OPでよくわかる主人公
「そばかす」「鼻ぺちゃ」って、ついマイナス要素で出しがちな顔の部分ですが、この主人公キャンディを語る時には、プラス要素として演出されて描かれています。彼女の素朴さ、前向きさを、OPでは見事に語ってくれてました。
あらすじ
キャンディは、ミシガン湖に近い孤児院「ポニーの家」で明るく元気に暮らす少女。おとなしくて優しい同い年の親友、アニーが富豪の養女として引き取られました。
キャンディはしばらくアニーと文通していましたが、出自が知られることを嫌ったアニーから文通を断られます。孤児院近くのポニーの丘で泣いていたところ、スコットランドの民族衣装をまとった見知らぬ少年に声を掛けられます。「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と…。
やがてキャンディは富豪ラガン家に引き取られますが、娘イライザとその兄ニールから手酷いいじめに遭います。しかしアンソニー、アーチー、ステアとの、幸運な出会いのおかげで名門アードレー家の養女となります。
その後、彼女を取り巻く人間関係の中、いろいろ起こる事件にもくじけず少しずつ成長していき、やがて独立して生活、看護師をめざすことになります。
登場人物

キャンディ(声:松島みのり)
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アンソニー・ブラウン(声:井上和彦)

ウィリアム・アルバート・アードレー(丘の上の王子さま)(声:井上真樹夫)
ピンクのおまめのひとりごと - わが青春のタータンチェック

アーチーボルト・コーンウェル(声:三ツ矢雄二)

アリステア・コーンウェル(声:肝付兼太)

ニール・ラガン(声:小宮山清)

イライザ・ラガン(声:中谷ゆみ / 山田栄子)
今でも人気??
いつ放映してたの?
NETテレビ(社名変更後テレビ朝日)系列にて、放映されました。
放送期間は1976年10月1日から1979年2月2日。
放送時間帯は、毎週金曜日19時から19時30分で全115話でした。
製作は、旭通信社。
最終回どんなだったの?
ニールとの婚約を止めてもらおうと、いよいよ養父のウイリアム大おじさまに会えたのですが、顔を見た瞬間、言葉を失ってしまいます。
「僕の本当の名はウィリアム=アルバート=アードレー。」アルバートさんであり、もっとヨボヨボのおじいさんと思っていた大叔父様の正体がわかり、キャンディの心に衝撃が走ります。亡きアンソニーの叔父(アンソニーの母が実の姉)だった事も判明。キャンディが亡き姉に似ているとも教えてくれました。
キャンディがアードレー家の養女になった経過や、アンソニーの死後ロンドンの聖ポール学院に留学することになった経過も、キャンディは知ることになるのでした。
そしてキャンディは、ニールと結婚するのはウィリアム大おじさまの命令でもあるからという手紙をアルバートに見せ、「そんな馬鹿な!僕は何も言ってない」ラガン夫人の陰謀だったとわかり、涙を拭いてホッとするキャンディ。
ポニーの丘に帰り、自分自身をみつめ回想をしていると丘の上の王子様が出現。なんと、丘の上の王子様も、アルバートさんだったのです。アニーがアーチーとポニーの丘に訪れ、テリーが劇団に復帰したことを知ります。
そして最後にポニーの家で、キャンディを励まし続けてきた人たちでパーティーを開き、乾杯!
明るく楽しく大円団で、爽やかなエンディングを迎えるのでした。