筆者の拙文「貴方も知っているはず!作詞家・放送作家の保富康午」でちょっと触れた「アニメ・ソング・大全集」ですが、初期のころは作詞家・作曲家の紹介が載っていました。その中で「橋本淳」さんの本名が「与田準介」と知り…調べると「与田準一」さんの息子さんということがわかったのでびっくりです。
「与田準一」さんは、詩人・児童文学者で童謡「ことりのうた」の詩を書かれた、といえばおわかりになるでしょうか。
「メイプルタウン物語」や「ドラえもん」の主題歌を歌っている山野さと子さんの動画で聴いていただきました!
このさと子さんが語るエピソードの中に「息子さんがおやつがほしい~といってるのを…」というところ、この「息子さん」が橋本淳先生なのかな?なんて想像しちゃいました♪
橋本淳とは?
このサイトでの拙文「作曲家・筒美京平の作品で一番のお気に入りは?」でも筒美京平さんを取り上げましたが、橋本先生は筒美先生とすぎやま先生とのコンビが本当に多いんです。
そしてやはり筆者が個人的に橋本先生の作品で一番好きなのは「真夏の出来事」です。
この動画はジャケットはリリース当時のものですが音源は後にソニーから出たセルフカバーです。
平山みきさんにはこの「橋本・筒美」コンビでたくさん曲を提供しています。
名曲はたくさんあるんですが、「ビューティフル・ヨコハマ」なんか聞くとなんというか…
今から45年前の曲なんですが、歌詞を聴いてると今の若者となんら変わらない青春の1ページがそこにありますよね。
この歌の中に歌われてる若者も今では還暦をすぎている年代なんです。
身の回りにいる60代の方々もこんな若いときがあったんだなあ…って思います。
そしてこの記事を書くにあたって知ったことですが、「踊り上手なハルオにゼンタ」が両先生の息子さんのお名前だとは!じゃあ「トモコの彼」の「トモコ」って…そしてその「彼」って…(笑)
さらにwikipediaによると「ビューティフル・ヨコハマ」は「ブルー・ライト・ヨコハマ」の続編的路線とは…
こちらも「橋本・筒美」コンビですよね。
それでは「ブルー・ライト・ヨコハマ」もお聴きください。
橋本淳といえば「ザ・タイガース」!
一方、橋本先生はすぎやまこういち先生とのコンビでグループサウンズのザ・タイガースにも楽曲を沢山提供しています。
このミドルエッジの読者の皆様にはタイガースの説明は不要でしょう。
全部ご紹介したいところですが、筆者のお気に入りを2曲。
歌い継がれる「亜麻色の髪の乙女」
近年、島谷ひとみ版でカバーされましたが1968年にリリースされたヴィレッジ・シンガーズ版をお聴きください。
「ビューティフル・ヨコハマ」の都会的な女性の歌、「亜麻色の髪の乙女」の清純な少女の歌…橋本先生はまさしく「詩人」と言ってもいいのではないでしょうか。