何が真実なのか、救う事に意味があるのか?アニメ 『少女革命ウテナ』

何が真実なのか、救う事に意味があるのか?アニメ 『少女革命ウテナ』

『美少女戦士セーラームーン』シリーズのメインスタッフだった幾原邦彦が少数精鋭のスタッフを集めて制作集団ビーパパスを結成、少女漫画家さいとうちほと組んで世に放った異色作。独特な世界観と様々な謎が解放される。


少女革命ウテナ

テレビ東京 1997年放送作品 全39話

<スタッフ>企画・原作:ビーパパス、原案・監督:幾原邦彦、、原案・漫画:さいとうちほ、シリーズ構成:榎戸洋司、キャラクターデザイン:長谷川眞也、音楽:光宗信吉、合唱オリジナル楽曲:J.A.シーザー、アニメーション制作:J.C.STAFF

第2回アニメーション神戸テレビ番組の部最優秀賞受賞。

アニメ『少女革命ウテナ』

こちらのサイトに物語の内容や解説が詳しく書かれているのでご覧下さい。

少女革命ウテナ+ 劇場版少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 | k.onodera 小野寺系の映画批評

ちなみに結末(ネタバレ)については、

少女革命ウテナ」の結末について語ろう。 3つのアイテムを手に入れた暁生は、幻影機械を使って自身の想いを具現化した「薔薇の門」を破るために、ウテナの気高さの象徴である「王子の剣」を突き立てるが、脆くも剣は折れてしまう。彼は失望するが、他日を期して、無数の剣を体に突きたてられているアンシーを尻目に、ピンク色の南国カクテルを飲み休憩にはいる。 アンシーに裏切られ傷ついたウテナは、瀕死の状態で、暁生が諦めた薔薇の門へと、彼と入れ替わるように向かった。 ウテナはもともと、「世界を革命する力」に興味は無い。彼女の想いは、アンシーを永遠の苦しみから救うことである。 ウテナは自分を裏切り、剣を突き立てたアンシーを許している。それは、彼女が苦しみから自殺しようとする場面を見ており、彼女と互いにむき出しになった本心に触れ合ったことで、王子様のために魔女として犠牲になるということを、本心では拒否しているということに気づいていたからだ。 いつしか、薔薇の門は薔薇の棺に変っていた。棺が、閉塞した世界の象徴であるならば、この棺は姫宮アンシーにとっての世界のはずだ。 ウテナは、自分のいる世界を革命するのでなく、アンシー個人の、暁生への依存心を解放しようとしたのである。 棺の中のアンシーを見て、ウテナは「やっと、会えた」と言った。そこには、暁生の影響下にない、薔薇の花嫁でない本当のアンシーがいたからだ。 薔薇の門が棺に変り、その蓋が開き始めたのに気づいた暁生は、驚愕し、ウテナに呼びかける。「やめろーっ!開けるな!どうなるか分かっているのか!」

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少女革命ウテナ+ 劇場版少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 | k.onodera 小野寺系の映画批評

「少女革命ウテナ」は、王子様の物語である。けして王子様は魔女を助け出そうとしてはならない。何故なら、それは「物語」であることを放棄することに他ならない、想定外の出来事だからである。 ウテナの行動は、物語世界自体を崩壊させていく。夥しい数の剣は猛り狂い、決闘場が崩れる。 彼女達が手を伸ばし触れ合った瞬間、棺の足場は崩れ、アンシーは落下していく。 そして行き先を失った剣は、物語世界を崩壊させることで、世界の元凶たる魔女となってしまったウテナへと降り注ぐ。 気がつくと、学園からウテナという存在は消えていた。物語の健全性を保つため、ウテナの側が物語世界からはじき出され、「いないこと」になってしまったのだ。 「消えてしまった彼女は、この世界ではただの落ちこぼれだったんだ」理事長室で新たなデュエリストへの手紙を書きながら暁生はつぶやく。 しかし、アンシーはその場に眼鏡を捨てて言った。 「あの人は消えてなんかいない、あなたの世界からいなくなっただけ………さよなら」 理事長室に暁生を残し、制服を脱いで、私服姿で学園の外に出るアンシー。

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少女革命ウテナ+ 劇場版少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 | k.onodera 小野寺系の映画批評

色々と疑問だらけのアニメです。難しいですが面白いです。

メインキャラクター

一人称は「僕」、男装をした凛々しい少女。 
学園では「ウテナ様」と呼ばれ、黄色い歓声を浴びる人気者。 
「王子様のように気高くかっこよく」在ることを信条としており、男になりたいわけではなく女に縛られることを拒んでいる。

天上ウテナ テンジョウウテナ

決闘の勝者と「エンゲージ」し、「世界を革命する力」を与える「薔薇の花嫁」。 
紫色の髪に緑色の瞳・褐色の肌という容貌。 
ウエーブがかった非常に長い髪を普段は編み込んでいる。 
掴みどころがなく謎めいた雰囲気で、女子生徒には疎まれているが男子生徒に人気があり、西園寺莢一・薫幹からも恋心を寄せられている。

姫宮アンシー ヒメミヤアンシー

黒薔薇編で初登場する、鳳学園理事長代行にして姫宮アンシーの兄。 
理事長の娘である高等部三年の鳳香苗と婚約し、鳳家の養子となっている。 
すぐ脱ぐ。スタイリッシュ脱衣な人。

鳳暁生 オオトリアキオ

決闘の際、どちらか一方の決闘者に舞い降り無敵の力を与える存在。 
その正体は鳳暁生の過去の姿であり、世界のお姫様を救おうとした「王子様」。 
かつて人々の願いを叶えすぎたために傷つき、妹のアンシーによって封印された。 
そのため、現在では幼いウテナに語ったように無力な存在となってしまった。 
幼いウテナの元に現れて「薔薇の花嫁」を見せており、その時彼女に「薔薇の刻印」の指輪を贈った。

ディオス

鳳学園生徒会長。 
学園一のプレイボーイで、桐生七実の兄。 
西園寺莢一とは幼馴染で、同じ剣道部に所属。 
常に余裕を含んだ言動をする自信家。 
上昇志向のために周囲の者を利用し、陰謀によって勝利し、花嫁を形式的に尊重する。 
親友とさえ称した西園寺を退学に追い込んだり、ウテナの動揺を誘う言葉を与えて花嫁を奪ったり、妹を利用してウテナと決闘させたりした。 
その後は色々あって自信を喪失したり、ウテナに本気で恋をしたりする。

桐生冬芽 キリュウトウガ

高等部2年で、生徒会副会長にして剣道部主将。 
桐生冬芽とは幼馴染。 
「薔薇の花嫁」のウテナの前の所有者。 

西園寺が篠原若葉からのラブレターを蔑ろにした事件が、天上ウテナが決闘ゲームに参加するきっかけとなる。 
硬派として女子に非常にもてるが、間抜けな実態を知る友人からは影で馬鹿にされがち。

西園寺莢一 サイオンジキョウイチ

ウテナの真実

遠回しで思わせぶりなセリフと演出で視聴者を煙に巻き、記憶違いなどのトリックや時系列の複雑さも相まって少々わかり辛い物語になっていますので、そのトリックを登場人物の矛盾と役割から整理しましょう。 〈作品の矛盾〉 ・暁生とアンシーは長い間生きている=人間ではない可能性があるにもかかわらず、ウテナと出会った時は子どもであり、ウテナと同じ成長をしている。そもそも、アンシーが魔女になった時点でディオスはいなくなって暁生になっていると考えられるが、ウテナとディオスが出会っている。大きな矛盾が発生しているのだ。 この矛盾を解消するには、ウテナとディオスとアンシーの出会いは、全てウテナの妄想であるとするとしっくりくる。つまり、 ウテナ=ディオス+アンシー ウテナは棺に自分の中のアンシーを残し、自分の中のディオスとして鳳学園へ来た。 この物語は、ウテナが両親の死亡と共に芽生えた自分の中の「永遠の苦しみ=アンシー」を、「気高さ=ディオス」を持ってして乗り越える物語であるかのようにとらえることができる。 しかし、大きな転換が訪れる。最終回でウテナは消えてしまう。実はこの物語は、 兄を王子様のように慕っていたが、その想いが兄弟だから叶わないことに気づいてしまった 「​少女アンシーの妄想物語」​ であった可能性の方が高いのである。いやほぼ確実にこちらであろう。 少女アンシーは兄のディオスに想いが届かないことに永遠に苦しむことを悟り、兄ディオスを守るために魔女になったと設定する。だが、ディオスはアンシーが思い描いたような王子様ではなくただの人であったため、やがて「汚れた大人になってしまった=鳳暁生」。 そう、実は王子様ディオス自体そもそも存在しなかったのである。少女の白馬の王子様妄想である。影絵少女の演じた薔薇物語は全てアンシーの妄想だったのである。暁生「人生は全て芝居みたいなもの。ただ役者と観客の二種類の人間がいるだけ」というセリフにある通り、この少女革命ウテナという物語には、アンシーという役者とウテナと暁生(アンシーの中ではディオス)という観客がいるだけなのである。いわば、暁生=ディオスとウテナはアンシーが作り上げたキャラクターなのである。実は、 アンシー=ウテナ+ディオス アンシーは、自分の思い描いた理想のディオスが汚い大人の暁生になってしまったというショックから、ウテナというディオスの分身を新たな理想として作り出したのではないでしょうか。 ではすべてがアンシーの妄想が生んだ幻だったのか? それはない。 なぜならばアンシーは魔女である。アンシーはウテナを想像し創造したのだ。創造された瞬間から、ウテナはウテナという自由意思を持ち、ウテナは確実に存在する。

http://yozamurai.seesaa.net/article/423049688.html

少女革命ウテナ 渚カヲルが伝えたかったメッセージを考察

アンシーは、凄く理想を求めてしまう人物なんですね。だから現実と向き合おうとしない訳です。

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