「NINKU -忍空-」とは?

忍空【OP ED集】 - nicozon
OP、EDともに鈴木結女さんが担当し、アニソンの中では屈指の名曲といわれている忍空の主題歌。躍動感のあるOPと風助一行の旅での一面が垣間見られるEDは、どちらも切なくて感動できる歌詞とメロディーが魅力的ですね。
「NINKU -忍空-」のあらすじ

舞台は日本に良く似たEDO暦3年。戦乱の世が一旦治まり、平和になったかのように見える世では忍空の残党と名乗る者達が悪事を働いていました。幼い頃に母をさらわれた少年・風助は母を探してペンギンのヒロユキと一緒に旅をしていました。お腹をすかせた風助がやっとのことでたどり着いた村でも忍空の一味と名乗る者が現れ、商人に売り飛ばそうと村の娘をさらっていきました。
そこへ現れた風助は変わり身の術を使い、娘をさらった悪党をあっという間にやっつけてしまいました。悪党の隊長は忍空の五番隊・辰忍を名乗っていましたが風助はそれを偽者だと見破り、本物の忍空の一番隊・子忍である風助は風を操り村の危機を救ったのでした。
忍空は極悪非道の集団だと信じている村の人々は風助を村から追い出し、兄である六番隊・巳忍の橙次を探している里穂子と共に再び旅立ちました。風助は十番隊・酉忍の藍朓や六番隊・巳忍の橙次に出会い、忍空を戦争を仕掛けた悪の集団として忍空狩りを奨励している帝国府に立ち向かうのでした。

風助はふだんはとぼけた感じなのですが、戦うときはカッコいいというギャップが楽しかったアニメです。シリアスな話とギャグのバランスも良かったですね。圧巻のアクションシーンや技の解説シーンに毎回ワクワクしていました。
「NINKU -忍空-」の登場人物

風助

ヒロユキ

藍朓

橙次

里穂子

赤雷と梅千代

アジラダ大佐

バサラ大佐(黄純)

メキラ大佐
「NINKU -忍空-」こぼれ話
人気アニメ・幽☆遊☆白書との意外な共通点とは?

前番組であった「幽☆遊☆白書」も同じジャンプのバトルアニメと言うこともあり、第19話「激闘の果てに」など緊迫した場面でのBGMは同じ曲が使用されていたようです。
人気マンガ「NARUTO -ナルト-」が生まれたきっかけはNINKU -忍空-だった!


世界的に愛されている忍者漫画・『NARUTO -ナルト-』の作者である岸本斉史さん。Blu-ray BOXの2巻に付属しているブックレットには桐山光侍さんと岸本斉史さんの対談も収録されています。
ちょっと怖い?41話だけ作画が別人のように変わっている謎

41話の里穂子
今敏や松本大洋のような生々しいタッチになっている41話は、普段作画などを気にしない子供達に大きな衝撃を与えました。この回の演出は「魔法少女まどか☆マギカ」などでおなじみの新房昭之が担当しており、ストーリーもこれまでとは違った叙情的な内容となっています。
気になる最終回は?

風助の母親を人柱にしようと監禁し、首都に流血の塔という国中全てのエネルギーを操塔を建設しようと企んでいた帝国府の黒幕・コウチンを止めるべく搭へ向かった風助一行。アジラダやメキラ、黄純に赤雷も加勢して風助たちはコウチンに勝利して風助の母親を助け出すことに成功します。ストーリー的には50話で終了した感じなのですが、番外編と言う形でその後も旅を続ける風助達が描かれます。
最終回は第55話「風助、映画スターになる?!」です。
燃料切れで活動写真の撮影現場に墜落した風助一行。そこで怪我をしてしまったスター子役の代わりに戦闘シーンを演じることになった風助は、子役の裕太と厚い友情を築きます。町を去った後橙次の愛機・ヒンデンブルク号がまた墜落しそうになり、「毎回毎回何度落ちりゃ気が済むんだよ橙次!」と言う藍朓に大して「これで多分最後だからさあ~」と橙次が答えながら不時着するシーンで終わりました。

巨悪コウチン打倒のために敵だった帝国軍三大軍師やかつての仲間・赤雷が駆けつける展開は王道ですが熱くなれました。最終回はあまり最終回らしくない終わり方でしたが、風助達はこれからも変わらず旅を続けて行くんだろうなあと想像させてくれる感じで良かったと思います。
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決定盤「NINKU-忍空-」アニメ主題歌&キャラソン大全集

NINKU-忍空-
2015年で放送20周年を迎え、関連商品の発売やイベントなどでかつてない盛り上がりを見せている「NINKU-忍空-」。クセのあるデザインで敬遠していた方もいたと思いますが、放送当時は最高視聴率22.1%と「キャプテン翼」や「スラムダンク」より高い視聴率を誇った人気作です。この機会にぜひ見てもらいたい作品です。