アンディ・フグ

”青い目の侍”と称されたK-1ファイター「アンディ・フグ」
アンディ・フグはスイス・ボーレン出身の空手家、キックボクサー。
母国スイスでK-1の大会が開催されると必ず凱旋試合を戦い、全戦全勝を収めた。
しかもその対戦相手はピーター・アーツ、マイク・ベルナルド、ミルコ・クロコップ、ステファン・レコといった当時の世界トップクラスの強豪ばかり。
K-1スイス大会でのアンディの試合のスイス国営テレビの平均視聴率は必ず50%を超えており、アンディが日本とスイスの両国で英雄であったことが分かる。
K-1でのアンディ・フグの入場曲はクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」。
「K-1」について
1993年より開催されているヘビー級を中心とした世界的に知名度の高いキックボクシングのプラットフォーム、格闘技ブランド。
「K」は「空手」、「キックボクシング」、「カンフー」、「拳法」などの立ち技格闘技あるいは「格闘技」そのもの、そして「KING」の頭文字を意味し、1はナンバーワンを意味しており、空手やキックボクシングなどの打撃系立ち技格闘技の世界一の最強の格闘者を決める大会を行うというのが設立のコンセプト。
アンディ・フグの得意技①「かかと落し」
テコンドーのネリチャギとよく似ているが、アンディ・フグのコメントでは空手の蹴り技の一つ「内回し蹴り」を応用した技だった。
ネリチャギ自体は踵落としを使うようになった後で知ったそうだ。
アンディ・フグの得意技②「下段回し蹴り(フグトルネード)」
一撃必殺の破壊力があった下段回し蹴り。
かかと落としで攻撃を散らしつつも、決め技の下段回し蹴りに繋げて相手を倒すケースもしばしばみられた。
アンディ・フグの得意技③「左フック」
激しいファイトとは一変、CMなどでのキャラクターも人気を博しました
アンディ・フグの歩み

スイス代表に選ばれるほどのサッカー少年だったアンディ・フグ

極真会館→正道会館へ

K-1創世記の人気確立に大きく貢献

「青い目の侍」「ミスターK-1」として
35歳の若さで病死したアンディ・フグ
勝つも負けるもKOの激しいファイトで、K-1創世記を支えた「青い目の侍」アンディ・フグ。
いつまでも私たちの記憶に残り続ける、名ファイターでした。