1970年代を彩った数々の名車たち
私たちの幼かった1970年代は、世界中で数々の「カッコイイ」名車が登場しました。
そんな名車たちを、きっと私たちは絵本や図鑑などで眺めていたことだと思います。
その当時のカッコよさは今でも私たちの心の中に残っていますし、当時を彷彿とさせるモデルを見かけると、つい「お、カッコイイね~」なんて口ずさんでしまうのも多くの人に共通した感覚かもしれませんね。
そんな当時を思い起こさせる1970年代の名車たち、今回は世界のオートバイについてまとめます。
ハーレー・ダビッドソンFLH1200(アメリカ)

ハーレー・ダビッドソンFLH1200
世界最大の重量車。
圧倒的な重量感と贅沢な装備を備え、曲線の多い道は苦手ですが、直線ハイウェイでは王者の実力。
アメリカの白バイとして有名な車。
BMW R90/6(西ドイツ)

BMW R90/6
BMWのトップ製品。
外観スポ-ティーで性能を誇示する、前輪ダブルディスク付。
SS4分の一の加速13.3秒の高性能で、世界最高級車のひとつ。
高速ツーリングにふさわしい。
ホンダGL1000 ゴールドウィング

ホンダGL1000 ゴールドウィング
国産最大車。世界でもトップクラスの高級重量車。
変速5段、トップはオーバードライブで静寂、経済的な高速巡航が可能。
リヤにもディスク・ブレーキを採用。
BMWと同じシャフト・ドライブが珍しい。日本では市販されず。
モトグッツィV1000コンバート(イタリア)

モトグッツィV1000コンバート
世界最大のオートバイのひとつで、車重はハーレーより重い。
変速は全自動トランスミッション。スピードよりも豪華クルージング用に作られた超高級車。
日本にも当時、数台輸入されていました。
ホンダCB750FOUR

ホンダCB750FOUR
代表的重量車。いわゆるナナハンのはしり。
この形式の4気筒車は、世界の流行となりました。
強大なパワーと加速はまさにオートバイの王者。ツーリング向きのオートバイ。
カワサキZ750

カワサキZ750
DOHCエンジンの高性能大馬力車で、強力な加速とロングツーリング性能を備え、4気筒だから振動も少ない。
車のバランスもよく、海外でも好評でした。
スズキGT750

スズキGT750
日本では珍しかった水冷大馬力車。変速5段リターン式。
2ストローク3気筒は、4サイクル6気筒と変わらないくらい滑らかで、振動が少ないのが特長。
ヤマハGX750

ヤマハGX750
DOHC4サイクル3気筒の変わり型エンジンで、変速は5段リターン式。
チェーンの代わりにシャフト伝導になっていました。
長距離高速ツーリングに最適の高級車。
ホンダCB550FOUR

ホンダCB550FOUR
ナナハンの弟分ですが、これでもなかなかパワーのある高性能車です。
車の感じはナナハンによく似ていますが、ぐっと大人しいため一般向ロードマシンとして適していました。
ヤマハGX500

ヤマハGX500
DOHCエンジンの中級高性能ロードスポーツ。
長距離高速ツーリングにも、スポーツ走行にも良く、4サイクルなのでエンジンの粘りも良い。
変速は5段リターン式。
カワサキKH400

カワサキKH400
エンジンはピストンバルブ型。2サイクル3気筒で振動も少ない。
ロードスポーツ性能と実用性を兼ねた万能高性能な中量車で、ツーリングにも適していました。
スズキGT380

スズキGT380
代表的な中量高性能ロードマシン。
変速6リターン式。
空冷ラムエアーシステムで冷却効率も良く、始動はプライマリー・キック。
経済的で長距離ツーリングに適していました。
カワサキKE125

カワサキKE125
ロードマシンだがオフロードにも使える兼用型スポーツ車。
6段リターン式変速、アップマフラー、特殊タイヤを使用しています。
当時の若者の間で人気を集めました。
カワサキKM90

カワサキKM90
若者に流行だったミニスポーツの重量型。
アップマフラーでオフロードにも使え、ロードスポーツとしても軽量で性能がよく、しっかりした加速力を持っていました。
ホンダ・モンキーZ50J-Ⅱ

ホンダ・モンキーZ50J-Ⅱ
当時、国産で一番小さかった量産オートバイ。
小さいながら大型と同じ機構を持っています。
ハンドルは折り畳み式で、自動車のトランクに収納出来るレジャー用のオートバイでした。
ダックス・ホンダST50-Ⅶ

ダックス・ホンダST50-Ⅶ
ダックスグループの最新型。4段変速で安定が良く、高速が出せます。
胴長スタイルで、国産二輪車界でも変り種。実用性能も良く、多くのファンを集めました。
ヤマハRD50

ヤマハRD50
代表的だったミニバイク。ミニ流行時代の旗手でした。
軽量高性能車で、とくに加速力に優れていました。
実用性能も大きく、スポーツドライブなどに適していました。
スズキバンバン50

スズキバンバン50
悪路でも走れる変り型レジャーバイク。太いタイヤが特徴。
フレームも変わっていて、変速はクラッチなしのオートクラッチで運転は易しい。