バブル臭が凄い今はなきプレイスポット
タクシーを止めるために、万札を振りながら停めていた、日本の歴史でも類を見ない程、うかれていた「バブル時代」。なにもかもが、常識外、規格外だったバブル時代のプレイスポットを紹介します。今では、考えされないほど豪華絢爛なものばかり!?

ジュリアナ東京
バブル期のプレイスポットといえば、やはり東京芝浦の「ウォーターフロント」と呼ばれていた場所にあったディスコ「ジュリアナ東京」は外れないでしょう。
女性はボディコン服を身にまとい、大きな扇子を持ち、お立ち台に立って一心不乱に踊り続けていた光景は、今や語り継がれる伝説みたくなっています。
ジュリアナでよく流れていた「TECHNO'92」は、バブルの象徴する曲になっていますよね。

バブル期後期である1993年に、とうとう警察からの指導が入り、ジュリアナの象徴「お立ち台」が撤去されることに。それもあり、徐々に勢いを失っていき、様々な伝説を残しつつ1994年8月31日にジュリアナ東京は閉店した。

ジュリアナ東京があった「第3東運ビル」は今もあり、ジュリアナの跡地は博報堂と広告会社TBWA WORLDWIDEの合弁会社が入っています。
過去にジュリアナがあったことを意識してか、エントランスにはミラーボールが!

スキードームSSAWS
1993年に巨大迷路の跡地にオープンしたゲレンデが高低差80m、長さ約480mを誇った当時、世界最大の人口スキー場。
真夏であっても施設内は氷点下に設定されているなど、空調代だけ考えてもバブルならではの規格外。
都心からも1時間かからない船橋に出来たことで、オープン当初から気軽に行けるスキー場として、多くのスキーヤーを喜ばせた。
遠方の人などは、電車ですぐの『東京ディズニーランド』と『SSAWS』と2日間かけて遊びに来るコースが、長期休みなどの定番だった。


SSAWSがあった跡地は、今や日本でも全国にお店を構えるようになった北欧家具のお店「IKEA」の第1号店ができて、今も賑わっています。

白河高原スキー場
かつて福島県西郷村にあったスキー場。広大な土地を活かし、コースは6コース、リフトは5本、最長滑走距離は2,600メートル、最大傾斜は30度という大規模スキー場だった。
また、人口降雪機やナイター設備など、当時の最先端技術を誇っていたが、バブル崩壊とともにアクセスの悪さもあって、来場客が減り、廃業となっている。

白河高原スキー場があった場所は、今も当時の建物や看板などが一部残ったままとなっており、地元では有名な廃墟スポットとなってしまっています。
新潟ロシア村
1993年にできた新潟県北蒲原郡笹神村(現:阿賀野市笹神地区)にあったロシアとの文化交流を目的としたテーマパーク。
約40,000平方メートルという広大な敷地の中に、シンボルランドマークである「スーズダリ教会」、「マールイ美術館」「ロシアンショーホール ロマノフ劇場」などを始め、ショッピングモールや数々の飲食店、宿泊施設まであった豪華な総合遊戯施設だった。
新潟県初のテーマパークと言う事もあり、話題性は十分だったが、来客数は開園当初から伸び悩み、またメインバンクである新潟中央銀行が破たんしてしまった事も向かい風となり、2004年に閉演となった。

閉演後も建物などはそのままの状態で残っており、さびた建物の荒廃感が何とも言えず不気味で、心霊スポットとして有名になってしまっている。

伊豆長岡スポーツワールド
静岡県伊豆の国市にあったスポーツレジャー施設。
テニスコートやスケート場、ゴルフの打ちっぱなし、巨大なプールなどのスポーツ施設に加えて、レストランや温泉もあった。
都心からも日帰りで超える伊豆半島というロケーションも手伝って、当初は賑わいを見せていたが、1993年に廃墟となり、2011年に取り壊された。

2011年に解体が始まるまで、外国のサイトでも「The 10 Best Japanese Ghost Towns」として紹介されるなど廃墟として名をはせていた。
更地になった後は、大学の医学部招致などの噂はあったものの、実現はしていない。
宮崎シーガイア オーシャンドーム
宮崎県宮崎市山崎町浜山にできた官民一体で莫大な費用を費やして作ったホテル・ゴルフ場・コンベンションセンターなど総合複合施設の目玉施設がオーシャンドームだった。
開閉式の屋根を持つ全天候型プールで、「世界最大の室内ウォーターパーク」としてギネス認定を受けたほど。
大利益を砕いて人口で作ったビーチや、造波プールなど最新技術を活かした作りで話題となったが、バブル崩壊ともに来場客は激減。資金難となり2007年に閉園。


閉園後も様々な活用方法が模索され、2012年にセガサミーホールディングスが買収したのちも再開の噂もあったが、老朽化が進んでしまっていたこともあり、断念、取り壊しとなった。
現在もホテルやゴルフ場、温泉施設などシーガイア自体は運営されており、オーシャンドームの跡地は、陸上競技など屋外競技用のアスリート強化拠点であるナショナルトレーニングセンターの誘致を目指している。
ワイルドブルーヨコハマ
1992年に横浜市鶴見区にできた季節、天候問わずプールを楽しめる大型屋内温水プール施設。
バラエティ番組の収録やグラビアアイドルなどの撮影にも使われ、知名度は上がっていったが、
大人3900円/1日という高額な入場料もネックとなり、赤字が続き2001年に閉園した。

ワイルドブルーヨコハマの跡地は、横浜と言う人気の地と言う事もあり、740戸の南国リゾートをイメージした大規模マンションができています。

いかがでしたでしょうか?今、見ると素人目でも採算が合わなそうな無謀なものも多かったように思えます。これがバブルの誘惑だったのかもしれませんね。