2016年は45周年!【5.シルバー仮面】

2016年は45周年!【5.シルバー仮面】

放映当時は視聴率的に振るわなかった「シルバー仮面」。近年「大人の鑑賞に堪えうる」と評価されてきています。この「シルバー仮面」も2016年で45周年です!もう一度「シルバー仮面」を振り返ってみましょう!


さて、「2016年は45周年シリーズ」ですが、今回は「シルバー仮面」です。
筆者は1971年は小学校3年生でした。
1971年といえば「帰ってきたウルトラマン」「ミラーマン」も同年で、特にミラーマンはシルバー仮面の裏番組だったのでなかなか視聴率的に苦戦していたようです。

シルバー仮面とは?

『シルバー仮面』(シルバーかめん)は、1971年(昭和46年)11月28日から1972年(昭和47年)5月21日まで、宣弘社と日本現代企画の製作により、TBS系で毎週日曜19:00 - 19:30(JST)のタケダアワーにて全26話が放送された特撮テレビ番組の題名、およびその劇中に登場する変身ヒーローの名称である。

【ストーリー】
光子ロケットの設計者・春日博士は、設計図を狙うチグリス星人によって殺害され、家も燃やされてしまう。そのさなか、博士の5人の遺児たちは父がロケットエンジンの設計図を何らかの方法で隠したことと、次男の光二にシルバー仮面に変身する能力(銀の力)を与えていたことを知る。
父の遺志を継いで光子ロケットを完成させることを決意した兄妹。光子ロケットを奪取して自らの宇宙制覇に利用しようとする宇宙人や、人類の宇宙進出を脅威に感じて妨害しようと暗躍する様々な宇宙人と戦い、出会う人々の無理解や冷たい視線にも耐えながら、父の協力者たちに会うために日本各地を旅する。(wikipediaより)

シルバー仮面

キャスト

「シルバー仮面」のキャストは実は一度白紙に戻され、柴俊夫が決定した時点で松尾ジーナ以外総入れ替えをしました。
当時子供だった筆者の目にはとても仲のいい本当のきょうだいのように見えていました。

●春日 光一(亀石征一郎 : 画面後ろ中央)
春日兄弟の長男、26歳。父の意思と研究を引き継いだ、優秀なロケット工学者である。父から白光銃を与えられている。どんな状況下でも、冷静な判断力を失わない。弟妹たちに対して時には厳しく接し、時には優しく見守るなど、彼らを大事に思う人情的な一面がある。

●春日 光二(柴俊夫 : 画面前左)
次男、23歳。本編の主人公。5人の中で一番体力があり、そのために父に改造を受け、シルバー仮面に変身する能力を得た。後に出会うこととなるリカに懐かれるなど、子供に好かれる一面を持つ。

●春日 ひとみ(夏純子 : 画面後左)
長女、21歳。設定では医大生。母親代わりとして兄弟妹の面倒を見ており、後に光二とともにリカの面倒も見ることになる。父から赤光銃を与えられている。レーダーを開発した秋山という婚約者がいる。最終話でベム5号に乗る予定だったが、「レーダー監視の役割を誰がするんだ?」と「婚約者を置き去りにするのか?」という光一の説得を受けて唯一人、地球に残り、ベム5号のレーダー観測をしながら兄達を見送った。

●春日 光三(篠田三郎 : 画面後ろ左)
三男、20歳。設定では大学生。猪突猛進な熱血漢で、度々無茶を行ってはピンチを招く。空手とナイフ投げが得意。宇宙人に殺された父を尊敬するあまり、全ての宇宙人を敵と見なして激しく憎んでいる。父から人間に化けた宇宙人を見分けるスペクトルグラスを与えられているが、巨大宇宙人が登場するようになった第11話以降は使用しなくなった。

●春日 はるか(松尾ジーナ : 画面前右)
末娘、18歳。春日兄弟のうち、彼女だけは血液型がO型である(他はA型)。特に対宇宙人用の装備は与えられておらず、体力的にも精神的にも弱い少女。そのあまりの打たれ弱さは逃避行を続けるうちに激しくなり、僅かな期間で心身共に限界を迎えた。結局、その身を案じた光一の配慮で、大阪東南大学の阿部博士の元に身を寄せることになり、第8話を最後に登場しなくなった。劇中では、第9話で殺人犯として春日兄弟を追っている刑事の台詞、および第10話の冒頭のナレーションでしか語られず、他に詳しい説明もなかった。
  (人物説明はwikipediaより)

シルバー仮面 春日5きょうだい

裏番組はミラーマン

「シルバー仮面」はTBS系で放送されましたが、フジテレビではその時間帯は特撮の名門・円谷プロにより「ミラーマン」でした。

「シルバー仮面」を製作したのは「日本現代企画」ですが、これは円谷プロから独立した技術者集団です。
いわば「本家と分家」で視聴率を争ったことになります。
実際の視聴率はどうなっていたのでしょうか。

『ミラーマン』は、1971年12月5日から1972年11月26日まで、フジテレビで毎週日曜日 19:00 - 19:30 に全51話が放送された特撮テレビドラマ作品、およびそれに登場するヒーローの名前である。

円谷プロダクションがウルトラシリーズとは異なる路線で制作した巨大ヒーロー番組。『帰ってきたウルトラマン』とともに第二次怪獣ブームの一端を担った。(wikipediaより)

ミラーマン

「特撮視聴率補完@wiki」よりhttp://www10.atwiki.jp/shichouseiko/によると

このように、視聴率ではとても苦戦したのです。

そこで、11話から「シルバー仮面ジャイアント」としてシルバー仮面が巨大化しました。

シルバー仮面ジャイアント

第11話から登場。身長50メートル、体重5万トン。シルバー仮面が、サザン星人に破壊された光子ロケットの光子エンジンから漏れたエネルギーを受け巨大化した姿。カラーリングだけでなく、等身大時は素肌が露出していた口の部分も口唇をかたどったマスクに覆われているなどの変化が生じている。また、光二の変身ポーズも変化し、両手を左右に広げてから降ろして「シルバー!」と叫んでから前方宙返りすることで変身する。
等身大時とは比較にならないほどの様々な武器や超能力を持ち、飛行も可能。目に録画可能なカメラアイを備えている。至近距離での核ミサイルの爆発にも動じない強靭な肉体を持つ(第23話)。
(wikipediaより)

シルバー仮面ジャイアント

結局、最後まで視聴率は上げられかったのですが…

主題歌「故郷は地球」

ここで、「シルバー仮面」主題歌「故郷は地球」に注目してみましょう。

そうなんです、作曲は歌謡曲の大御所、猪俣公章先生。

猪俣 公章(いのまた こうしょう(本名: きみあき)、1938年4月11日 - 1993年6月10日)は、日本の作曲家、作詞家。
経歴・人物[編集]
福島県河沼郡会津坂下町出身。開成高校、日本大学芸術学部音楽科を経て、古賀政男に師事。
森進一のデビュー作にして大ヒットとなった『女のためいき』(1966年)を作曲、その後も森に『港町ブルース』、『おふくろさん』、『冬の旅』などの大ヒット曲を提供する。
他にもテレサ・テンに『空港』、藤圭子に『京都から博多まで』や『女のブルース』、水原弘に『君こそわが命』、五木ひろしに『千曲川』を提供し、成功を収めた。
(wikipediaより)

猪俣公章

メロディラインがしっかりしてて、なんとなく哀愁を感じますね。
春日きょうだいの心情が表現されていると思います。

そして作詞はメインライターの佐々木守先生。

佐々木 守(ささき まもる、1936年9月13日 - 2006年2月24日)は日本の脚本家、放送作家、漫画原作者。

石川県能美市(旧根上町)出身、石川県立小松高等学校、明治大学文学部日本文学科卒業。明治大学では児童文学研究部に所属し、鳥越信、古田足日、山中恒、神宮輝夫らの児童文学研究誌「小さい仲間」の同人となる。その頃に書いた「児童文学における近代性への疑問 -- 児童文学者の戦争責任」[1](『小さい仲間』26号)「新美南吉『おじいさんのランプ』論」(『日本児童文学』通巻45号)などで注目をあびた。(wikipediaより)

佐々木守

ウルトラマンが好きな昭和キッズなら、この「故郷は地球」という言葉を聞いて既視感を覚えたのでは?

そうです。「ウルトラマン」第23話のサブタイトルが「故郷は地球」なのです。
この話に登場するのはジャミラ。有名すぎる怪獣ですよね。

「故郷は地球」
元々は、宇宙開発競争の時代に某国が打ち上げた人間衛星に乗っていた宇宙飛行士「ジャミラ」[2]であり、正真正銘の地球人であった。事故によって水のない惑星に不時着し、救助を待つ間に惑星の環境に身体が適応して皮膚が粘土質に変化した結果、ずっと欲していた水を不要として生きられる怪獣と化した。母国が国際批判を恐れて事実を隠蔽し、救助を出さなかったために見捨てられたことを恨み、復讐のために修理・改造して自由に姿を消す機能を搭載した宇宙船で地球へ帰還する。要人を乗せた旅客機を宇宙船で次々と墜落させるが、科学特捜隊に宇宙船の位置を見破られて撃墜され、その姿を現す。最大の武器は、口から吐く100万度の高熱火炎。
前述の適応ゆえに火には強いが、水が最大の弱点となっている。「ジャミラが元は人間だったという事実を公表せず、あくまでも『怪獣』として葬り去れ」というパリ本部からの命令を受けた科学特捜隊による人工降雨弾攻撃には苦しみながらも耐えるが、ウルトラマンのウルトラ水流には耐えられず、這いつくばって国際会議場の万国旗を潰し、赤ん坊の泣き声に似た断末魔の叫びを発して絶命する。
死体は科学特捜隊が埋葬して墓標を建てるが、イデ隊員はこの墓標を犠牲者(ジャミラ)に対する人間のエゴにすぎないと吐露している。

ウルトラマン第23話「故郷は地球」

この23話の脚本を書いたのも佐々木先生なのです。

wikipediaによると

とあるので、その思いをジャミラに託し、「故郷は地球」という言葉が先生のキーワードになったのかもしれませんね。

「シルバー仮面」の第一話のサブタイトルも「ふるさとは地球」ですし…。

ちなみに、筆者がシルバー仮面の主題歌「故郷は地球」で好きなフレーズは

「遠い宇宙のはてをみる だけどぼくらの故郷は地球」です。。

第一話は放送事故??

その第一話ですが、今ではときどきある演出手法ですが、「シルバー仮面」の第一話はプロローグが長く、6分強ありました。
30分番組の中での6分って結構長いです。

あまりの長さに、TBSには「放送事故ではないか?」と苦情・問い合わせが多数寄せられたとか…。

でもそれだけ佐々木先生は物語の始まりを大事にされていたということですよね。
ちなみに第一話、第二話の監督は実相寺昭雄。
なんと豪華なコンビでしょう!

松尾ジーナはどこに…

「シルバー仮面」を語る上で避けては通れないことがあります。
おわかりですよね。

末っ子・春日はるかを演じた松尾ジーナがわずか8話で降板したことです。
当時、松尾ジーナは売れっ子のモデルで、グンゼのパンストのCMは有名でした。
動画を探したのですが、CMそのものはありませんでした。
辛うじて、ジーナが歌う「気ままなジーナ」を見つけましたのでご覧下さい。

春日はるかは8話を最後に突然出なくなりました。
はるかがいなくなっても物語は進んでいきます。
簡単なナレーションですませてしまって、それを聞き逃していたらずっとわからないであろうという感じです。

松尾ジーナ本人は体調不良ということで降板したらしいですが、まあ…ぶっちゃけたまにこういうことはありますよね。

特撮の現場はかなりハードです。
本人も売れっ子モデルだったのでスケジュールの調整もできなかったのでは?と今になっては思いますが、そろそろ真相を知りたいですよね。
来年は45周年なのですから、この機会にどうでしょうか。

45周年を目前に改めて見てみたい「シルバー仮面」

今思うと「シルバー仮面」は大人でも見応えのある作品だったと思います。
シルバー仮面の造詣はスタイリッシュ、俳優さんたちもそれぞれ個性がありましたよね。
ストーリーも44年たった今でも子供っぽさを感じませんでした。

2006年には「シルバー假面」としてリメイクされましたが

オリジナルを当時のまま鑑賞するのもいいのではないでしょうか。

ぜひ、機会あったらご覧になってみてください。

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