天才バッター前田智徳

前田 プロ野球チップス
出身地 熊本県玉名市
生年月日 1971年6月14日(44歳)
身長 176㎝ 、体重 80㎏
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 1989年 ドラフト4位
初出場 1990年6月6日
最終出場 2013年10月3日
選手歴
熊本県立熊本工業高等学校
広島東洋カープ (1990 - 2013)
コーチ歴
広島東洋カープ (2013)
背番号
51 (1990年 - 1991年)
31 (1992年 - 1993年)
1 (1994年 - 2013年)
表彰
天才バッター前田智徳の生い立ちとプロ入りまで
前田智徳は熊本県玉名郡岱明町(現・玉名市)生まれ。
1987年、熊本工業高校に入学。2年時の春・夏、3年時の夏の計3回甲子園に出場。3年時の夏には主将・4番・中堅手として出場し、敗れた2回戦では最終打者(結果は三振)となった。
3年時の甲子園大会後、熊工には西武を除く11球団、前田の自宅にも8球団のスカウトが挨拶に訪れ、中でも地元九州のホークスは上位指名を示唆するなど熱心だった。
しかし同年11月に行われたプロ野球ドラフト会議では広島が4位指名する一方、ホークスからの指名はなかった。前田は会見場でテレビ中継を見た後、1時間近く泣き続け、一旦プロ入りを拒否。
何度訪問しても口を開かない前田に痺れを切らした宮川(村上)スカウトは、「ホークスは指名しなかったが、俺達は(指名の)約束を守ったぞ。男だったら約束を守れ」と叱責、とつとつと打撃理論を語った。前田は宮川の人間性に惹かれて広島入りを決意。同年広島が指名した6名の選手のうち、入団が決定したのは前田が最後だった・・・。
前田智徳の特徴
打撃
基本的にプルヒッターであり、安打方向の内容は50%が引っ張り方向で、逆方向はわずか18%である。現役時代は投手の山本昌を苦手としていた。通算打率.302は、7000打数以上の選手中では歴代5位に位置する。
入団当時、川上哲治、王貞治、落合博満、若松勉などに積極的に打撃の指導を乞いに行き、川上からのアドバイスでグリップの位置を修正した。トップが浅く、コンパクトな打撃フォームについては、「自分はまずミートして、球を確実にとらえることが近道だと思ったから、自然とそうなった」と説明している。ただし、キャンプの時だけはバットを何本も折るようなフルスイングをして、自分の状態を確かめていたという。
柔らかいバッティングをするのが特徴的で、前田本人も2007年のインタビューで「ガツガツいっているような感じはないですね」と述べている。これについて、前田は「タイミングをゆっくり取りたい」「スイングもゆっくり振りたい、スイングは遅いくらいでちょうどいい」と語っており、栗山英樹は「ゆっくりバットを引いてタイミングを取ることで、一連の動きをすべて『動』から『動』にできる」「何百回も目いっぱい速く振るのはどうしてもブレが出てくる。遅いスイングなら確かめながら振れるので、極端に言えば、バットがどこにあるのか全部わかって、同じように振れる。ゆっくりなスイングで振るということは確実性が増す。ゆっくりなスイングで遠くへ飛ばせる、速い打球が打てるというのはある意味『究極の理想』のはずなのだが、そこに向かっているということなのだろう」と分析している。また、そのスイングで長打を打てることについて、栗山は「(前田は)下半身の使い方が非常に優れていることと、力が外に逃げない理想的なスイングプレーン(スイング軌道)によって、無駄なくボールに力強さを伝えられている」と続けており、前田のバッティングについては「究極のシンプル。『シンプル・イズ・ベスト』といわれる意味の、本当の意味が前田選手なのかな、と思います」と評している。
①頭の位置が動かずに首から下だけ回している
②腰は回転を始めているがグリップはトップのままという「割れ」ができている
③バットが体に巻きついてヘッドが最後まで遅れて出てきている(インサイドアウト)
④左肘が体の前をスムーズに抜けている
⑤軸を回しきった深いフィニッシュ
バッターが「こうしたいな、こうできたらいいな、」と思ってるほとんどのことを体現しているから
「理想のバッティング」として語られている
守備・走塁
アキレス腱を故障する以前は俊足好守の選手としても活躍し、中堅手を務めていた。1998年からは足の負担を軽減するため中堅手から右翼手へコンバートされ、2003年以降は移籍した金本知憲に代わって左翼手を守った。

2000本安打達成のドラマ
2007年9月1日の対中日戦(広島市民球場)で、8回裏に久本祐一からライト前2点タイムリーヒットを放ち、史上36人目(メジャーリーグに所属している松井秀喜、イチローを含めると38人目)となる2000本安打を達成。
しかし、すごいのは前田智徳だけではなかったのだ。
1点ビハインドの広島は代打の嶋重宣外野手が3点本塁打を放ち逆転した。アウトカウントは1つ。3人の走者が出塁しなければ、広島が9回に逆転されない限り、5番の前田には打順が回ってこない。「必ず回す」を合言葉に、そこからカープナインは必死に前田にあと1回打たせるために粘り、そして集中した。
1番梵英心遊撃手が四球を選び、2番東出輝裕二塁手が左前打、4番新井貴浩三塁手も四球…。2死になっていたが、チームメイトの執念で前田に打席が回ってきた。
胸が熱くなった。それでも頭はクールに打席に入った。満塁のお膳立てで放ったタイムリーヒットは、ドラフト4位入団選手としては史上初の2000本安打となった。
私も中学1年生の夏休みに現地観戦していたため凄いインパクトと感動で涙があふれました。
ファンに惜しまれながらも引退を決意
2013年4月23日、対ヤクルト戦(神宮)の8回表に代打で出場した際に江村将也から左手首へ投球を受け途中交代した。この後、前田がマウンドの江村に近寄り、両チームのメンバーが入り乱れ古澤憲司投手コーチが退場になるなど乱闘のような事が起こる。東京都内の病院で検査を受け「左尺骨骨折」と診断された。これ以後はシーズン中の戦列復帰目指してリハビリテーションに取り組んでいたが、9月27日にマツダスタジアムで記者会見を行い、今季限りで現役を引退することを発表。
10月3日のマツダスタジアムでの対中日戦が引退試合となり、8回裏2死に小窪哲也の代打として出場。小熊凌祐が投じた0ボール2ストライクからの3球目の直球を打ち返すが、投ゴロに倒れる。
なんと、9回表で前田選手、今度はライトの守備に。
実は前田選手、広島カープのホームが広島市民球場からマツダスタジアム移ってから一度も守備についていませんでした。
つまり、この日に初めてマツダスタジアムで守備をすることになったのです。
これには、広島ファンは大喜び。
しかし、ここから更に粋な計らいが!
なんと敵チームである中日打線が、前田のいるライトを狙って打っているではありませんか!
「このゲームは前田の雄姿を野球ファンに見せたい!」
中日の選手も気持ちは同じだったのです。
これに気づいた広島の久本投手も、打ちやすい高めのストレートを投げ続け、中日のバッターは必死にライトへ流そうとしています。
この回の最終バッターとなった平田選手は、何度もライト方向に打つも、ファウル。
その度に前田選手は走るので、息は上がっていきます。とてもしんどそうです・・・・。
しかし残念ながら最後に前田選手がいるライトへボールは飛ばず、試合終了となりました。
現役を引退した天才バッター

報道ステーションに出演する前田
現役を引退した前田選手。
コーチになるの??それとも解説をするの??
色々な意見がファンの間では飛び交いました。
結局前田さんが選んだ道は
報道ステーションなどの解説者でした。
地元広島のメディアの他、『報道ステーション』でも解説者として活躍。ちなみに報道ステーション解説者は栗山英樹、工藤公康と現在はプロ監督が多い。今年から就任の稲葉篤紀も将来の監督は既定路線。つまり前田智徳さんも将来は・・・?
前田選手のギャップ萌え
スイーツ大好き前田智徳さん!
あの堅物で、近づくなオーラの凄い前田さんが
こんなにお茶目で可愛い姿を見せているではありませんか!!
あのオーラはいったいどこへ・・・・?><

ちょちょちょ・・・!!
平清盛のコスプレしちゃってます!!!!!
似合ってるんですけどファンとしてはすごく複雑で胸がざわざわとしちゃいます・・・

前田智徳の番組コーナーまで・・・!

「孤高の天才」と呼ばれた野球界の侍・元広島カープの前田智徳さんが、まさかの街ブラ番組!
広島ホームテレビで日曜のお昼12時から放送しているスポーツ番組「恋すぽ」にて、前田智徳氏が街ブラをする「前田智徳の侍さんぽ」が10月からの新コーナーとしてスタートしました。
現役引退後は、随分と表情が優しくなった前田さん。現在は野球解説者として活動するほか、お祭りでコスプレしたり、トークショーを行ったり、ゴルフで本気出したり、飲酒運転撲滅のキャラクターになるなど、いろんな一面を見せてくれていますが、
今度は町をお散歩しながら地元の人達と触れ合うなど、これまでには見れなかった素顔や、甘いモノ好きという一面も垣間見ることが出来そうです。
そんな天才前田智徳さんの今後にさらに注目ですね!!