「フロントライン」の概要

フロントライン ファミコン版外箱、カセット
「フロントライン」の外箱を、更に詳しく!
ゲームの内容に移る前に、外箱をもう少し詳しく見てみましょう。
まずは表面です。

フロントライン 外箱 表面
おおっ、迫力のある絵柄ではないものの、何かお城のような要塞を巡る攻防、みたいな感じですね!
では、続いて裏面です。

フロントライン 外箱 裏面
ん?表面のイラストでは多数同士の戦いのようだったのですが、どうも「たった1人で」敵陣に乗り込んでいくようですね。
しかも「最前線の迫力と壮絶な戦い」「超リアル戦争ゲーム」とも表記されています。
これは期待出来そうですよね!
「フロントライン」のゲーム内容
説明書には、こういう記載がされていました。
フロント ライン ~げーむのせつめいしょ(仮)~ (ファミコン編)
なるほど、最初は谷間で歩兵との白兵戦、その後草原で戦車や装甲車同士での戦いになるようですね。
2パターンの戦闘シーンが楽しめるということですね!
「フロントライン」のゲーム画面
では、いよいよ実際のゲーム画面を見てみましょう!

フロントライン ゲーム画面
…な、なんだコレは!?
「迫力」や「壮絶」という言葉とは無縁の、緊迫感の無い画面です(笑)
しかも、キャラの歩き方ですが…

フロントライン 歩く姿
いや、こんな脚の曲がり方しないでしょ!何か変な向きになってますよ(笑)
しかも、歩いている時「ピコピコ」っていう音がします(笑)
また、8方向に銃や手榴弾が発射出来るのはいいのですが、その銃口の向け方も変です(笑)
手榴弾も、少しトリッキーな飛び方をします(笑)
さらに、戦車や装甲車も登場するとのことでしたが…

フロントライン 戦車と装甲車
こ、コレが戦車!?
ちなみに、画面中央の青色が戦車、右端の緑色が装甲車です。
…しょ、ショボイですね(笑)
しかも、走行音が「キュロキュロ」って、何ともマヌケな音です(笑)
そして、さらにショボイのが敵の本拠地、「敵陣」です。

フロントライン 敵陣
ん?何処に敵陣があるの?と思った方もおられるでしょう。
実は、青色の枠のようなものに囲まれた所、あれが敵陣です。
えええええええええええっっっっっっっ!!!!!ただ戦車の周りに壁があるだけぇ!?
しかも、この敵陣は普通の戦車と同じく、手榴弾1発で破壊出来ます(笑)。
と、ツッコミどころ満載で、思わず「(笑)」の字を多用してしまいましたが、
では、これらを踏まえて動画を確認してみて下さい。
とりあえず、緊迫感は一切ありません
ということで、実際のゲームには戦争の緊迫感は一切なく、むしろ「ほのぼの」とした感じさえ漂ってますよね。何か「サバイバルゲーム」的な雰囲気とでも言いましょうか(笑)
こんな感じなので、ネット上では正直「クソゲー」という評価も多いのですが、グラフィックも含めて何とも言えない「味」があり、正にレトロゲームって感じで、個人的には結構好きでした。