トゥルーライズ

映画『トゥルーライズ』1994年のアメリカ映画
メインキャスト

ハリー・タスカー を演じるアーノルド・シュワルツェネッガー

ヘレン・タスカーを演じるジェイミー・リー・カーティス

アルバート・マイク・ギブソンを演じるトム・アーノルド

ジュノ・スキナーを演じるティア・カレル

ミスター・サイモンを演じるビル・パクストン

サリム・アブ・アジズを演じるアート・マリック

ディナ・タスカーを演じるエリザ・ドゥシュク
ストーリー

政府の最高機密機関オメガ・セクターの諜報員ハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、相棒のギブ(トム・アーノルド)と共に、スイスの兵器商人の邸宅からコンピュータ・ファイルの情報を奪うことに成功。

ハリーの入手したファイルから、武器商人よりアラブ系のテロリスト集団″紅のジハド″へ1億ドル以上もの使途不明金が流れていることが判明。上司のトリルビー(チャールトン・ヘストン)は、リーダーのアジズ(アート・マリク)の身辺を洗うよう命じる。

敵には国際的な古美術商と名乗る謎めいた美女ジュノー(ティア・カレル)も加わっていた。

ハリーとギブは追跡を開始するが、ショッピングモールで敵に襲撃される。ハリーは馬を駆ってアジズをホテルの屋上に追い詰めたものの、逃げられてしまう。


妻の浮気を疑うハリーは、公私混同で組織の力を総動員して2人を追跡。

サイモンの密会現場に踏み込んだハリーは、自分の顔を隠したまま2人を拉致しました。サイモンにきついお仕置きをする。

ハリーは、ヘレンの気持ちを探るため、ヘレンに目隠しをして尋問します。ヘレンは退屈な日常でスパイと名乗るサイモンと出会い、スパイという非日常的な単語に刺激を受けて会っていただけで、本当は夫のことを愛していると言いました。 ちなみにサイモンがスパイというのは、真っ赤なウソでした。

ハリーは妻の真意を試すため、言葉巧みにホテルの部屋に誘い出すが、その場に踏み込んできたアジズ一味によって妻共々捕らえられる。

彼女は夫がスパイだと初めて知って驚く。

テロリストたちは米国内で核弾頭を爆発させる計画を進めていた。ハリーはヘレンとの連携プレイで敵を倒す。

二人は、核弾頭の米国内での爆破をくい止めた。

だが、逃走したアジズはデイナをさらい、残る1個の核弾頭と高層ビルに立てこもる。そしてデイナは落ちれば確実に死ぬ高さの屋上クレーンに逃げる。

「飛び移れ~!」

1年後……。ハリーは相変わらずスパイ活動をしていますが、その傍らにはヘレンもいます。ヘレンもスパイとして活動を始め、夫婦で行動を共にしていたのでした。
アクションシーンが盛り沢山で見所満載です。またジェイミー・リー・カーティスのスタイルの良さに驚きます。
映画の裏話

戦闘機の着陸シーンでは、アメリカ海兵隊よりAV-8B ハリアーIIの実機を借りて撮影している。

妻を誘惑した浮気相手をハリーが脅す場面では、実在のテロリストである「カルロス」という名前が呼ばれる。※ちなみにこちらが実在しているカルロス本人の写真です。

トイレの銃撃シーンから撮影が開始されたが、脚本では半ページにも満たないシーンでスケジュールも1日しか確保してなかった。ところが、撮影前にセットを訪れたキャメロンは「セットが小さい」と言い出し、3倍の大きさに拡張しなければならなくなり、突貫作業でトイレを改造する羽目になった。

続編が作られる予定であったが、911テロの影響により立ち消えとなった。※当時のテロ写真。
この映画が製作に至るまでのエピソード
ジェームズ・キャメロンは、『タイタニック』など大ヒットを飛ばしましたが、その後色々な企画が出たり消えたりしている間に20世紀フォックスがイラつき始めました。5億ドルもの契約金を支払ったのに、ジェームズ・キャメロンは全然次回作を撮る様子がなかったからです。

そんなある日、アーノルド・シュワルツェネッガーから1本のビデオを渡されました。タイトルは『La Totale!』。マイナーなフランスのコメディ映画でしたが、それを観たキャメロンは大興奮!「これを元にすれば、アクション・コメディ版の007が作れるぞ!」 実はキャメロンは『007』シリーズが大好きで、コメディ映画を撮ることにも興味を持っていたのです。こうして『トゥルーライズ』と名付けられた新企画がスタートしました。
ジェームズ・キャメロン監督作品『トゥルーライズ』映画制作裏話 - 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記

シュワルツネッガーが気に入ってリメイクした映画『La Totale』
この映画は飽きずに最後まで観れるのでお勧めです。是非ご覧下さい。