【1970年代の戦闘機大百科・日本編】子どものころ無邪気に憧れた世界の戦闘機、20世紀を彩った名機から当時の世界空軍の最新鋭にいま再び迫ってみる!!

【1970年代の戦闘機大百科・日本編】子どものころ無邪気に憧れた世界の戦闘機、20世紀を彩った名機から当時の世界空軍の最新鋭にいま再び迫ってみる!!

【1970年代の戦闘機大百科】「世界の戦闘機大百科」などの図鑑、子供の頃に目を輝かせて読みふけった記憶はありませんか?振り返れば1970年代といえば世界が冷戦状態下の緊張にあった時代、各国は防衛力を高めるべく各種の戦闘機を次々に配備していきました。まだ戦争のなんたるかも分からない子供の頃でしたが、戦闘機のカッコよさに無邪気に憧れた人も多いのでは?そんな70年代当時の戦闘機大百科【日本編】をまとめてみました。


幼い頃、戦争が何かの分別もまだないころ、世界の戦闘機が紹介された図鑑をみてはワクワクしたものですね。

機体画像は当時の白黒写真やプラモデル、描写など様々なかたちでネット上にアップされているようなので、特に写真にこだわらず見た目に特徴がつかみやすそうなものを引用させていただいています。

戦闘機

太平洋戦争開戦より中頃にかけ、ゼロ・ファイターと呼ばれて無敵を誇った三菱製戦闘機。
抜群の運動性と航続力、および火力で敵機を撃墜していったが、後半からエンジンの弱さと防弾装置のないため苦戦になり、終盤はみじめな結末となった。

零式艦上戦闘機52型

昭和9年、三菱で試作された九式単戦が制式となったもので、零戦の兄貴分にあたる。
日本の国産機はこの時点で、正解一流機の仲間入りを果たした。

九六式艦上戦闘機

零戦の後継機として、はじめ水上戦闘機だった川西航空機の「強風」を陸上機に改造した迎撃戦闘機。
自動空戦フラップを備えていた。

局地戦闘機「紫電」

初飛行は昭和17年3月だったが、多くの不調が重なって生産が遅れた不運機。
対B29超重爆には大活躍、その多くを撃墜した。
強制冷却ファンのためヒューンという金属音を発していた。

局地戦闘機「雷電」

「紫電」が中翼で脚が長く使いにくかったので、低翼に改造した迎撃戦闘機。
アメリカのグラマンF6FやボートF4Uを凌ぐ高性能を発揮した。

局地戦闘機「紫電改」

第二次大戦中、世界でも数少ない双発複座戦闘機として、海軍が中島飛行機に開発させたもの。
操縦席の後ろに30度上向きの斜め銃(20mm×2)を取り付け、B17・B29など大型爆撃機の下にもぐって射撃し、かなりの数を撃墜した。

複座戦闘機「月光」

抜群の運動性を誇った中島製九七式を、エンジン強化と引込脚などで性能アップした機体。
しかし、武装と防弾が弱く戦争後半は苦戦した。

一式戦闘機「隼Ⅱ」

中島が一式「隼」と同時に開発した日本初の重戦。スピードを重視したため、悪くなった運動性を蝶形フラップで補った。
二式複戦「屠竜」に対してこれを二単ともいう。

二式戦闘機「鍾馗」

飛燕は第二次大戦中、日本で使われた唯一の液冷エンジン付きの戦闘機。
ダッシュ力がよく追撃空戦では活躍したが、ドイツのダイムラー・エンジンを模造したハ40型の調子が悪く、空冷のハ112型にすげ替えて昭和20年春、五式戦闘機として登場させた。

三式戦闘機「飛燕」

中島が「隼」と「鍾馗」の長所を生かして戦争末期に送り込んだクリーンヒット。
P51やP47にも劣らず、アメリカは日本陸海軍機中の最優秀戦闘機として折り紙を付けた。

四式戦闘機「疾風」

海軍の複戦「月光」とともにB29など大型爆撃機攻撃に威力を発揮した。
また対地攻撃、艦船攻撃にも使われ、日本複戦の名をあげた。

二式複座戦闘機「屠竜」

1950年代のアメリカおよび自由陣営における代表的ジェット戦闘機で、9,000機近くつくられた。
第一次防の航空自衛隊の制式機で約500機あり、すでに旧式化してF4EJと交代しているが、曲技飛行チームの「ブルーインパルス」でも活躍した。

ノースアメリカンF86F「旭光」

スピードのロッキード社が、1958年に開発したマッハ2の超音速戦闘機だが、航続距離が短いためアメリカ空軍では重用されず、西ドイツ、イタリアなど西欧側や日本で計2,000機が作られている。
航空自衛隊ではJ型を180機、1962年8月から7中隊配備し、F-4EJが登場するまで主力の座においた。

ロッキードF-104J「栄光」

1966年にアメリカ海軍艦上戦闘機として開発され、アメリカ空軍も採用主力機となった。
自由陣営にも広く供与され、日本のF-4EJはアメリカ空軍のF-4Eを改造したもので、航空自衛隊でも128機を採用。
ミグ21・23にも勝る優れた性能を持っているので、1979年までに5個飛行隊が整備された。

マグダネル・ラグラスF-4EJファントム

三菱T2を単座の支援戦闘機(戦闘・攻撃機)としたもの。
艦船攻撃、対地支援用の火器管制装置や全天候能力を高められた。
当初は126機が生産予定だったのだが、引渡しが遅れ機数も削減されての導入であった。

三菱F1戦闘・攻撃機

攻撃・爆撃機

九七式艦攻には中島製の1号および3号と、三菱製の2号があるが多くは中島製で、太平洋戦争始まりの真珠湾攻撃が有名。
出現当時(昭和12年)には新鋭艦攻として世界水準を抜いていた。

九七式艦上攻撃機

太平洋戦争直前から、艦攻と艦爆を兼ねる機体の開発が愛知航空機で進められ、2,000馬力級エンジンと逆カモメ翼、ダブル・スロッテッド・スラップの高性能機となったが、就役が遅れて117機生産されただけだった。

艦上攻撃機「流星」

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