人気アニメ「ドラゴンボールZ」の対戦格闘ゲーム!

上記のように、かなりスタッフに力を入れているのがわかります。
ドラゴンボールシリーズ初の格闘アクションゲームという事もあり、画期的なシステムも取り入れています。
CMも、今見ても迫力ありますね。
画期的なシステムを一つずつ紹介!
分割画面による戦い!

相手との距離が離れると、真ん中に分割線ができ、距離が離れている状態になります。
そう、この時代に、初めてデュアルスクリーンのシステムが採用されていたのです。
分割線は離れている距離によって色が変わり、概算でどれくらい離れているかがわかるようになっています。
分割線がある状態では、舞空術で空中に上がることができます。
空中と地上の熱いバトル!

まさか空中に上がれるとは!と、当時のプレイヤーはビックリしたものです。
必殺技を使うための気は、自動で少しずつ増えていくのですが、空中では、十字キーの下を押し続けることによって、増加スピードを上げることができます。
必殺技を押し返せ!
白熱の天下一武闘会モード!

このゲームの醍醐味は、離れた場所からの必殺技です。
悟空ならかめはめ波、ベジータならビックバンアタック、といった強力な技は、分割アクションで放たれます。
そして本作品は、一定のタイミングで、それに対して防御したり、跳ね返したりと、対抗することができます。
まさに原作をリスペクトしたシステムですね。

良くある格闘アクションゲームでは、ストーリーモードや対戦モードがありますが、本作品では、天下一武闘会モードというのがあります。
原作のように、キャラクターたちがランダムで配置され、熱い戦いを繰り広げることが可能なのです。
はたして君は優勝することができるか!?
最強のキャラクターたち!

ゲームのストーリーは、「第23回天下一武闘会編(決勝のみ)」から、「セルゲーム編」までとなっています。
悟空やピッコロはもちろん、フリーザやセルといった悪役も登場します。
ドラゴンボール世界ではお馴染みの超サイヤ人。このゲームでは、悟空やベジータは超サイヤ人になりますが、別キャラクター扱いとなります。
それらは隠しキャラクター扱いですが、あるコマンドを入れることで、本記事のタイトルである「できたー!」とボイスが流れ、使用可能になるのです。
そして驚くべきなのは、なんとアニメの人気声優の収録したボイスが入っていることです。
これはドラゴンボールシリーズのゲームで、初の試みでした。
以降の超武闘伝シリーズでも、声優のボイス収録は引き継がれていきます。
衝撃の隠し技!

本作品では、悟空(超サイヤ人悟空)専用の必殺技「メテオスマッシュ」が、隠し必殺技として用意されています。
強力かつ防御不能技という事で、「バランスを崩している」と言われたものです。
以降の超武闘伝シリーズにもこのメテオスマッシュは「メテオ技」として残っていくことになります。
総評として・・・
格闘アクションゲームとしては、ゲームバランスがあまり良くないという評価を得ていますが、登場キャラクターの範囲が広く、お祭りゲームのようなイメージを持って頂ければ、その楽しさが伝わると思います。
現在でも超武闘伝シリーズは新作が出続けています。
最新の超武闘伝はシステムはもちろん、迫力も段違いですが、初期のこの作品も、味があって楽しいですよ。