も多く上がっているのです。レスポンスが改善されたせいで、前作と比べると、特にそう感じてしまうのでしょう。また、ストーリー性においても、前作の方が良かったという声も多いようです。ただ、改良された分、スムーズで手軽に遊びやすい点では、全てにおいてウィークポイントであるとは言えない気もします。
他のシリーズと独立しているシナリオであることも含め、ボリューム不足も全体的に良い方向に進んでいるのではないでしょうか。

塔の壁に記念で何か彫ろうぜ!というイベント。
自分の好きな言葉を刻めます。
ジャギ先生にカンパイ!!

今作の評価点は、前作と比べると目を見張るほど多くなっています。

・シナリオは相変わらず、評価大!
前作と同じで野島一成さんが担当されています。辺境から始まりを迎え、最後は冥界や天界までの壮大な旅、丁寧に作られた演出や先が気になる展開を作り出すテクニックは「流石」の一言に尽きます。9000年の因果が関わる背景にある「永遠の命」という今作のテーマ、各キャラクターの心境や神々の思惑が上手く表現されていて、魅力的な物語を生み出している。

戦闘シーンです。
ここで、やっとの経験値獲得・・。
じつは、プロローグ部分が意外と長いのです。

・グラフィックや音楽にも定評がある!
拡大縮小を活用したクォータービューや、昼夜の変化の中に現れる細かな描写も見事です。
また、MOTHER3で有名な酒井省吾さんが今作のBGMを担当していますが、5拍子の戦闘曲「襲撃」やフィールドで使われている曲「地平線の彼方」などは、ファンの間でも名曲と謳われているほどなのです。

・なめらかなインターフェイスなど、改良されたシステム面!
戦闘中のメッセージはボタンの押しっぱなしで飛ばすことが出来るほか、移動魔法(ルーラ的な)やダンジョン脱出魔法(リレミト的な)もちゃんと用意してあります。
また、今作は戦闘中の掛け声を自分でエディットできるのです。これは、この時期の他のゲームに類を見ない最大の特徴とも言えるでしょう。

システム設定画面。
ここで、「かけごえ」や「ひめい」の設定が出来ます。

ウィザードリィ的な・・・。

しんじ、がんばれ!

・ゲームバランスも快適です!
前作と比較すると、その難易度は格段に低くなっています。ただ、何もせず「たたかう」だけでは、さすがにしのげないのも事実です。魔法や特技も使わなくてもクリアはできますが、使った方が面白いのも事実です。よって、これこそがデータイーストが目指した「ちょうどいいゲームバランス」だったということでしょう。
また、2つ目の最大の特徴といえる「トランスファーシステム」。これも特に使わなくてもクリアは可能ですが、当然使った方が、シナリオの醍醐味が最大限に生かされます。
戦闘においても、このシステムのおかげで応用に応用を重ねた深い戦闘が楽しめます。なにせ、戦闘中に「トランス」して、他のキャラに乗り換えられるのです。何度でも・・。
キャラの特技を生かし、強化したまま他のキャラになって、強化したものをさらに強く発揮できる、などの使い方で多少強い敵やボスも簡単に倒すこともできてしまうのです。

乗り移れるキャラはじつに100体!!
乗り移れる設定のキャラに、一度でも話しかければOKです。

有難う、おばさん!

今回は、この石造っぽいの(ヘルメス)に話しかけるとデータがセーブできます!

注意:「きろく」を選んでください。「あいさつ」だとセーブされません。

総合評価としては、全てにおいて前作を乗り越えた、まさに「ヘラクレスシリーズ集大成」といっても過言ではありません。

前作をプレイしてなくても大丈夫!繋がっていませんから!
なので、前作を気にせず手軽に遊べます!

そして、前作同様にシナリオ面でもかなりオススメの作品です。

ぜひ、機会があったら一度やってみて下さい!!

これこそ、データイーストRPGの集大成であり、今は亡きデータイーストが永遠に人々の記憶に残り続ける所以なのではないでしょうか。

いや、確かに最後は倒産寸前に出したプレステの神宮寺シリーズ「灯が消えぬ間に」でしたが・・・。RPGでは、やはり「ヘラクレス」です!!「栄光」です!!
そんなわけで!!データイーストに永久の栄光あれ!!

という感じで、今回も最後を締めくくる予定でしたが、当方は大のドラクエファンです。そのスタンスだけは、変えません(笑)。

データイーストよ!永遠なれ!!

ジーク!!データイースト!!

少し長くてすみません。最後まで読んで頂いた方に感謝いたします。

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