未だに20世紀最強馬としても名を挙げられる「ナリタブライアン」
あまりに強かったために幻想を抱いてしまっている競馬ファンも少なくない。ローテーションの問題や騎手の乗り代わりなど現役時代も話題が多かった。
8年という短い馬の一生を振り返ってみよう。

驚異的な強さを見せて三冠を達成したナリタブライアン。
誕生~デビュー前まで

早田牧場

大久保正陽 元調教師
主戦騎手:南井克己
ナリタブライアンと言えば、南井克己。
天才・武豊と乗り代わりの印象が強いが最初の17年間で1つも大レースを勝てず、後の12年間でGI を16勝した自分のことを、南井は「タマモクロスのような騎手人生だった」と振り返っている。

主戦騎手 南井克己
シャドウロールで能力が開花!!
ナリタブライアンはシャドーロールが印象深い。
当時、ゲームセンターにあったぬいぐるみにもシャドーロールが付いていた。

ナリタブライアンぬいぐるみ

シャドーロール
無敵の三冠馬~そして、有馬記念制覇
圧倒的1番人気となったナリタブライアン。
単勝配当110円は史上最低配当。従来の記録は1984年シンボリルドルフの130円。また単勝支持率は1973年のハイセイコーの66.8パーセントに次ぐ61.8パーセントだった。
前哨戦のスプリングステークスを快勝したナリタブライアン。
既に三冠馬誕生かと言われていたが、皐月賞も中山競馬場芝2000mのコースレコードタイムで優勝する。
前哨戦の京都新聞杯を2着と敗れたナリタブライアン。
一度叩いて、体調が上向いたと判断されたことや三冠達成への期待から抜けた1番人気に支持された。
前年にビワハヤヒデが記録したレースレコード及びコースレコードを0.1秒更新し、優勝する。
古馬と初対戦となった有馬記念。ビワハヤヒデとの兄弟対決とはならなかったが、ここでも一番人気。
女傑ヒシアマゾンに3馬身差をつけ、圧勝した。
現役競走馬の馬のたてがみを切ることは縁起が悪い?
1995年2月、『とんねるずのハンマープライス』に、関係者から提供されたナリタブライアンのたてがみ数十本が出品され、44万円で落札された。
その2ヵ月後、阪神大賞典を快勝したナリタブライアンに故障が発覚する。

ハンマープライス
ナリタブライアン記念館もありました!

ナリタブライアン記念館

懐かしのナリタブライアングッズはこちら!

ナリタブライアンZIPPO

ナリタブライアン☆キーホルダーぬいぐるみ

HORSE COLLECTION 限定フィギュア/ナリタブライアン

大久保正陽 元調教師のサイン