重厚感溢れる異形の巨大ロボ『THE ビッグオー』

重厚感溢れる異形の巨大ロボ『THE ビッグオー』

記憶を失った街パラダイムシティで活躍する凄腕ネゴシエイターのロジャーと、彼の駆る巨大ロボTHEビッグオーが街を蝕む悪を粉砕! やがて彼は街そのものの秘密にも迫っていく! THE ビッグオーの魅力を紹介! ビッグオー! ショータイム!


THE ビッグオー

1999年10月から2000年1月までWOWOWで放送されたロボットアニメ。全13話。制作はバンダイビジュアル、サンライズ。

当初は全13話、未完で終わる予定だったが、アメリカでの好評を受けて第2期も製作された。

THE ビッグオー

メインストーリーは……

今から100年後、かつてマンハッタンと呼ばれていた「記憶喪失の街」パラダイムシティ。この街の住人は、40年前に起きた“何か”によって、パラダイムシティを残し他全ては死滅、そしてそれまでの記憶(メモリー)を「その“何か”に関する事も含めて」全て失っていた。主人公のロジャー・スミスは、凄腕のネゴシエイターとしてパラダイムシティで仕事をしている。だがしかし、そんな街において交渉だけで事が済む場合は少なく、荒っぽい暴力に訴えてくる相手も多い。そんな時、彼はメガデウス・ビッグオーを持ち出し、力に力で対抗する。ある日、令嬢人質誘拐事件での交渉をロジャーが担当することにより、その令嬢、アンドロイドであるドロシーと知り合う。ビッグオーによってこの事件を解決した後、ドロシーはロジャー邸に住むことになり、二人で行動するようになる。誘拐犯であるベックとは度々顔を合わせることになる因縁の仲となる。ロジャーはメモリーが呼び起こす、メガデウスや巨大生物による街の破壊をビッグオーによって食い止め、解決する。パラダイムシティを支配する電力会社、パラダイム社に潜伏する謎の女、エンジェルはパラダイム社の意向と自身の思惑を絡めつつメモリーを求め、ロジャーに接触する。パラダイム社代表アレックスはメモリーを支配下に置くことにより、全てを意のままにしようと、ロジャーを監視する。40年前の真実を求める怪人シュバルツバルトはメガデウスを使って忌まわしい記憶を呼び覚まそうとし、ロジャーと対決。爆破テロによって存在しないはずの「異国」の影もちらつき始める中、連続殺人事件によってロジャー自身もメモリーを持っていたことが明らかとなり、この街の謎と対峙せざるを得なくなる。全てを知っていると思しき引退したパラダイム社会長、ゴードンに話を聞きに行くが、彼はロジャー自身が真実を知るべきだと諭す。そして彼自身も殺されそうになるところをビッグオーの意思により助けられる。その時海の向こうからメガデウスが出現する。ロジャーは自由を守るために、異国のメガデウスに立ち向かう。

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THE ビッグオー - Wikipedia

主な登場人物

声 宮本充

ロジャー・スミス(Roger Smith)

パラダイム・シティ随一のネゴシエイター。25歳独身。かなりの大柄。髪型はオールバック。元パラダイム・シティ軍警察で、退役時は中尉だった。元は銀行だった建物に居を構える。紳士・フェミニストを自負し、彼の屋敷に無条件で入れるのは女性だけ。一見その通りのようだが頭に血が上りやすく、女性に対しても初対面では紳士的だが親しくなっていくにつれ本性が出てくる。ドロシーの無愛想ぶりと目覚めのピアノには閉口している。“彼女”に対しては愛情を抱いており、危機に晒されるとキレる。また危険だと分かっていながらメモリーの交換は行わない。 病的なまでに黒を好み、彼の掲げるルールに則りドロシーやノーマンの服も黒を基調としている。ドロシーからは“服の趣味は最低”と言われる。フォーマルウェアを好むため、黒の背広姿が圧倒的に多く黒手袋を嵌める。スラックスにはサスペンダーを着用する。ネクタイは黒地に白いストライプ。“クリスマスプレゼント”を購入しようとしたドロシーがネクタイ探しに苦労していた。ガウンや寝間着までも黒。 性格はへそ曲がり。クライアントの要望には、たとえ殺害され故人となっていても全力で応えるが、物事を強制されること、そして街の支配者たるパラダイム社を何より嫌う。交渉においては武器を一切所持せず、一人で複数の相手をねじ伏せるだけの体術も身につけている。銃は持たない主義。そのせいで劇中何度も危機に陥るが、ドロシーやビッグオーの力で乗り切っている。様々な機能を搭載した愛車「グリフォン」に乗って、仕事現場に向かう。彼だけがドロシーを抱き上げることができたり、鉄の枷を身一つで破壊するなど人間離れした怪力を発揮する描写がある。 砂時計の収集と作成が趣味。料理も行うことがあり、ノーマンを手伝うことも。油絵(肖像画)も描くが作風はモディリアニに酷似している。ウィスキーを愛飲する。ドラマCDによるとナイトキャップはミルクとチョコレートであるという。 ザ・ビッグの一体、ビッグオーを操るメモリーを持つ。危機に際しては腕時計でノーマンに連絡を取りビッグオーを呼び出す。だが、ビッグオーが自らの意志で救援に駆け付けることも。しかし、ビッグオーの備えている機能を全て把握していない。 Act:13のロジャーの悪夢(またはメモリー)の中では大都市を破壊する大量のザ・ビッグのシーンがあり、これがいわゆる「40年前の何か」ではないかと考えられる。40年前若きゴードンと「この世界を演出する存在と交渉する」という契約を交わしており、写真も残っている。物語終盤でその写真を見たロジャー自身が40年間自分がずっと同じ姿であると発言しているが、その理由は自覚しておらず作中深く語られない。機械によるロジャー型アンドロイド大量生産のメモリーから、またロジャーがエンジェルと交渉している時に別の場面でもエンジェルの肩に手を置くロジャーが登場するなど、主人公でありながら最も謎多き人物である。 メインライターの小中千昭は彼をフランツ・カフカの作品におけるヨーゼフ・Kだと自身のウェブサイトで述べた。first season制作時から、さとうけいいちが描くロジャーと設定画が乖離しており、毎回作画監督によって顔の造形が微妙に異なっていた。唯一、second season開始にあたりデザインが描きなおされたキャラクター。

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声 矢島晶子

R・ドロシー・ウェインライト(R. Dorothy Wayneright)

少女型アンドロイド。透き通るような真っ白な肌で髪は赤毛のボブカット。すわった目つきと青いアイシャドー、棒読み口調が特徴。身長160センチメートル。体重130キログラム。元になったティモシー・ウェインライトの娘と同じく外見年齢18歳。メガデウスに関係するメモリーを隠し持っている。誘拐とそれに続いたティモシー・ウェインライトの殺害をきっかけにロジャー邸の世話係としてノーマンとともに働くようになる。かなりの毒舌家でロジャーに対しては常に批判的。 機械的かつ淡々としている彼女だが、製作者であるウェインライト博士に対しては豊かな表情と笑顔も見せ、歌声も披露した。だが、ロジャー邸の住人になってからは終始無愛想そのもの。しかし、ストーリーが進むに連れて表情が軟らかくなり、ロジャーに対して冗談を言うまでになる。ピアノの演奏が得意だがそのレパートリーは極端なもので、毎朝奏でられるその音色によってロジャーは不快な目覚めを余儀なくされる。子猫を拾って面倒をみたり、子供と遊んでやったりといった人間らしい一面や、エレベーターに乗る際に重量オーバーのブザーを鳴らされて機嫌を損ねたり、囚われの自分を忘れてエンジェルといちゃつくロジャーに嫉妬を伺わせるなど女性らしい一面も見せる。 アンドロイドなので体重はかなり重く磁石にもくっつき、細かな動作に機械音が入る。頭部に服に合わせた色のカチューシャを模したメモリー解析装置を持ち、この部分を光らせてライトがわりに使うことも出来る。華奢な見た目とは裏腹に身体機能は非常に高い。ビッグオーの操縦を代行することもある。ベックとは因縁があり劇中二度操られ、ロジャーを殺しかけた。ウェインライト博士も理解していない「コアメモリー」を内蔵している。メガデウスと感応する描写があり、メガデウスが彼女を求めるような描写が散見される。ビッグオーのファイナルステージ起動の為には彼女が必要。 服のサイズは7号。初登場のAct:01においてはエメラルドグリーンのワンピース、Act:02においては真っ赤なドレスを身につけていたが、ロジャー邸の住人となってからは黒の上下に固定される。白いブラウスの胸には青い(時折色が変化する)ブローチをつけている。

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声 清川元夢

ノーマン・バーグ(Norman Burg)

声 篠原恵美

エンジェル(Angel)

神出鬼没、正体不明の美女。幾度となくロジャーに接触してくる。身長175センチメートル。26歳。髪は長く美しいブロンドで抜群のプロポーションを持つ。その名の通り背中には天使の羽のような傷痕がある。服やイヤリング、愛車、潜入用のライダースーツはピンク色で統一されているが、下着は黒。 Act:03にて「ケーシー・ジェンキンズ」を名乗り依頼人としてロジャーに接触した。Act:04では「パトリシア・ラブジョイ」。このときからパラダイム社との関係を伺わせていたが、いつの間にかアレックスの秘書となる(Act:15の後で解雇された)。登場する度に、思わせぶりな行動をとり、誰も知るはずの無い情報を知っている。Act:20でユニオンのスパイだったことが判明する。いつの間にかロジャーに恋愛感情を意識し始め、アランに襲われているドロシーを助けようとするシーンでは、ロジャーを取り合うライバルとして救う気をなくしてしまう。ユニオンでは340号と呼ばれる。番号の由来は『ウルトラセブン』を参照のこと。余談だが監督らは作中の描写に対し、若いスタッフに「ウルトラセブンの友里アンヌ」と指示を与えたが、世代の違いで通じなかったそうである。銃の腕前は確かでロジャーとドロシーがウェインライト邸でRD2に襲撃された際には見事に撃破した。 Act:14にて異世界に迷い込みホームレスさながらのロジャーの前に現れた際には軍服に身を包んで部下を名乗り、ロジャーを「少佐」と呼んでいた。「エンジェル」と呼びかけられたことに対して「不愉快な呼び方」と嫌った。 物語終盤で彼女自身がメモリーだったとゴードンが告げる。「翼をもがれた鳥は、全ての羽が抜け落ち、己が鳥へと進化する以前の、獣へと戻る」とのメッセージを受け、ビッグヴィヌスとしてロジャーの前に立ちはだかる。調整室では涙を流しており、手元に置いてある書物『メトロポリス』の著者名は「Angel Rosewater」と書かれていた。

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声 玄田哲章

ダン・ダストン(Dan Dastun)

パラダイム・シティ軍警察。身長180センチメートル。47歳。達磨髭で禿頭。頭部には傷跡が残されている。ロジャーの元上司で数少ない友人。性格は無骨で堅物。市民の安全を第一に考えて行動し、現場では先頭に立って指揮を執る。パラダイム社の意向には不満と不信感を募らせながらも渋々従う。Act:01で初登場し、その時点では少佐。Act:12より大佐に昇進している(Act:13,CDドラマでは「少佐」のまま。デスクに置かれたネームプレートもMajor〈少佐〉のまま)。デスクワークの際には眼鏡を着用する。メガデウスでしか解決できない事件に遭遇すると、自分の無力さに苛立ちを覚える。ビッグオーの登場に安堵の表情を浮かべながら、次の瞬間しまったとばかりに顔を歪ませるというのが彼の心情を現す。部下たちには人望があり、Act:26で軍警察を除隊された際には三部隊がエンブレムを外してダストンについていった。 ロジャーに対しては親愛や信頼を寄せつつも、軍警察を見限ったことに強い不満を抱いており、厄介事を巻き起こすネゴシエーターとしては嫌悪あるいは侮蔑している。基本的には協力関係にあり、重要情報をもたらしたり事件現場への立ち入りを認めるなど便宜を取り計らうが、濡れ衣を着せられたロジャーに逮捕命令を出したこともある。デスクには軍警察当時のロジャーと肩を組む写真が飾られている。

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声 辻親八

ビッグイヤー(Big Ears)

声 石塚運昇

アレックス・ローズウォーター(Alex Rosewater)

パラダイム・シティの一切を取り仕切るパラダイム社の総帥。43歳。ノーネクタイで白いスーツに赤いシャツを着用している。自社の発展のためには、平気で人を消すこともできる冷酷非道な人間。その反面ビッグファウを模した玩具で戯れるなど、子供のような自己中心的な行動や発言が目立つ。一人称は「僕」、父親に対しての呼び方は「パパ」。彼は自分こそが選ばれた人間だと信じていたが、ゴードンは彼を実験によって得た数多くの子供の一人としてしか接することはなかった為、父子関係に問題を抱えている。 Act:10他、元元老院議員やメモリーを持つ若者をユニオンと結託して殺害。first seasonでは常にフィクサーとしてしか描かれなかったが、second season冒頭から正体を現し、メガデウスへの欲望を露わにする。ユニオンの大使アランを連れ、自分こそがザ・ビッグのドミュナスに相応しいと考え、ロジャーと対立。ロジャーについて「野良犬」と呼ぶ。「女は愚かな生き物だよ」と言って憚らず、ユニオンを「盗賊連合」と罵って裏切り破滅させ、アランをも自滅に追いやり、父親であるゴードンを殺すことにより(未遂に終わる)、ビッグファウによって街を再び破壊し世界の覇者になろうとする。しかし彼もトマト(元元老院議員のメモリーを移植した子供たち)の最後の一組だったことが判明。強烈な劣等感と嫉妬、憎悪を主人公であるロジャーにぶつけ、父親であるゴードンへの恨みを発露するなど、徹底的に男性としての愚かさを強調して描かれる。だが人を見る目はあるようで、Act:04初登場時からロジャーをドミュナスだと知っており「優秀なネゴシエーターらしい」と発言。エンジェルに監視させたり、シュバルツが探すメモリーに対しては法外な金額を提示し、アランに対しては「賢い」、ベックには「優秀」と評し、有能な人間を傍に置きたがる。強化を重ねた自身による最強のメガデウスであるビッグファウによってビッグオーを圧倒するが、最後はビッグヴィヌスに消去された。

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声 納谷悟朗

ゴードン・ローズウォーター(Gordon Rosewater)

声 大塚芳忠

ジェイソン・ベック(Jason Beck)

パラダイム・シティに跋扈する犯罪者の1人。身長190センチメートル。22歳。性格は短気で自信家だが時には冷酷な一面も見せる(例としてはソルダーノを殺害するなど)。自身の髪の毛の色と同じ、黄色のスーツ、黄色いネクタイ、黒いシャツを着用しているがドロシーからは「巻き毛の趣味の悪い男」と評される。胸ポケットには櫛型のスタンガンを入れている。キザな伊達男を気取る小悪党ではあるが、インターフェイス関連のメモリーを持つことから技術者としては天才的な手腕を発揮する。しかしこれはアランから言わせれば「お前の持つメモリー。お前が才能と呼ぶもの」に過ぎないらしい。Act:01、Act:02でドロシーの誘拐や大がかりな銀行強盗を企てるがロジャーによって退治され、ダストンに逮捕される。その後はビッグオーとロジャーに恨みを晴らそうと、度々脱獄をして現れる。Act:09では髭を蓄えて登場。Act:14では銀行を自宅だと主張したロジャーの前に銀行頭取として現れ、顧客の前で彼を見せ物にして自分の株を上げていた。後にアレックスにより、ビッグファウの復活のために正式に刑務所から出され、処刑執行書をえさに脅されて協力させられる。アレックスは「優秀な男」と評する。Act:26ではドロシーにビッグオーの最終兵装について教えていた。 過去の因縁からロジャーを「カラス野郎」と詰る。ドロシーの機能についても詳しく、メガデウスの核に利用したり、解析装置に機械を取り付けて操った。ロジャーがビッグオーのドミュナスであることを知ったのはAct:18の冒頭、落雷に当たった時である。ロジャーからは「プロたる自覚なき犯罪者」、「チンピラ」と評されており、何処かコミカルで憎めないキャラとなっている。

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声 堀勝之祐

シュバルツバルト/マイクル・ゼーバッハ(Schwalzwald/Michael Seebach)

元パラダイムプレスの新聞記者。全身が包帯に覆われており目元からは剥き出しの肉が覗く。異様な尖がり頭で左目にはガラスがはめ込まれ、鼻はなく剥き出しの口元は大きく裂けている。尖がり頭を含めた身長は195センチメートル。既婚のドイツ人、二重生活者だったらしい。真実を追い求め「40年前のパラダイム・シティに何が起きたのか」を独自に調査し、数多のメモリーを得ることに成功するが狂気に取り付かれる。地下に秘密を求め、ザ・ビッグのアーキタイプを発掘。その時負った火傷を隠すため、全身を包帯で覆っている。40年前の真実を知らしめるべく、度重なる破壊活動を展開。ロジャー・スミスと対峙することとなる。真実を追い求めた末にザ・ビッグの一体、ビッグデュオを発見する。火にこだわり、自身のアパートや地下宮殿ではロジャーを自分と同じ目に合わせようと引火の下準備を巧みにしており、仮面パーティーでは取り外し不可能な仮面に出火するよう仕掛け、大量の犠牲者を出した。メモリーを思い出したかのようにドイツ語を喋り、短期間でビッグデュオを乗りこなしロジャーの乗るビッグオーを圧倒するだけの操縦技量を持つ。Act:12で再登場する以前に、マイクル・ゼーバッハは既に死んでいたとエンジェルの口から語られているが、亡霊のように幾度となく作中に姿を見せる。シュバルツバルトとはドイツ語で「黒い森」を意味する。片山一良はコミカライズ版の対談の中で「黒い森とはヨーロッパ人の心の中にあるトラウマのようなもので、森を征服したい欲求と森に対する恐怖の葛藤のこと」と語っている。ロジャーは彼について「哀れなる探究者」、アレックスは「哀れな新聞記者」と語る。Act:17以降、顔は黒く塗りつぶされ、実体が無いことを強調されながら、ほぼ語りのみで存在しているという変わったキャラクターである。ホッブズやウィリアム・ブレイクを引用し、リヴァイアサンの出現を預言した。Act:24ではビッグデュオ・インフェルノに憑依しアランを断罪、Act:25において自身が予想だにしなかった「真実」に驚愕、ビッグデュオ・インフェルノと共に「真実」の中(天井の照明)へ消えていった。

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主要登場ロボット・メガデウス

主人公の搭乗するザ・ビッグの1機種です。
ビッグオーに限らず、登場するメガデウスもそれ以外の敵メカもとにかく重量感と重厚感に溢れているのが本作の特徴のひとつであり、中でもこのビッグオーは主役メカという事もあって、とにかく攻撃だけでなく動作のひとつひとつが重々しいです。

ビッグオー(Big-O)

シュバルツバルトが乗るもうひとつのビッグの名を冠したメガデウスがこのビッグデュオです。
13話までの第一期では、ビッグの名を持つメガデウスはビッグオーの他はこのビッグデュオしか出てきません。

ビッグデュオ(Big-Duo)

ザ・ビッグの一機種。機体色は赤。ドミュナスはシュバルツバルト。「赤いメガデウス」。40年前の真実を知らしめるため、街を破壊する目的でシュバルツが呼び出した。両腕にそれぞれメッサーシュミットを髣髴とさせるプロペラ・ユニットとロケットエンジン、格納可能な翼を搭載しており、自在に空を飛ぶことができる。なお、飛行能力を持つメガデウスは確認できる限りではビッグデュオのみ。初登場時にはビッグデュオ・マミーと設定され、全身に包帯を巻いておりミイラのような外見をしており、包帯を飛ばして絡めたところを引っ張り、腕のプロペラで破砕しようとしたが、ビッグオーのミサイル、キャノンパーティーによって包帯が燃え、正体を現す。主な戦闘形式は空中戦や爆撃であるが、パワーもビッグオーとほぼ互角。弾薬が尽きたままのビッグオーを圧倒するも、あと一歩のところで逆転され敗北。片腕と頭部を破壊された後、自らの意志を持つが如く暴走。シュバルツバルトを振り落とし、機能停止までの数秒間勝手に動いた。ビッグオーと同出力のアークラインの他、胸部には二門のガトリングミサイルを、両腕にそれぞれ二門ずつの航空機銃を、両足の中には驚異的な威力を持つ大型ミサイル「メガトンミサイル」を装備している。なお航空機銃は劇中では使用していない。その他に逃走用に煙幕を噴出できる。ただし、主兵装の大半が実弾のため全弾撃ちつくした後の火力の低下は著しい。プロペラの装備される巨大な前腕内部にはランディングギアも装備されており、飛行機のような着陸姿勢もとることができる。

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THE ビッグオー - Wikipedia

オープニング他動画

THE ビッグオーの最終回(第一期13話)

パラダイムシティに連続殺人事件が発生します。
殺された者の共通点は、皆年齢が20代にも関わらず40年前の記憶を思い出したと言っていたこと。
全員、ロジャーに連絡を取った後に殺されたこと。
そして現場に残された「CAST IN THE NAME OF GOD. YE NOT GUILTY. (我、神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪なし)」というメッセージ。

最後のメッセージはビッグオーが起動する際にコンソールに表示されるものとまったく同じものでした。

ロジャーは独自に調査を進め、今回の事件の鍵を握っているのがパラダイムの前社長ゴードン・ローズウォーターではないかと判断して彼に会いに行きますが、現在は広大な農園でトマトを育てている彼からは意味の通じない話しかされません。

「収穫を早まるな」

その真の意味は、今はまだ誰にも分かりません。

結局、事件の犯人はR.D(Red Destiny)というドロシーと同型のアンドロイドでした。彼女は失われたメモリーを取り戻した者を殺していたのです。誰かにそれを命じられたのか? それは分かりません。

R.Dは「ビッグオーに乗る者は命じられるはずだ」とロジャーに言いますが、ロジャーには何の事か分かりません。そんなロジャーの事もR.Dは抹殺しようとしますが、本物のドロシーと共にその場に現れたビッグオーによって破壊されました。

その直後、ノーマンから連絡が入ります。海に異国のメガデウスが突如出現した、と。

ロジャーとドロシーはその異国のメガデウスに対抗するため、海へと向かうのでした。

「ビッグオー! ショータイム!」

※結局この13話までの1期シリーズでは、殆ど物語の謎は語られずに終わります。
物語が大きく動いてこの世界の謎が明らかになっていくのは、この後2003年から始まる2期までおあずけです。

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