スウェーデン出身のヘヴィメタバンド「ヨーロッパ」
ヨーロッパの楽曲は、まさに「メロディアス」という形容がふさわしいと感じる人は多いのではないでしょうか。
かのボン・ジョヴィも、ヨーロッパをライバル視していたのは有名な話でしたね。

"The Final Countdown"(1986年)の大ヒットで知られるヘヴィメタバンド「ヨーロッパ」

「ヨーロッパ」メンバー
代表曲"The Final Countdown"は、多くの人が耳にしたことがある名曲です。
実は世界で最も早く日本で人気に火が付いた「ヨーロッパ」
結成当時のバンド名は「FORCE」
1980年、ジョーイ・テンペスト(Vo)、ジョン・ノーラム(Gt)、ジョン・レヴィン(Ba)、トニー・レノ(Dr)らによって結成。当時のバンド名は「EUROPE」ではなく、「FORCE」。
1982年、スウェーデン中から4,000バンドが出場したコンテストで優勝、ジョーイはベストヴォーカル、ジョンはベストギタリスト賞に選ばれる。また、このコンテスト優勝がきっかけでレコード契約を獲得し、バンド名を「EUROPE」に変更。
1983年、アルバム「EUROPE」でメジャーデビュー

1stアルバム「EUROPE」
"In the Future to Come"や"Seven Doors Hotel"などは非常に人気の楽曲でしたね。
1984年、2ndアルバム「WINGS OF TOMORROW」をリリース

2ndアルバム「WINGS OF TOMORROW」
"Stormwind"や"Open Your Heart"など、ヨーロッパらしいメロディアスな楽曲でした。
1986年、3rdアルバム「THE FINAL COUNTDOWN」をリリース

3rdアルバム「THE FINAL COUNTDOWN」
音楽性のポップ化が進み始めたと指摘されるヨーロッパ最大のヒットアルバム。
個人的には美しいバラード調の"Carrie"がもっとも好きでした。
1988年、4thアルバム「OUT OF THIS WORLD」をリリース
完成度の高いアルバムでありつつも、音楽性はさらにポップ化が進んだとされました。
1991年、5thアルバム「PRISONERS IN PARADISE」をリリース
前作のポップ路線とは逆にハードロック路線への回帰を図ったものの、初期の音源との相違と北欧的な叙情メロディが後退することに。
筆者個人としては、ヨーロッパを聴いていたのはこのアルバムまでです。
1992年、活動を停止するものの、あまりにも長期にわたり事実上の解散へ
1999年、12月31日にスウェーデンで一回限りの再結成ライヴとなる"The Final Countdown""Rock The Night"を披露
この時点では、正式な再結成声明が出されたわけではありませんでした。
2004年、"The Final Countdown"当時黄金メンバーで再結成
同年、アルバム「START FROM THE DARK」をリリース
このアルバムは今までの曲とは違ったヘヴィな曲ばかりになりました。
メンバーは「俺たちは昔の殻を破ってこのサウンドにたどり着いたんだ」と説明。
ほぼすべての曲を半音下げて歌っていました。
2005年、約13年ぶりの来日公演が実現。