
とにかく出演者がすごい。ええ、あのお方が!という俳優さんが出演しています。かっこ悪い稲垣吾郎いいです。公衆電話が随所に出てきてノスタルジックな気分にさせられます。今は、連絡が取れなくてすれ違いなんて考えられない時代ですから。
東京大学物語
あらすじ
函館向陽高校3年A組の村上直樹(稲垣吾郎)は、眉目秀麗、運動神経抜群、定期試験も毎回学年トップの出来すぎ君。
女の子に手が早い悪友の佐野(袴田吉彦)にテニスコートに連れられて、テニスの試合中の女の子に釘付けになった。今まで、恋らしい感情など持ったことがなかったのに。
情報のはやい佐野のおかげで、彼女は水野遥という名前であることがわかった。その間に、佐野はどんどん遥との距離を縮めていく。
登校中、あいさつしてきた遥にパニックになった直樹は、なぜか「つきあって下さい。」と告白してしまう。遥の返事は「はい」だった。
佐野から電話がかかってきて、遥が直樹も誘って一緒にでかけようといっている、直樹も来いという。仕方なくデートに同行した直樹だったが、遥は直樹と付き合っているとはっきり佐野の前で告げる。佐野は、あの手この手を二人の間を裂こうとするが、直樹が殴りかかってきた目をみてあきらめる。
直樹は遥のことを思うあまり、勉強が手につかなくなってきた。遥のクラスメイトの朝倉(竹ノ内豊)が遥と仲がいいのに嫉妬したり、ついには、学年トップの成績が2位に落ちてしまう。思い余った直樹は、遥に別れを告げた。
朝倉は、学園祭の打ち上げで遥に告白をする。そのとき、直樹は二人の間に割って入り「東大なんかどうでもいい。お前だけなんだ」と遥に告げる。遥の答えも同じだった。
登場人物

村上直樹(稲垣吾郎)

水野遥(瀬戸朝香)

佐野義昭(袴田吉彦)

井上深雪(井出薫)
ダンディな竹野内豊が高校生に!

朝倉晃一(竹野内豊)
京さまが数学の教師?

矢野哲郎(京本政樹)
テキトー男、高田純次も出演しています

水野繁嘉(高田純次)
平成初期の女子高生はまだブルマーだった

直樹と遥の恋のゆくえは?
東京の私大受験のため、直樹は井上深雪(井出薫)と同行することになった。
直樹の試験の結果は、上々だったが、深雪は全滅してしまう。
東大二次試験の前日の夜、ずっと直樹のそばにいたいと泣く深雪を抱きしめ、二人はそのまま朝まで過ごしたのだった。
おかげで、すっかり寝不足になってしまった直樹の試験の調子はひどいものだった。
それに対して、遥の調子はとてもよさそうだった。
佐野の「はっきりしないと両方とも傷つける」という言葉に、直樹は遥に正直に告白し、別れを告げた。
東大合格発表が遂にやってきた。直樹はなんと不合格。遥は合格だった。ショックを隠しきれない直樹は、遥に言い放つ。「君に出会っていなければ合格できた。」
深雪は直樹に、自分のせいで東大に落ちてしまって申し訳ないと謝るが、直樹は、深雪は悪くないときっぱりいった。
遥と会った深雪は、遥に直樹から「君に出会っていなければ合格できた。」といわれたと告白される。そして、自分は愛されていないと深雪は悟った。
深雪にボストンに留学すると告げられた直樹。「好きでもない女の子に優しくしちゃだめだ」という言葉とともに。
そして、遥から別れのビデオレターが届いていた。それを見た直樹は自分が本当に好きなのは遥なのだと気が付いた。
二人が初めて会ったテニスコート場に遥はいた。直樹は「もう一度やり直したい。」と懇願する。初めて、拒否をした遥だったが、直樹はあきらめなかった。「最後にもう一度だけ笑ってくれないか。」
そして、二人は再び、恋人同士に戻ったのだ。