パソコンRPGの雄、日本ファルコムが手掛けた名作ARPG「Ys(イース)シリーズ 」!1987年の第1作『イース』から振り返ってみよう。

パソコンRPGの雄、日本ファルコムが手掛けた名作ARPG「Ys(イース)シリーズ 」!1987年の第1作『イース』から振り返ってみよう。

80年代のパソコンゲームには様々なRPGが存在しました。とくに日本ファルコムからは「ドラゴンスレイヤー」「ザナドゥ」「ソーサリアン」など、当時を代表する作品が数多く生まれました。なかでも「Ys(イース)シリーズ」は、日本ファルコムを代表する作品として、1987年のリリース以降、多くのゲーマーの支持を得続けてきたのです。


ファルコムの原案を元に、SFCへの移植版『イースIII -ワンダラーズフロムイース-』を開発・発売していたトンキンハウスによって開発・発売された『イースIV』オリジナル作品の1つ。
発売当時は『IV』開発の発端であるPCE版が『イースIV』の正史という扱いであったが、『イースVI ナピシュテムの匣』開発時に行われたシリーズ設定総括後の公式設定では、より原案に近い本作を正史としてPCE作をアナザーストーリーと位置づけている。

「イースIV MASK OF THE SUN」

基本的なシステムは『II』から引き継いでいる。シリーズ作品で初めて、毒によるステータス異常が採用された。

魔法は剣の属性に対応しており、装備している剣の種類によって使える物が変わる。なおこのシステムは完成度を高めた上で剣魔法として『VI』に応用されている。

魔法補強アイテム(宝石)を手に入れると剣に付随する魔法を強化できる。こちらはやはり完成度を高めた上で、腕輪の補強システムとして『フェルガナ』に応用されている。『I』『II』同様にレベル制限がなされている。

【対応機種】
 
スーパーファミコン (SFC)
Microsoft Windows (Win)

基本的なシステムは「YsⅡ」を踏襲+「毒」ステータスが採用

ここから先のイースシリーズ、私は未プレイです。

【イースⅣ】「イースIV The Dawn of Ys」1993年12月22日(PCエンジン SUPER CD-ROM2)

ファルコムの原案を元に、PCE版『イースI・II』・『イースIII』を開発・発売したハドソンが開発・発売した『イースIV』オリジナル作品の1つ。
『IV』開発の発端であり、ハドソンとファルコムが密に連絡を取り合って開発が進められた事から、発売当時はこちらが『イースIV』の正史という扱いであった。
しかし2003年(平成15年)に発売された『イースVI ナピシュテムの匣』開発時に行われたシリーズ設定総括後の公式設定では、SFC版を正史として本作をアナザーストーリーと位置づけている。
本作はPCE版『I・II』の続編として制作されているため、サラが生存している、フィーナとレアが再登場する、ダルク=ファクトの設定などといった、オリジナルの『I』・『II』の設定とは矛盾が見られる。

「イースIV The Dawn of Ys」

基本システムは『II』のシステムをほぼそのまま継承しているクォータービューのARPG。追加システムとしては伝書鳩と調合が上げられる。また斜め移動が可能となっている。

【対応機種】

PCエンジン SUPER CD-ROM2 (PCE)
PS3/PSP:PCエンジンアーカイブス

基本は「YsⅡ」の踏襲、斜め移動が可能に

こちらはPCエンジン版の「YsⅣ」。

【イースⅤ】「イースV 失われた砂の都ケフィン」1995年12月29日(スーパーファミコン)

赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。アフロカ大陸に広がるケフィン砂漠を舞台に、『幻の都ケフィン』の謎に迫る冒険物語。原典とされるアドルの冒険日誌は『砂の都ケフィン』。
発売時期が次世代機とスーパーファミコン (SFC) の世代交代の時期にあたり、これ以降SFCでの新しいイースは販売しないことと、これまでに販売されていたSFC用のイースは、移植の『イースIII』とトンキンハウスが開発した『イースIV MASK OF THE SUN』(原案はファルコム)であり、SFCに向けファルコムが開発・販売を手掛けたオリジナル作は今作が最初であった事から『最後で最初のイース』というキャッチコピーで販売された。

「イースV 失われた砂の都ケフィン」

『システム一新』と言えるほど前作までとは打って変わっており、意欲的に新システムが導入されているものの、完成度が低い物が多く、批判を受ける事が多い。

クォータービューのARPGで、シリーズで初めて高さの概念を導入。基本アクションは移動、ジャンプ、攻撃(剣を振る)、防御(盾を構える)、魔法(後述)。フィールド上の敵を攻撃し倒す事により経験値 (EXP) を取得し、主人公のレベル (Lv) が上がることによって、ステータスが上昇する。

【対応機種】

スーパーファミコン (SFC)
Microsoft Windows (Win) 

イースV -Lost Kefin, Kingdom of Sand-

PlayStation 2 (PS2)

スーパーファミコン向け『最後で最初のイース』

【イースⅥ】「イースVI ナピシュテムの匣」2003年9月27日(Windows 98/Me/2000/XP)

赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。
『V』より3年後、エレシア大陸の遥か西、「世界の果て」のカナンの大渦の中心に位置するカナン諸島を舞台に、『有翼人』の謎に迫る冒険物語。原典とされるアドルの冒険日誌 は『翼の民を求めて』。
前作『V』から8年振り、またPCゲーム市場では『III』以来14年振りの新作となり、「伝わる優しさ、広がる冒険心。」をキャッチコピーに2003年に発売された。

「イースVI ナピシュテムの匣」

久しぶりの新作ということで、発売後、週刊アスキーで売り上げ1位を4週連続で獲得する等、PCゲームとしては快心のヒット作となった。

前作『V』をベースとしながらこれまでのシステムを総括し、全く新しいシステムとなっている。クォータービューのARPGで、シリーズ初の3D作品。

操作はゲームパッド、キーボード、キーボードとマウスの併用に対応しており、それぞれに応じて操作方法が異なるが、本稿ではゲームパッドかキーボードを使用した際の操作を基本として述べる。

基本となる操作は移動、攻撃(決定・話す)、ジャンプ(キャンセル)、剣魔法、アイテム使用、剣の切り替えとなっており、これまでに無いアクション要素が強い作品となっている。

『イース』シリーズでは、最終戦までには最高レベルもしくはその付近までレベルが上がる様に、ゲームバランスが調製されているものがほとんどだが、本作では最終戦時においてもレベルの上限に対してかなりの余裕が設けられている。しかし、シリーズ伝統のレベル制限が存在するため、過度のレベル上げは非常に困難である。

【対応機種】

Windows (Win) 98/Me/2000/XP/Vista/7/8
PlayStation 2 (PS2)
PlayStation Portable (PSP)

「伝わる優しさ、広がる冒険心。」

【イースⅦ】「Ys SEVEN」2009年9月17日(PlayStation Portable)

第1弾となるPlayStation Portable(PSP)向けの『Ys SEVEN』(イース・セブン)を2009年9月に発売し、2010年度以降にマルチプラットフォームで各プラットフォーム毎にオリジナルの作品をファルコム自らが発表する予定。ただしPSP以外については詳しい発売時期やどのプラットフォームで発売するのかも明らかにされていない。
他のナンバリングタイトル同様に、赤毛の冒険家アドル=クリスティンを主人公とした冒険ファンタジーであり、アフロカ大陸のアルタゴ公国を舞台に「アルタゴの五大竜」の謎に迫る。
原典とされるアドルの冒険日誌「アルタゴの五大竜」は『I』のマニュアルに記載されながらも長年ゲーム化されていなかったものであり、登場より22年を経てゲーム化されることとなった。『イースVI -ナピシュテムの匣-』の直接的な続編であり、時代は『VI』のおよそ半年後、アドルの年齢も『VI』と同じ23歳に設定されている。
2010年7月8日にPSP版が『RPGFan Feature-E3 2010 Awards』を獲得。

「Ys SEVEN」

『イースVII』の第1弾としてPlayStation Portable(PSP)向けに2009年9月に発表される。同日にはオリジナルドラマCDを同梱した「限定ドラマCD同梱版」も発売される。ファルコムにとって初となるPSP向けオリジナル作品であり、1995年の『イースV -失われた砂の都ケフィン-』以来、およそ14年振りとなるゲーム機向けのオリジナル作品。

プラットフォームをPSPとした理由についてファルコムの社長である近藤季洋は、PSPでの〈イース〉発売を望む声があったこと、今後ファルコムが家庭用ゲーム機にも本気で取り込んで行くことのアピールとして看板作品である〈イース〉最新作のインパクトを狙ったことを述べている。

『VI』から『イース・オリジン』まで用いられていたシステムを用いず、本作ではキャラクターも3D表示されるようになった。

基本的にはクォータービューではあるが、マップ移動中にカメラアングルが適宜移動するようになっている。反面、プレイヤーがカメラを操作することはできない。

本作ではジャンプが出来ないが、代わりに回避コマンドが用意されている。使用に制約は無い。

【対応機種】

PlayStation Portable(PSP)
Microsoft Windows(PC)

日本ファルコムがPSP向けに提供を決めた初のオリジナル作品

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