年度代表馬
その年は一度も走っていないエルコンドルパサーだったが、年度代表馬に
選出された。スペシャルウィーク、グラスワンダーよりも評価されての
選出だけに、価値ある受賞と言えるだろう。それほど海外での活躍が
評価できるものだったのである。
1999年度JRA賞年度代表馬選考 - Wikipedia
種牡馬として
残念ながらエルコンドルパサーは7歳という若さで亡くなってしまい
産駒は3世代しか残せなかった。その中でもヴァーミリアンや
アロンダイト、菊花賞を勝利したソングオブウインドなどの
活躍馬を出した。同じキングマンボを父に持つキングカメハメハが
あれだけの活躍をしているのだから、もし、エルコンドルパサーが
今も種牡馬でいたらと思うと非常に悔やまれる早世である。
顕彰馬
エルコンドルパサーは常に顕彰馬選出の際にトップの投票数を集めていた。
しかし、得票率が規定に満たず、なかなか顕彰馬として選出されなかった。
ここでもスペシャルウィークの前に立ちはだかったのである。
しかし、2014年、JRA60周年を記念し、記者投票数が一人4票まで増え
エルコンドルパサーは規定の票数に達し、見事に顕彰馬に選ばれた。
G1の数ではスペシャルウィークやアグネスデジタル、ダイワメジャーなどには
及ばないが、それでもエルコンドルパサーが評価されるのは、海外での
成績が後を押しているとともに彼の能力の高さを誰もが感じ取って
いたからだろう。
平成26年度顕彰馬の選定について