1991年9月20日「ウルフチーム」からリリースされた。

シリーズ化していった本作・・・
エル・ヴィエントの紹介

基本攻撃はブーメラン

魔術(魔法)も使えます

これが「拡大スプライトアニメーション」

「ビジュアルシーン」でステージ間の物語を演出してくれます。

ステージの最後にはボスもいます。

全9ステージ
ストーリー(導入~グランドキャニオンの神殿より)
闇い寺院の一室。絶え間なく揺れ動く蝋燭の炎は、二つの人影を寂れた石畳に映し出す。
一人は初老の男性、そしてもう一人は美しい金色の髪を持つ、まだ二十歳にも満たない少女である。不確定な明かりの中、しかし、この二人は全く対等であるかに見えた。
「カポネからの連絡はまだなの?」
少女が口を開く。カポネとは紛れもなくシカゴマフィアの首領、アル・カポネのことである。
「そう急かすな、エンパイアステートビルの完成にはまだ数年はかかる。故に、内装だけをハスター神殿と同じに造り替えさせているのだ。少々の遅滞は我慢しろ…」
少し不服そうにしながらも、金髪の少女は首肯する。それよりも、彼らの計画にはただ一つ取り除かなければならない障害があった。
「アネットの事はどうするの?」
取り出した写真に一人の小麦色の肌をした少女が写っている。歳の頃は金髪の少女と同じくらいであろうか。童顔のために多少幼なく見える。
「安心しろ、カポネに連絡を付けておいた。数日のうちには死体がハドソン川にでも浮かぶじゃろう」
刹那の沈黙の後、闇い笑みが二つの唇からこぼれ落ちる。
「あとはハスター様召喚の儀式をするだけね………」
不意に蝋燭の炎が揺らめく…。自身に満ちた笑顔とともに、二つの影は漆黒の中に吸い込まれていった。
※マニュアル参照
ストーリー(Struggle Has Begun!)
1928年。風を司る邪神「ハスター」を崇拝するハスター教団は、アメリカ国内においてハスター復活の大願を結実させんとしていた。
即ち、ハスターの血を受け継ぐ少女レスティアーナをいけにえとして、ハスター召喚の儀式を計画していたのである。彼らはそのために、シカゴマフィアの首領アル・カポネに依頼を申し渡し、マンハッタンにハスター召喚の為の巨大高層神殿を建てるように工作をした。
ハスターの魔力を地上に導くため、その神殿は天を貫くような高さを誇る。これが現在でいうエンパイアステートビルである。
しかし、彼らの計画にはたった一つ看過し得ぬ障害があった。それは2年前にハスターを封印させ、その大いなる力を受けた少女、アネットである。彼女はハスターの血を希薄ながら受け継いでおり、ハスターを封印することの出来るただ一人の人間であった。
シカゴ。ここに於いてアネットの平穏は一瞬のうちに破られる。路上を歩く彼女の耳に、風船のはじけるような音が響いた。ふり返りざま頬の辺りを銃弾がかすめ飛ぶ。
ハスター教団の依頼でカポネの放ったヒットマンが、次々とアネットに襲いかかったのである。歴史に隠された酸鼻な戦いの、それが開幕であった。
※マニュアル参照
登場キャラクター

主人公:アネット・メイヤー

レスティアーナ

アーネスト・エバンス

ジークフリード・ミュンヒハウゼン

アル・カポネ

ヘンリー
裏ワザなどを紹介します
・「動きがスローモーションになる」ゲーム中にポーズをかけて、上、左、右、下、A、の順に押す。(スタートを押すと解除される。)
・「ステージを飛ばしていける」ゲーム中にポーズをかけて、上、左、右、下、B、の順に押す。(例)1-1→1-2→1-3→BOSS
・「使える魔術(魔法)が増える」ゲーム中にポーズをかけて、上、左、右、下、C、の順に押す。(4回繰り返すと全ての魔術を覚えることができる)
※コマンド入力のイメージとしては「ウルフチーム」の「ロゴマーク」をなぞるような感じで押していく。

当時はマンガの連載もありました。
・ゲームBGMの作曲者は「桜庭統」氏